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アーキテクチャーフォト後藤の思考推敲

アーキテクチャーフォト編集長が、単著『建築家のためのウェブ発信講義( http://amzn.to/2ESVm0N )』執筆以降に考えたことを綴っていきます。 日々の雑感や、建築…
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#ファッション

ファッション界隈の諸々

ファッション界隈を見ていると、現代では、コンテクストを構築してブランド価値を高めるのは当然として、そこに如何にユーモアを加えて(炎上のギリギリ一歩手前を攻めて)、バズらせたり話題を巻き起こしたりするスキルが求められていることがよく分かる。

実際に商品を見てみても、ハイブランドのカッティングは凄いけど、品質とか作り込みだけを比べたらユニクロの方が高いと感じることもある。

長く生きて、チャンスに巡り合う

ちょっと、今日は僕が建築とは別に興味を持っているファッション分野での気づきを書いてみたいと思っています。

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ぼく自身がその動向をベンチマークしているコムデギャルソンという企業・ブランドがあるのですが、そのお店での気づきです。

今、青山の旗艦店で、peter forsterというアーティスト・デザイナーの作品(ジュエリー)が展開されています。
その作品はガラスやステンレスワイヤー等を材料

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コムデギャルソンのビジネス的側面。

90年代に青春を過ごしてしまった影響は僕にとってすごく大きいものです。あの時代にはユニクロは今ほど大きくなかったし、裏原ブームやフルーツ等の原宿ファッションムーブメントを通過した我々にとって「ファッション」というのは、今の時代の若者とはちょっと違った特別なものでした。ある種のアイデンティティーをそこに投影するものとでも言いますか、、、、。

今でもコムデギャルソンの動向はチェックしているのですが、

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グレーゾーンを攻めるという戦略・戦術

グレーゾーンを攻めるという戦略・戦術

今日も、有料ノートですので、ざっくばらんに書いてみたいと思います。

まず、最初に言っておくと、ぼくはこの「グレーゾーンを攻めるという戦略・戦術」に否定的です。法令を遵守したうえでその規制を逆手に取ったり、ハックしたりしてイノベーションを起こしていくことが素晴らしいと思っています。

しかし、世の中の感覚と、自分の感覚は常に一致するとは限りません。
世の中を見渡すと、果敢にグレーゾーンを攻めていっ

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自分の好きな分野を定点観測して学ぶという事。

自分の好きな分野を定点観測して学ぶという事。

こんにちは。
後藤です。

以前から、何か興味のある分野を定点観測して、その背景や理由を想像することから、かなりの学びを得ることができる。と書いてきたと思うのですが、今日はぼくがかなり前から行っているユニクロUの製品に関する定点観測を例に書いてみたいと思います。

ユニクロUは、皆さんご存知の通り、エルメスのディレクターも経験したクリストフ・ルメール率いるデザインチームが手掛けるラインです。調べる

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