作品の発表単位が、1作品1建築(1物件)なのは何故?

すいません。本当は色々と過去の作品発表状況を調べた上で書くべき内容なのはわかっているのですが、fbということや、日々思っていることを文章化して皆さんと共有する場だということでご了承ください。

先日、スキーマの長坂さんの一連の済州島でのプロジェクトを弊サイトで特集記事として掲載していた時に、このことを明確に意識する機会となりました。スキーマさんは済州島でのとある地域の開発に関わっておられまして、開発と言っても、更地にしてでかいビルを建てるのではなくて、隣接する空きビルなどに、そこにあった用途の店舗などをそれぞれ関連性を持たせつつ設計するということをやっておられて、長坂さんは、それらに関し、個別の作品としつつも、一連を通して「見えない開発」と呼んでひとくくりにしていたのですね。

僕は作品を構成しながら色々なことに思いを巡らせてしまうのですが、その時には、長坂さんの武蔵野美術大学の新校舎でのレクチャーを聞いたことを思い出していました。

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