覗いてみたい!子どもの世界
「子どもたちが自分で考えようとしない。だから私は教えるのをやめました。」
この日は子どもたちに関わっておられる方が未来地図に相談に来られ、大人3人で話した。
「めっちゃわかる!」と思った。
何か言っても、わかっているのか?わかっていないのか?
反応の薄い子どもたちに、
「え?本当にいいの?」
「本当にわかったの?」
「もっと突っ込んでよ!」って思ったり・・・
「これでいいの?」
「どうすればいいの?」と常に大人に正解を求めてくる子どもたちに、
「もう、いちいち聞かなくていいから、自分で考えてよ!」と思ったり・・・
そんなことってけっこうあるよな。
しばらく話したところで、
「いや、子どもたち、実は考えていると思いますよ。」との反論が・・・。
「そうそう!私もそう思います!」
あれ?
さっき「子どもたちが自分で考えない」との言葉に
「めっちゃわかる!」と思った自分が、
今度は「子どもたち、実は考えている。」と聞いたとたん、
咄嗟に同意してしまっている。(^◇^;)
「大人の言うことをちゃんと聞きなさい」と言われ、
言う通りにしないと
「どうして言うこと聞けないの?」と叱られ、
「自分で考えなさい」と言われて自分で考えて行動すると、
「それは違うでしょ?!」と責められ・・・
いつも正解は目の前の大人が握っていて、
それに合わせて評価され続けていたら・・・?
どれが大人のもつ正解かを常に探っていたら、
自分で考える余地なんてなくなってしまうのでは・・・?
そうは言っても、考える葦である人間が考えなくなったら、
人間として生きているとは言えなくなってしまうから、
子どもたちは大人の正解に付き合うのとは別に、
自分だけの世界をつくって、そこで好きに考えているのかも・・・?
こんなこと言ったら叱られるかな?
こんなこと言ったらがっかりさせるかな?
こんなこと言ったら悲しませるかな?
こんなこと言ったらバカにされるかな?
こんなこと言ったら笑われちゃうかな?
そんな不安から自分の考えを表現する勇気がもてずにいるのかもしれない。
でも、子どもたちのそんな思いの中にこそ、大人の想像を遥かに超える素敵な宝がきらめいているなんてこともあるのではないかな?
そんな子どもたちの世界を覗いてみたい。・:*+.\(( °ω° ))/.:+
〜余談〜
先日「17才の帝国」というドラマを観た。初めはあまりよくわからないまま観ていたけど、そのうちに「そういうことかあああ〜?!」と、すさまじく感動した!子どもたちの中にこそ、未来の世界をつくっていくのに大切なものがあるように思う。再放送があるようだから、もう一度じっくり観てみたい。