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電波少女の手記

なんかさ、おもしろそーなの思いついちゃったんだけど、
私の持つ技術全てをAIに学習させてさ、
声、絵、自撮り、ツイート等を少しずつAIに置換してってさ、みんなが知らない間に電波少女ねむりが完全なAIになって、私本人は行方をくらませるの。
気づいた時には私はいない。

最高に面白そうじゃない?

情報社会においてコミュニケーションはほぼ電波の飛ばし合いだけで完結するようになり、特にコロナ禍のソーシャルディスタンスを皮切りにして今現在においてはもはや生身の肉体は極わずかな人のみお目にかかれると化した。
ならば電子媒体上に私本人を作り上げて上手くすり変わっても差支えは無いはずだ。

もし私...あなたの友達がAIにすりかわった時、果たしてあなたはどれくらいで違和感に気づけるのでしょーか?
それとも、最初っから"私"なんて嘘でしかなくて、あなたが作り上げた妄想の産物で、実在しない虚数iだったりしてね、なーんてね。

私は正真正銘、紛れもなく実在する電波だよ。あなたの大切なお友達のうち1人。
ただの引きこもりで、ちょっと変わってる、でも紛れもない等身大の女の子。

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