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【危険度MAX】ミックスボイスの練習をしすぎると歌が下手になる理由〜高音は声帯閉鎖だけではない〜


全国区のボイストレーナーイチです。僕のメディアでは、低音男性の悩みの9割が解決できる理論&トレーニング法を発信しています。


今日は「ミックスボイスの練習をし過ぎるとおこること」について、3つの症状を解説していきます。


いやー。。これになっちゃう人、実はかなり多いです。実に95%の人が該当。

ちなみに独学時代の僕もこれに該当してました笑 


その当時は自分で気づけないというか、高音発声に対してスリリングになってるので自殺行為だということに気が付けなかったんですよね。


・目指している声から遠のいていく

・発声がどんどん崩れていく

・声のコントロールが効かない

・歌声というより、高音を当てるゲームをしてるみたい

・叫んでも音程を当てたくなる病


というような状態に陥ります。

またあなたに今回の記事をみて欲しい理由は以下の通りです。


・発声を整えるだけで高音域のパフォーマンスも間接的にupするから

・ミックスボイスの練習は、ミックスボイスだけではないから。

・むしろ逆に、ミックスボイスの練習をし過ぎると歌が下手になるから。


どういうことかこれから解説をしていきますので、今のうちにスキ、いいねをよろしくお願いします♪それではレッツゴ!


【ミックスボイスの練習をしすぎると起こること3選】

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①いい声を失う(あなたの声の旨み成分)

②滑舌が悪くなる

③ハスキーorハイラリになっていく


①いい声を失う


1つ目は「いい声を失う」という点です。

抑えておいて欲しいこととして、誰でも彼でもミックスボイスを習得すれば、今よりいい歌声になるとは限らないということ。


人の声には必ず「聞いていて心地いい音域」というものがあります。簡単にいうならばその人の長所であり、武器となる声の旨み成分です。


ちなみに僕の場合はE4〜HiB付近。ここが旨み成分です。

それ以上上の音域にいくと声質が変形してしまいキーは当たっていても聴き心地がよくなくなってきます。


あなたにも誰ででも、生まれ持った素の状態、バランスというものがあると思います。

つまりこのバランスを極端に崩してまで高い音域に臨むことは、あなた本来の良さが失われてしまう可能性がある、個性が消えてしまう可能性があるということを抑えておいてください。

※ここについての改善策は記事の最後に書きます。


②滑舌が悪くなる

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2つ目は滑舌が悪くなりやすくなる。という点。

舌根という筋肉が硬くなると舌の機能が低下し人間の滑舌は悪くなるのですが、抑えておいてくださいね。

高音域というのはこの舌根にも非常に力が入りやすくなります。


つまり安定した基礎発声、、、

地声や裏声発声の段階においてこの舌根の脱力をしておかないと高音域で必ず滑舌が悪くなるか、満足いく発声にならないかのどちらかになります。


★★舌根と甲状舌骨筋の違いについて 

ちなみに喉のポジションをあげてくれる筋肉として甲状舌骨筋という筋肉があります。ネイネイエクササイズや鼻声系のトレーニングはこちらの筋肉が中心に使われるのですが、過剰に使われと舌根も硬くなってしまいます。下記の図をダウンロードして確認してみてください。

舌→舌根→舌骨→甲状舌骨筋→甲状軟骨(喉)というように、舌根と喉は間接的につながっています。

つまり極端な高音練習で喉を引き上げすぎることはあなたの基礎発声を崩してしまう可能性があるということ。


ここちょー大事です。必ず肝に銘じておいてくださいね。


③ハスキーorハイラリになる


最後はハスキーになる、もしくはハイラリになるという点です。

①と②を残したまま高音発声を続けることで喉の筋肉のバランスが崩れると以下のようなことが起こります。


・呼気が漏れ、声帯閉鎖が外れやすく地声感がなくなる(ハスキー)

舌骨上筋群に依存した苦しい高音発声になる(ハイラリ)


実はここまで症状が進行するとデメリットだけでなくメリットもあるんです。それは「一時的に高い声」が出しやすくなるということ。

独学や感の良い人であればここまでは到達することが可能です。実際過去の僕も独学時代にこの3番まで無理やり到達し、高音域に関しては確かに幅が広がりました。


が、良い歌声、息の長い発声とはほど遠くなりました。


力ませて、固めて、声を固定するので筋肉の調子がわるければまったく声が安定しません。

高音域どころか中高音ですらも「苦しく聞こえるよ」と言われる日々が続いたこともあります。



【うまくいけば吉、悪くいけば凶】


ミックスボイスの練習をすることは「音域を伸ばす」という点では有効です。ですがそれ以外のあなたの「声質」という武器であったり、滑舌、聞こえ方といった声の要素を逆にマイナスにしてしまう可能性も秘めている。

これが今回、僕がお伝えしたかったことなんです。


じゃあどうすればいいのかなんですが改善策は実は、山のようにあります。


【基礎発声を身につける。が心】

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一番手っ取り早いのが、基礎発声を身につけてその上でミックスボイスを成立させることです。

すべてを捨ててまで高音域にフォーカスすることはただの自己満足です。それはまだ、本物のミックスボイスではありません。


少なくともプロの方たちはこの基礎発声が安定したうえで高音域を発声しています。だから楽に良い声で、響かせながら高音が出せている上、歳を重ねるごとに深みが増していってるのです。


それに気づいてからは僕も基礎トレーニングを毎日行っていますが、これを行うことで声質、滑舌、ミックスボイスのクオリティが毎年確実にレベルアップする実感を得られています。


こんなことは過去5年間ボイトレをしてきて、一度もありませんでした。「ここが自分の成長限界なのだろうか・・」と凹む時期もありましたし、一度は歌をやめようとさえ思いました。

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ですがこんな自分にもまだ先があるんだ!と知って以降・・なんと上達が止まらなくなりました笑

なので僕の発信はそんな新鮮なノウハウを、厳選してお届けしていきます。ぜひ引き続き要チェックをよろしくお願いしますね♪


この基礎発声については引き続きRemakeVoice限定メルマガで解説していきます。毎朝6時、20時を楽しみにしていてください♪

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!


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