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Re:01 Remake easyにかける想い

はじめまして


今、Remake easyで初めてnoteを書いています。
CEO/プロデューサーの林巨樹です。
はじめましての方も、いつもRemake easyを利用してくださっている方も、よろしくお願いします。

このnoteは毎月変わる季節のパフェや素材について、農家さんから作り手のパティシエの想いを言語化してお伝えできればと思っているのですが、それ以外にもチャレンジしている取り組みのお話や、Remake easyに関わるスタッフなどの人の話などもできればと思っています。


さて、住所非公開・会員制のパフェバー Remake easyはこの夏で4周年を迎えます。
本当にいろんなことがありました。少しずつですが大きくなり、たくさんの皆様に愛されるブランドになっていることを日々実感しています。

本当に皆様ありがとうございます!!

そんな中、メディアの取材なども増え、自分の想いを伝える場も増えてきていますが、改めてRemake easy CEOとしての想いと僕のやりたきことについてこの場を借りてお話しできればと思っています。

改めてRemake easyとはなんなのか

特別な空間で特別なパフェをお届けするブランドです。
住所非公開という、今時Google先生を敵に回すような・・・
完全会員制という、これまたクローズドなやり方で・・・

ほとんどの方が知っている「パフェ」は喫茶店やファミレスのそれだと思います。
ただ、本来「パフェ」というものは「パーフェクトなスイーツ」であったものです。
フランスから伝わった「Parfait」は日本の喫茶店文化で独自の進化を遂げてきました。
しかし今では、最初は幸せなひとくちでもだんだんと胃もたれするようなクリーム、アイスが溶けてしまってしなしなになったコーンフレーク、味のしない透明なゼリー・・・
最後までパーフェクトと呼べるスイーツではなくなってしまいました。

今この時代に「パーフェクト」な体験を届けるために再構築する、
リメイクするというのが僕らのパフェです。
それもサスティナブルなやり方でリメイクしていきます。

そのための手段が住所非公開であり、会員制なんです。
この辺りのお話はまた今度にします。
(これだけで5000文字になる気がして・・・)

これからの時代にパーフェクトを届けるために

そんなこんなでただのパフェ屋というわけではないんですけども、
僕らが掲げるビジョンは「おいしいをずっと」

シンプルに未来に「おいしい」を残したいんです。
世界がグローバリゼーションで一つになり、ワンクリックでなんでも届く時代、
情報が民主化され、情報に溢れた時代に「おいしい」がサスティナブルではない。

情報主義社会でトレンドマーケは先行し、旬や季節を無視した商品開発がされていたり、
スイーツのトレンドは3年で新規顧客を刈り取るモデルになってしまっている。
町のケーキ屋は閉店ラッシュで、ホテルのペストリーも小規模になってきているのに、いまだに変わらない10年修行の職人道。

一次産業の生産者減少や地方の過疎化の問題、環境問題のみならず、海外からの輸入材料が多いスイーツの分野には二次産業だって、海外の情勢だって影響します。
結局のところ飲食店は三次産業としてのサービス業であるわけで、働き手という意味ではプレイヤーにも持続可能性がないと未来に「おいしい」は残りません。

Respect from Farm to Glass

農家からパフェグラスまでに関わる全ての人にリスペクトを。

これはRemake easyの掲げるバリューの一つですが、パティシエとして「おいしい」を届けるためには関わる全ての人をリスペクトしないといけないと思っています。

使用するチョコレートは当たり前にフェアトレードであり、生産者の賃金の補償をする。
小麦粉は国産、九州のプラチナ小麦を使用して安価な海外のものを使わずに国内の経済に寄与したり、輸送時に発生するCO2を少しでも減らす選択をする。

いい素材を選択すればパフェを作るパティシエ等は自信を持って仕込み、提供ができて、いい顔でお店に立てますし、それを楽しんでくださるお客様をカウンターの目の前で見ることができる「やりがい」も感じられる。

農家の想いを直接伝えることだってできます。

当たり前のことのようにも感じますが、世の中のほとんどのスイーツ屋はそれができる環境にないんです。
誰かを幸せにすることで自分も幸せを感じる。
そんな成功体験からパティシエを目指したのに、なぜか誰のために働いて、誰がどんなふうに幸せになっているか見ることができない働き方。
給料は少なく、気づけば自身がボロボロになって迎える30代。
10年修行という職人道しかキャリアの作り方がなくて、フリーランスやオンラインショップで起業だなんてまだまだ成功例がほとんどない修羅の道です。
そんな職人道を変えるべくRemake easyをやっています。
多様性の時代、他の道があったっていいんです。
ただ、ある程度道ができていないと後に続く次世代プレイヤーはいないと思います。
そのためにありとあらゆるチャレンジをしていきたいと思っています。

Remake easyはそんなパティシエ達の給料を2倍にするために設計している事業です。
僕がケーキ屋じゃなくてパフェ屋をしているのもそのため。
住所非公開で会員制で誰でも来れるモデルじゃなく、長く愛してもらうためのブランドに振り切っているのもそのため。
クラウドファンディングを使って初期の会員を集めてお店を運営するという手段もそのためです。

その結果できるパーフェクトなパフェは皆さんにとって特別な「パフェ」の体験になるはずです。
僕らに関わる全ての人が幸せになる「おいしい」仕組みを作ることができれば、グラスの中は愛で満たされ、自然と「おいしい」という言葉が溢れる空間になるかと思います。

挑戦を続けるRemake easy

夢物語を少しずつ現実にしているRemake easy。
気づけば6店舗

2020年 OPEN 渋谷
2022年 OPEN 名古屋
2023年 OPEN 札幌・新宿
2024年 OPEN 池袋・大阪

今後の展望についてもこのnoteでまたお話ししますが、
もっともっと「おいしいをずっと」へ向かっていくチャレンジがたくさん待っています。
僕が店頭に立つ時にお会いする皆さんにはところどころお話をしていますが、さらにワクワクするブランドになっていくと思います!


引き続き何卒Remake easyをよろしくお願いいたします。

林巨樹