【雑記】ITエンジニアの呪縛から解き放たれたいけど、できない。でもやっぱりもうITエンジニアは疲れたんだ。
こんばんは、リマークスです。いつもこんにちはですが、この記事を書いているのが夜なので「こんばんは」にしてみました。この記事を読んでいるあなたはレア挨拶に出会えましたね。
私は新卒から今までずーーーっとITエンジニアのキャリアを一貫して積んできました。なんなら専門学校の学生時代からOJTとして現場に入らせてもらっていたんで、約20年くらいこの業界にいます。
客先常駐の運用監視から始まり、サーバー保守業務、社内SEと着実にキャリアアップをしてきました。が、そろそろ私の正体が職場にバレてきました。
何がバレたのかって?
キャリアを積んでいる割には相応の知識も経験もない「ポンコツおっさん」だと。
今の職場、入社してから数年はニコニコ笑顔で「ここはこうだからこうしようか?」と教えてくれていた上司、ここ最近は「ここはこうですか?」と聞いても「違う!!ここはこうでしょ!!」とへの字顔で指摘してきますからね。
いくら業界に長くいようが、いくらキャリアアップで年収を上げようが、いくら年齢を重ねようが、私には致命的に足りない部分があるんです。
「向上心」と「勉強」です。
あー、自分で書いてても耳が痛い。耳どころか心も痛い。ついでに腰も痛い。さらに耳の裏も臭い。(気がする)
IT業界は日進月歩、その進化の速度についていかなければなりません。現在の流行、今後の動向に対して常にアンテナを貼り続け自身のスキルを含めたアップデートをしなければならないのです。
例えば今はAWS(Amazon Web Services)を始めクラウドサーバーが当たり前になっている時代なのに、いつまでも「サーバーはオンプレミス(物理サーバー)しかわかりませーん」なんて言ってるようなものです。
クラウドサービスなんて今や消費者ですらiPhoneのバックアップ等で当たり前のようにわかっている時代です。ITエンジニアとして飯を食っていく以上、消費者レベルの上をいく速さで情報やスキルをキャッチし、咀嚼しないとやっていけません。
さっきから「しなければならない」「やっていけません」と書いていますが、間違いなく「Want(希望)」ではなく「Must(必須)」です。実際に現場で働いて見ると感じますが、ITエンジニアにとってそれ(Must)は当たり前すぎて意識高い系と揶揄される存在ではないんですよ。
さて前置きが長くなりましたが、筆者は「向上心」と「勉強」をしてこなかったから、ポンコツエンジニアとなってしまった訳です。
自業自得ですねw
「なんで向上心も勉強もしてこなかったの?」
突然ですがITエンジニアって鬱になりやすいんですよ。納期に追われたり、膨大な仕事量を振られたり、自身のスキル以上の仕事を頼まれて負荷がかかりやすい環境になっています。
私の場合は日勤と夜勤の繰り返しで自律神経が乱れた結果、鼻血が出たり、吐き気を催してえずいたので退職し5年くらいニートしていた経験があります。正確には働きたくても働けなかったのでニートの定義からは外れますけどね。
だからまたIT業界に戻ってきて最近、適応障害を患った現在に至るまで「よっしゃあ!あの時の遅れを取り戻すぜぇ!」とはならず、「またあの時のようになりたくない」とブレーキがかかってしまうようになってしまいました。今にして思うと知識という鎧を身につければ自信へとつながり、ポンコツエンジニアから凡夫エンジニアになれたかもしれませんね。
「そもそもなんでずっとIT業界にしがみついての?」
indeedなどの求人を見ていれば嫌でも他の職種と比較できるのでわかると思いますが、月給が10万、下手すると20万円以上、下がることがざらにあるんです。ここでようやく「ITエンジニアの呪縛」のタイトル回収になります。
ITエンジニアを辞めて他の職種に行きたい!
だけど他の職種だと一気に収入が下がる。
今まで気づいてきたキャリアを棒に振って一からやりなおすと、平気で年収100万円くらい下がってもおかしくないんですよね。ここまで積み上げた生活レベルを下げたくないし、まだまだ人材募集しているしITエンジニアを続けるか...となります。
それくらいITエンジニアはずーーーーーーーっと不足しています。男性7,000円、女性は無料の婚活パーティーの女性くらい足りていません。
だからなのかindeedの求人で下記のような内容を目にしませんか?
IT業界未経験でもOK
PG(プログラマー)、SE(システムエンジニア)を目指せます
頑張れば年収800万円も可能
この求人を見て「うわーい!ぼく未経験だけど年収800万円めざしちゃお♪」なんて夢見て求人に応募するのは辞めたほうが良いです。未経験から800万円に到達するまえに精神が病んでしまうに500ペリカ賭けます。
まぁ、そんなわけでITエンジニアという正面だけ鎧を着ていて後ろから見ると裸のポンコツおっさんは何者にもなれずに苦しんでいますよと。ITエンジニアを目指している若者がこれを見ているかはわかりませんが、「俺みたいになるなよ!」じゃあ、ABAYO!!