【高音アッポッジョ】ミックスボイスの正しい感覚は「一体感を感じるか否か!」
全国区のボイストレーナーイチです。
本日のテーマは「ミックスボイスの感覚は一体どんな感覚か⁉︎」
についての徹底的な深掘り記事でございます。
このブログを最後まで読んで欲しい方としては、
・地声と裏声をつなげたい方
・がしかし、それがまだ成功できていない方
・自分の発声が果たして合っているのか⁉︎知りたい方
・プロのような質の高い発声を求めるあなた
・力みや喉締めを取りたいあなた
になります。
実際感覚を言語化するのは難しいので個人的な解釈も今回入ってしまうのですが、
大事な柱の部分を1つずつまとめた上で、以下の4つを守れてたら=合ってるOk!という形でミックスボイスの感覚を言語化していこうと思います。
【ミックスボイスの感覚とは】
まず個人的なミックスボイスの感覚ですが、
顔の前後上下に声の張力感と維持力を感じる
が僕の結論です。笑
低音から声を張ったまま高音域に上昇していくと、必ずどこかの音程でA「声質の変化」やB「体感的な苦しさ」C「ブレイク(裏返り)」を感じ上記の定義が崩れるかと思います。
Aで起こりがちな症状としては「高音にいくにつれてキンキンする」「高音が張り上げ感があり不安定」のどちらかかなと思います。
この場合ミックスになっていてもまだ改善の余地がある「力みの残ったミックス」と捉えましょう。
Bで起こりがちな症状としては「重く高音が上に抜けていかない」「喉の奥が持ち上がる」「声がとにかく張りづらい」などかなと思います。これを放置し続けると地声裏声ともに出しづらくなっていくので今すぐ力み発声を止めるつけましょう。
Cが出てしまった場合はミックスボイス失敗です。地声と裏声の質を最優先に向上させましょう。ですが少し薄くなってしまう等であれば裏声ミックスの可能性があるのでOkとします。
あなたがもしC3〜HiC以上までを、一本の「あ」で繋げられており、かつ今回僕が提示した
前後上下に声の張力感と維持力を感じる
がプラスアルファで感じられていればほぼミックスボイスで間違いないかなと思います。
【ミックスボイスは“散策”ではなく“産物”として芽生える】
大前提として抑えて欲しいのですが、ミックスボイスは魔法の発声でも高音が楽に出る便利なツールでもありません。
あなたのもつ地声発声、裏声発声の筋肉的な産物がミックスボイスなので、地声と裏声がしっかり出せない方はミックスボイスをまず考えてはいけません。
大切なので何度も言い換えたり言い直したりしますが、
大体の方がミックスボイスの感覚を探している間に無意識に力ませたり喉締める癖がついちゃってるんですよね。。。そうでもしないと今のあなたの地声と裏声のパーツでは張力と維持を共存させられないからです。
なので感覚を探すのは危険だということを抑えておいて欲しいですし、感覚を探し続けるよりも準備万端にパーティーのレベル上げをしてから旅に出ましょう。
地声と裏声でABの症状が発声する人は必ずミックスボイスでもABの症状が起こりますし、
力みやバランスの傾きをほっといたまま高音開発を進めるとそのポジションで未完成の声区融合が固定化されてしまい、柔軟な発声が後々できなくなるので注意してくださいね。
ここを守れれば必然と張り上げや喉締めミックスには100%なりません。
【安心安全保証。感覚発声4選】
以上のことを踏まえまして、初心者や悩める低音男性におすすめのトレーニングの際のルール4選を紹介しておきます。
最後には今すぐできるトレーニングメニューをお配りするのでまずは以下の4つをマインドセットにして今後忘れないようにしましょう。
①地声裏声は慎重に開発せよ
②体で支える(アッポッジョ)の優先順位を上げる
③持続性がある声を出す(張力バランス維持)
④高音は地声の延長線上で張る(裏声も同様)
①地声裏声は音域のゴールをひとまず指定します。
地声はA2〜G4。裏声はF3〜HiG
をまずその日出せるかチェックしましょう。
もしこれが出ない、力みが苦しいとなった場合はまだミックスボイスの開発や高音中心の歌唱は難しいので、以下のPDFを参考にまずは基礎の土台を今日から作りましょう。
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②のアッポッジョとは、喉頭での不要な抵抗を増やすことなく肺が収縮する速度を落とすことができるテクニックです。
アッポッジョの語源であるイタリア語のappoggiareは、「寄りかかる、連携する、支える」という意味の動詞です。 アッポッジョでは局部的な「喉の力み」を、身体全体の「支え」に分散させます。
いわば腹式呼吸や呼吸筋、横隔膜といった支え系に関するものでアッポッジョを開拓できます。呼吸系のトレーニングも「最速上達」に含まれていますのでぜひ参考にしてみてください!(12月31日までの年内期間限定で無料プレゼント中です)
③持続性がある声を出す(張力バランス維持)についてはロングトーンを低音地声、中高音裏声で安定させることでかなり強化できます。
もうカンの良いあなたは気づいたかと思うのですが、これらの土台はすべて連動しており、この土台が「ミックスボイスの感覚」を芽生えさせることに直結しています。
発声の際というのは一気に40種類程度の筋肉が同時に動き出します。ですのでこれらのコントロールを「どれか1つに絞って鍛える」というのはほぼ不可能なんです。
であればどうするか、
=もっとも大切な大枠から整えていくのです。
発声において必要なのは喉ではなく身体全体でささえること
ミックスボイスに必要な地声と裏声を柔軟に幅広く作ること
僕の経験上これらができる=約40種類の筋肉のうち約8割程度はある程度支配できる人になったという認識でいいかと思います。
ミックスボイスは先ほどもいいましたが産物なので、この支配率の高い人であれば「え。。これミックスなの⁉︎」というレベルで勝手にミックスボイスを習得しています笑
④高音は地声の延長線上で張る(裏声も同様)については以上のすべてを踏まえて、パーツを持っていないのに、楽しても出ないですよ〜というのを知るために定めたルールです。
まとめるとミックスボイスを体得している人は
前後上下に声の張力感と維持力を感じたまま、一本化がC3〜C5以上ででき、
①地声裏声②身体を使った発声③発声の維持④地声から入れる
というルールを必ず守れています。
もしどこかに不安要素があったり、まだここは弱いな・・という方はそこをボイトレで埋めていけばいいだけです。
先ほどもいいましたが40種類の筋肉すべてを支配しようと考えるよりも、外堀から必要なものを埋めていけば自動的に「ミックスボイスの感覚が産まれる」と抑えておいてください!
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では!