トレーナーを目指す学生必見「スポーツトレーナーになるためには?」
noteを御覧頂きありがとうございます。
テニス・ソフトテニス専門トレーナーとして兵庫県西宮市を拠点に全国で活動する
ReMake代表のこもりん(@TennisATkomorin)です。
今回の記事はスポーツトレーナーを目指す上で事前に知っておきたい情報について纏めてみました!
昨今注目を集めている人気の高い職業の一つにスポーツトレーナーがあります。
スポーツの人気も年々高まっており、メジャースポーツのみならずマイナースポーツの競技人口も増えてきております。
又競技スポーツのみならず、スポーツジムやヨガスタジオなど幅広い年齢の方々が運動の必要性(健康や病気に対する予防医療)を感じる時代となりました。
そんな中、スポーツを影で支える仕事スポーツトレーナーの需要が高まってきているのも実情です。
是非スポーツトレーナーを目指す学生の皆さまのお役に立てれば幸いです。
本noteを読んで頂くことで
●スポーツトレーナーってそもそもどんな仕事なのか?
●どうすればスポーツトレーナーになれるのか?
●スポーツトレーナーに必要な資格はどんなものなのか?
学んで頂くことが出来ます。
※記事を読んで良いな!と思ったら
是非感想を付けてRTして頂けると嬉しいです😆
私の詳細はTwitterやInstagram、ホームページを見て頂ければいいのですが、お忙しい方のために纏めるとこんな感じです。
▶アスレティックトレーナー7年目(累計30000名以上のクライアントを指導)
▶整形外科に5年勤務し、整形疾患(ケガ)に対するリハビリを指導
▶テニス・ソフトテニスに限定し全カテゴリー(小-大学生・実業団・プロ)の選手を対象にチーム・個人契約をし指導にあたる
▶指導者専門家対象にトレーニング技術を全国で教えている
▶SNSを活用し、テニス・ソフトテニスに必要なトレーニングの知識を配信
▶パーソナルトレーニングジムPilates & Conditioning Lab ReMakeを開業し
経営者としても活動
▶テニス・ソフトテニスで活躍する選手が「痛みやケガなくテニスが出来るよう」に講習会やオンライン上で学べるプラットフォームを作っている etc…
※2021年5月現在
ざっくりこんな感じです。
※本noteは随時更新・バージョンアップを行います。
【更新履歴】
●2021年5月 初版リリース
👇執筆者「こもりん」が現在のトレーナー活動までどうやって働きかけたか👇
知りたい方はこちらもご覧ください♫
スポーツトレーナーってどんな仕事?
スポーツトレーナーとはスポーツパフォーマンスを最大限に発揮できるよう選手をトータル的にサポートする仕事になります。トレーニング指導やケガ予防のためのコンディショニング指導、ケガの応急処置が基本業務になります。
基本的に無資格でも仕事は可能ですが、就職先の採用条件(例:プロ野球/Jリーグなど)や現場によっては治療やリハビリを進めていく上で直接選手を触らなければならない為、現在は医療系の国家資格も保有しているトレーナーが多いです。
※1医療行為
医療行為とは人の傷病の治療・診断または予防のために医学に基づいて行われる
行為で、原則として医師の資格をもつ者のみが行うことになっています
(医師法17条)。
※2医業類似行為
マッサージ・リハビリテーション・理学療法などの医業類似行為については、法律による公的資格制度があります。公的な資格をもたずにマッサージなどを行い事故が生じた場合、資格を有していなかったことについて責任を問われることがありますので注意を要します(医療資格各種に対する法律)。
スポーツトレーナーの業務内容
スポーツトレーナーの主な業務内容は以下の3つに分けられます。
●応急処置・リハビリ
選手が怪我をした際にケガを評価し止血や搬送、アイシングなど適切な処置をします。心肺停止・呼吸停止の選手がいた場合は心肺蘇生法や救急車の要請など救急隊が来るまでの1次救命処置を行います。リハビリに関しては原則ドクターの診断指示の下、競技復帰に向けた徒手療法やストレッチ、トレーニング(運動療法)を指導します。
●トレーニング指導
選手の競技技術や競技パフォーマンスを高めるよう、選手個々の目的状況に合わせたトレーニングメニューを立案し指導します。可動域向上を図るモビリティエクササイズ、体幹や四肢の使い方を学ぶモーターコントロールエクササイズ、筋力やパワーの強化を図るストレングストレーニングなど基礎的なトレーニングから各競技に即した応用的なトレーニングを指導します。
●コンディショニング
重要な試合などピークパフォーマンスを高めるために「身体面」「環境面」「心理面」などパフォーマンスを向上させるすべての要因を加味し、選手が何の不安もなく競技に集中し望めるよう、選手の健康管理や身体の調節を行います。エクササイズ指導だけでなく食事や睡眠、精神面のサポートも同時に行います。
図1:トレーナーの役割 -業務内容-
スポーツトレーナーの種類・必要な資格
スポーツトレーナーは前述の通り無資格でも行える仕事なのですが、医療行為やトレーニング指導を行う上で、解剖学・生理学・運動学やスポーツ医学など幅広い分野の知識や指導技術を選手には求められますし、プロフェッショナルとして対価を得て仕事をするのであれば下記資格を保有しているほうが社会的な信頼にも繋がります。
先ずはスポーツトレーナーとして働く上で有利になる資格、そしてそれぞれの資格の特徴を知る必要があるでしょう。
スポーツトレーナーを雇う上でも必要な情報ですので指導者や保護者の皆さまも
是非参考にして下さい。
●アスレティックトレーナー
スポーツ現場で選手が怪我した際に応急処置やケガの評価、復帰までのリハビリ手順を作成指導、健康管理やケガ(外傷障害)予防のためのコンディショニングを行うこと業とする者。主にスポーツ現場で働く。スポーツトレーナーの中で最も認知度が高い資格。
●ストレングストレーナー
スポーツ選手を対象にウエイト(筋力)トレーニングなどを用いてパフォーマンスの向上を図る専門職。主にスポーツ現場やフィットネスジムで働く。ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチと呼ばれることもある。
●理学療法士
理学療法士の医療系国家資格を持ち、医師の指示の下「理学療法(治療や運動療法、物理療法など)」を行うことを業とする者。スポーツ現場では主にリハビリの初期-日常生活までのリハビリに関わる事が多い。主に整形外科で働く。
●鍼灸師
はり師きゅう師の医療系国家資格を持ち、鍼や灸を用いて治療を行うことを業とする者。主に鍼灸整骨院で働く。
●柔道整復師
柔道整復師の医療系国家資格を持ち、打撲、捻挫、骨折、脱臼などの各種損傷に対して回復を図ることを目的に施術を行うことを業とする者。主に整骨院で働く。
それぞれの資格に応じて選手との関わり方(リハビリ指導に関わるのか、パフォーマンス向上のトレーニングに関わるのか)が異なってきます。
以下の図はトレーナーの役割を模式図にしたものになります。
図2:トレーナーの役割 -資格と業務-
プロ野球などトップチームになれば役割を分業し他業種連携で1人の選手を診ることもありますし、マイナースポーツや部活動などは予算の関係などで1人のトレーナーが複数の役割を担い選手を診るケースもあります。
また参考までに2018年に日本で活躍するトレーナーを対象に実施された調査結果が有りましたので数点ご紹介します。
「第一回日本のトレーナー実態調査」集計報告書 公益財団法人日本スポーツ協会より引用
スポーツトレーナーとしての働き方
スポーツトレーナー(アスレティックトレーナー)はカリキュラムからも分かる通り様々な分野で働くことが出来る、万能型な職業になります。そのため就職先や収入面は多岐にわたります。
●プロチームのトレーナーとして働く
●プロ選手と個人契約を結びサポートする
●学生の部活動や地域のスポーツチームで働く
●大手フィットネスやスポーツジムで働く
●派遣会社に登録して依頼先でトレーナーとして働く
●整形外科や鍼灸整骨院で働く など
こちらに関しても「第一回日本のトレーナー実態調査」集計報告書に興味深い結果が記されていたのですが
「第一回日本のトレーナー実態調査」集計報告書 公益財団法人日本スポーツ協会より引用
スポーツトレーナーとしてフルタイム(有償)でトレーナー活動をされているのは全体の20%しかいないという点です。多くの方が本業(チームと複数契約したり整骨院や整形外科、パーソナルトレーナーとして活動)しながら、副業としてチームと関わっているケースが多いようです。
スポーツトレーナーを目指す進路
スポーツトレーナーを目指す上で特別な資格は不要ですが、選手の身体を預かり且つ対価を得る上でカラダに対する医科学的な知識や技術は身につけてなければいけません。確かな知識や技術を学ぶためにもトレーナー養成校(大学や専門学校)に進学することをお勧めします。
「第一回日本のトレーナー実態調査」集計報告書 公益財団法人日本スポーツ協会より引用
又マッサージや医療行為など選手を直接触る場合は医療系の国家資格を保有しておくと、就職やチーム契約の際に有利に働くことがあります。現在はダブルライセンス(トレーナー+医療資格を同時に)取得できる養成校が増えているので是非調べてみて下さい。
さいごに…
スポーツトレーナーは選手のカラダをトータル的にサポートする重要な職業になります。表舞台に立つことは中々有りませんが、選手の活躍や成長していく姿を間近で見ることができ、本当にやり甲斐のある職業です。
しかし資格を取得し養成校を卒業したからといって、直ぐにスポーツトレーナーとしてのキャリアをスタートできるわけではありません。資格はスポーツトレーナーとしてのスタートラインであって、プロ選手やプロチームなどスポーツ現場で働けるのはほんの一握りのトレーナーです。
学業に励むのは当たり前、挨拶や課題の提出(基本的な業務)など人として当たり前の行動を当たり前に、与えられた仕事に対しては真摯に取り組み実務経験を積むこと、外部セミナー(勉強会)などで人脈を広げていくことで自身の夢描くトレーナー像に近づくのではないでしょうか…
夢や目標を諦めることなく何事も真摯に取り組みましょう!
これからも貴方に有益な情報が届くように、頑張ってこのnoteの質を高めていきますので、今後とも宜しくお願い致します。
また本noteが良いと思われた方は是非SNSにて投稿掲載(リツイート)して頂けると幸いです。
ご質問等があればお気軽にTwitterのDM(@TennisATkomorin)へお問い合わせください。
もしこの記事があなたのお役に立てたという実感がありましたら、ぜひサポート機能で投げ銭をお願いします!投げ銭は以下の“サポート”というボタンからできますのでぜひ♪
サポートとっても嬉しいです!!ご支援いただきありがとうございます。いただいたサポートは、今後もnoteの発信に活用させていただき、より良い情報を皆様にお届けします!今後とも宜しくお願いします。