世界の建築設計事務所のプレス活動事情
ふと思い立ったので、ぼくがメディア活動をする中で、コミュニケーションをとっている世界の設計事務所のプレス活動についてちょっと書いてみたいと思います。
書ける範囲で書きますので、固有名称は少なめになりそうです。
世界的に活躍する規模感の設計事務所から、アジアを拠点として世界に進出する事務所まで色々な事務所さんとやり取りしていますが、僕個人の感覚では、やはり活躍している事務所ほどプレス活動に力を入れている印象があります。
むしろ今の時代は、各種メディアやSNS名前を見ることが「活躍」の指標になっている状況があるので、プレス活動というものは非常に大事なんだと思います。勿論事務所規模によってかけられる労力や活動の規模はあると思いますが、その方向性をどう定めていくかという部分では参考になると思います。
ただ、予め言っておきますが、情報を敢えて出さない、露出を抑える、表に出る媒体を限定するというようなプレス活動・ブランディング方法もあって、どのようなスタンスをとるかは考え方次第と言ったところでしょうか。
さて、世界的に活躍する設計事務所の多くは、プレス部門があり、新作が完成した際、プロジェクトが表に出る段階等で、プレス各種にメールで通知するメーリングリストを作成して、日々情報を発信しています。 amazonとかでも毎日のようにメールが届きますが、このような地道なメールでの情報伝達は効果が高いのでしょう。
アーキテクチャーフォトではメールアドレスは公開していませんが、世界で活躍する設計事務所の中には、どこからかこちらのメルアドを探し出してきて、メーリングリストに追加し情報を送付してくるようになったケースもあります。驚きですよね。
プレス担当者からすれば、いくつの媒体に掲載されたことも実績になるのでしょうか。
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アーキテクチャーフォト後藤の思考推敲
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