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名盤散策|FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-

FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-
LINDBERG

kentaro fujitaの記憶に残るアルバムや曲を巡る名盤散策のコーナー。このnoteで多く語ることになる、サザンオールスターズではなく、実は他のアーティストの影響も強く受けている。セールスとしての記録よりも、個人的な記憶重視で話したい。

今回は、リンドバーグ(LINDBERG)さんのアルバム『FLIGHT RECORDER』を紹介。

リンドバーグは、友人KK氏が好んで聴いてて、最新作が『LINDBERGⅢ」(1990年4月)のリリース直後に聴かせてもらった。(今回、改めて聴いてみて思い出したが、)当時、彼とハマったのは、「YOU BE LONG TO ME」であった。CM曲であったため、何度も繰り返して聴いた。しかし、サビ以外の記憶はなかったが、この時代の曲だととても感じる。もちろん、Ⅲ時点だったため、全曲追いついていた。後に、今回紹介のアルバムの1曲目に入る「LITTLE WING」や「今すぐKiss Me」も入っている。
その当時のKK氏の部屋のことを思い出すのは、2曲目「RUSH LIFE」である。朝6時に起きてテレビを見たらいいことあるのかと真面目に考えたり、わくわくするロックであったこと、その当時らしいロック(1980年代か)でもあり、今聴き直すと、まだボーカリストとして成長段階であったのかと思える。もちろん、いい意味で走っている。

田舎すぎて世の中の流行は当時分からなかったが、『LINDBERGⅣ』(1991年4月)のリリース前で、まさに革命前夜のような状態だった。
Ⅳで完成されたアルバムがリリースされ、LINDBERG熱は冷めてしまった。

その後、誰も共感してくれたことのない名曲、「Magical Dreamer」(1992年11月)は、当時、NHKで放送されていた「ヤダモン」の曲と調べると出てくるが、この執筆するまで、砂の妖精サミアどんと勘違いしていた。同時に収録された「この空にちかって」は、私は2010年に同名タイトルで執筆した(作品集『GROUND』に収録)が、完全にこの曲をイメージ(オマージュに近い)しながら書いた。

さて、今回紹介するアルバムは、初のベストアルバムと記録はある。wikiをたどっても仕方ないが、1曲目の「LITTLE WING -Spirit of LINDBERG-」からグイグイと引っ張っていくのは、私のオリジナル作品集の1作目でもやる手法だ。副題の「Spirit of」は何度か使用したことがあるが、本当に大切にしたい作品で「LITTLE WING」のような作品につけた。過去に、「Dreaming -Spirit Of DOC-」と「dear song -Spirit of kentaro fujita-」で使用した。このバージョンは、サブスクでは『SUPER BEST』で聴くことができる。特に好きなところは、2分40秒からの無音のまま「夢見る重さに」と歌うところ。

1995-1996年のDメロで大きな字で書いていた部分は、この影響によるもの。そして、曲間なく「今すぐKiss Me」に続く。4曲目の「BELIEVE IN LOVE」も5曲目の「HAPPY BIRTHDAY」も前奏が違うバージョンであり、勢いがあり、ほとんどの曲は元アルバムのクオリティを超えている。
また、「さよならBeautiful Days」は当時、なんだこの繰り返しはと思ったが、ビートルズのリスペクトがあるのかと今さらながら感じた。説明したバージョンはともに『SUPER BEST』のバージョンを参照してほしい。

ここで、収録曲を振り返りたい。ぜひ、オリジナルアルバムではなく、ベスト盤からプレイリストを作成してもらいたい。

1.LITTLE WING
2.今すぐKiss Me
3.JUMP
4.10セントの小宇宙(ゆめ)
5.SILVER MOON
6.BELEAVE IN LOVE
7.HAPPY BIRTHDAY
8.I MISS YOU
9.恋をしようよYeah Yeah!
10.さよならBeautiful Days
11.Over The Top
12.CRAZY DIAMOND
13.Dream On抱きしめて
14.MINE

FLIGHT RECORDER

アルバムで大切なのは、題名の並び順だと思う。
音楽でも詩でも、流れはあるが、本作の並べ方は、とても参考になった。
音楽を詩に載せることはできないが、音楽は聞こえなくても、漢字とひらがなの比率とか、言葉の繋げ方でスピード感は見える。元々、作品集『GROUND』のX編を『FLIGHT RECORDER』という名前でリリースしようと考えていた。

また、本執筆後、プレイリストとして簡単な振り返りをしたのでぜひセットして聴いてもらいたい。
リンドバーグ、初期の元気なロックを感じることができるだろう。


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