見出し画像

「着る」ということ。

靴は脇役?

こんにちは。
RELEデザイナーの佐原です。
今回は「着る」ことについて私自身が普段大事にしていることをお話してみようかと思います。
私たちが販売しているのは靴。靴はコーディネートの脇役的存在で、お洋服の引き立て役。
そんなイメージをお持ちの方が多いかと。

でも、
その靴をステキに魅せてくれるのはお洋服でもあり。
お互いを引き立て合う関係性が良いですよね。

大事にしているのは何よりも「着方」。

靴のデザイナーとして長年やってきましたが、元々は服飾学校が入り口でこの業界に入りました。だからお洋服大好き。
いま私がデザインを手がけているブランドのビジュアル撮影では、コーデを組むのもわたしの仕事。

そのとき気をつけているのが、「着方」
トップスの裾をインするのか、アウトするのか。
ボトムのウエスト位置をどこに置くのか。
シャツのボタンをどこまで留めるのか(開けるのか)
袖をまくるのか、指先まで被せるのか。
などなど…
合わせる靴はどんなタイプなのか、または出来上がるビジュアルをどんな雰囲気にしたいのかによって着方を変えています。

同じお洋服でも着方ひとつで可愛らしくも、カッコよくも見せられるのです。
だから着方ってすごく大事。

逆を言ってしまうと、どんなに素敵なお洋服でも着方をテキトーにしてしまうとお洋服の魅力が半減してしまうことも・・・(もったいない)
今日の自分はどんな気分なのか、どんな風に見せたいのか、今日一日の予定によっても変わると思います。お仕事、お友達とのランチ、大切な人とのデートなどなど。
シーンを想定して着方を変えてみるのも一つの方法かと思います。

ただ「着る」のではなく意思を持って着たい。のです。

自分を知ることも大事。



自分の体型や骨格に合った着方を見つけるいうのも素敵に見せる近道。
コンプレックスと思っている部分も着方によっては利用できたりするものです。

私は普段、小柄さんのスタイリングをすることが多いのですが使っているお洋服はほとんどレギュラーサイズのもの。
ただ、小柄モデルさんに素敵に着てもらうには少し工夫が必要です。

膝下丈のワンピースも小柄さんならくるぶし丈。
ウエストにベルトを使ってブラウジングすると同じワンピースでもレギュラーサイズさんにはできないスタイリングが出来上がります。
(一見、同じワンピースって気がつかれない程!)

最近では百貨店や、アパレルブランドで「骨格診断!あなたにぴったりなアイテムとは」的なサービスがあり、骨格に合わせてアイテムを提案してくれています。
すごく嬉しいサービスですよね。

でもこの結果だけを鵜呑みにせず、着たい!と思えるアイテムを「着方」によって自分にもフィットするアイテムにできるかもしれません。
そうすることでコーディネートの幅は拡がり、ファッションをもっと楽しめるようになるはずです。

「着たい」を見つけたらとりあえず着てみましょう!

袖をまくってみたり、ボタンを留めたり留めなかったり、裾をインしてみたり・・・試着室では様々な着方を試してみて「あ、これなら私でもイケる!」を探してみてください。

次は、そんなお洋服の収納とお手入れについてなどお話できたらと思っています。(素敵に着るには管理も大事!!)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?