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日本語教室「なかよし」の見学に行きました(葛飾区)

こんにちは。RMJ代表のモエです。
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先日、RMJ代表が、葛飾区の日本語教室「なかよし」さんの見学に行かせていただきました。

日本語教室「なかよし」とは

葛飾区内ボランティア日本語教室のひとつで、子ども向けの学習支援を行う団体です。土日に、日本語を母国語としない外国ルーツの子どもたちに、ボランティア会員さんが教えています。

代表の浦山先生は足立葛飾の小学校の教員を20年、八丈島・足立葛飾区で教頭や校長を15年間やられたあと、退職後に「なかよし」を始めたそうです。

こちらの記事に詳しく書かれていますので、ぜひお読みください。

見学に伺った理由

最近、RMJの外国人ママから「子供の宿題のマルつけが難しい。漢字がわからない」という声があり、子どもたちの学習状況をみんなで確認する会を定期的に開催したいと思っていました。

また、外国人ママ自身も、日本語が苦手なママが多いため、ママたちに読み書きなどを教える会も同時に検討しておりました。

そんな時に、ちょうど、東京未来大学の西村先生から「なかよし」をご紹介いただき、伺うことになりました。

いざ、見学へ!

「なかよし」の開催場所は、週によって異なります。わたしが伺った日は、にこわ新小岩でしたが、金町・亀有でも開催されています。

にこわ新小岩

にこわ新小岩に、初めて行きましたが、まだ新しく、エントランスも広々。1Fにはフィンランドカフェが入っています。

広いエントランス
ミコンフィンランドショップ&カフェ

カフェのスタッフさんにRMJのお話をしたり、色々質問していたら、少し遅くなってしまいましたが、無事に教室に到着。

浦山先生がにこやかに出迎えてくださいました。

それぞれいろんな教材で学習

10名ほどの小学生のお子さんたちが長机にボランティアさんにつきっきりになってもらいながら、勉強していました。この日は中国系ルーツのお子さんが多い印象でした。新小岩は中国系の移住者の方が多いそうです。

「なかよし」の教室

何か特定の教材で勉強しているのですか?と尋ねたところ「それぞれ宿題をやったり、いろんな教材ですよ。教材を増やすより、子どもたちが今やってるものをやった方がいいからね」とのことでした。

初めて来たお子さんとの面談

当日、初めてきた中国人のパパとお嬢さんの面談に立ち会うことができました。教室には、ボランティアさんが多くいて、中国人のボランティアさんがパパとコミュニケーションをとっていました。

浦山先生は、シートをもとに色々な質問をしていましたが、特に印象的だったのは、スキルチェックです。浦山先生がやさしく話しかけ、褒めながらスキルチェックをすると、だんだんと自信がついてきたのか、子どもが明るい表情になっていきます。

浦山先生の面談こそが「なかよし」の真骨頂なのではないか、と感じました。

面談が無事に終わり、その子は、中国人のボランティアさんからまた詳しいヒアリングをしてもらっていました。

浦山先生からアドバイスをいただく

その後、浦山先生から長い時間を頂戴して、RMJが学習支援に興味を持っていることや今抱えている課題などをお伝えし、色々とアドバイスや、浦山先生が今後やりたいことなどを伺うことができました。

また、先生の著書が、伺った日の前の月(22年10月)に出版されたばかりとのことで、非常に勉強になる中身でしたので、ご紹介いたします。

「地域での日本語活動を考える:多文化社会葛飾からの発信」ココ出版

1部、2部に分かれており、1部は「外国籍住民に対する地域での学習支援の実践」、2部は「外国籍児童生徒に対する教室での学習支援の実践」です。

1部では、葛飾区での日本語教育の取り組みを中心に書かれており、第4章が浦山先生のパートです。現在地域ではどのような課題があり、どのような活動が行われているのか、「なかよし」がどのようにして始まったのかということも詳しく書かれており、とても学びが多かったです。
地域での日本語学習支援や日本語教育に興味をお持ちの方は必携です。

本の宣伝しつつ、ちゃっかりRMJのチラシも持つわたし

「居場所」があることの重要性

浦山先生は、著書の中で、「居場所」づくりということを強調されていました。お会いした際も、そのお話はあったのですが、それがRMJの理念に通じるものがあり、実はとても共感しました。

ここで少しRMJのお話になりますが、わたしたちの団体名は実は"Relaxing Place for All Moms in Japan(日本にいる全てのママにとってのリラックスできる場所)という長い名前の略です。

孤独な育児をするママたちにとって、リラックスできる場所があるということが何よりも大事で、それをRMJがつくりたい、という思いからつけた名前です。

ゲームを楽しむママたち(第三回RMJママ会)

ママ会でも、みんなに「あぁ、楽しかった」「幸せだ」という思いを持ってもらいたい。LINEグループも気軽にくだらないことを話せる場所であることを大事にしたいと思っています。

第三回ママ会の集合写真

まだ始まったばかりのRMJですが、長年教職で子どもたちと関わり、その後「なかよし」を続けてこられた浦山先生が書かれた「居場所」の重要性に触れることで、わたしたちの理念は間違ってはいないという自信になりました。

最後に

浦山先生、「なかよし」ボランティアのみなさま、この度はお忙しいなか、見学にお邪魔させていただき、ありがとうございました!

長い時間ありがとうございました!

見学させていただいた内容をもとに、来年度に学習支援をスタートさせられるように準備をしていきたいと思います。

葛飾区日本語ボランティアについて

葛飾区の日本語ボランティアに関するサイトはこちらです。今回見学にいかせていただいた「なかよし」や他の教室についても、掲載されています。
https://www.city.katsushika.lg.jp/information/1000087/1022737/1025235/1025612.html

ママ支援団体RMJについて

葛飾区青戸を拠点に、人種問わず全てのママに楽しく育児をしてもらうための支援をしております。

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ママ支援団体RMJでは、以下2つの活動をしております。
1. オンライン子育て支援センター
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外国人ママのフレンドマッチングや相談を聞いたり、日本語についての質問にLINEや対面で対応しています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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