Relaxin’ jazz ♪

リラクシンジャズ〜珈琲片手に寛ぎながら楽しめるオススメのジャズをXで紹介しています☕️ 若い頃4年程レコ屋でアルバイトしていました。 現在はカフェでドリンクと選曲担当♪

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最近の記事

バドパウエル生誕100年!

モダンジャズピアノの開祖バドパウエル 1924,9,27生まれ、今年で生誕100年!という事を馴染みのお客さんに先日教えてもらったうえに未発表CDBOXまで頂きました。ありがとうございました!じっくり楽しませて頂きます🙇 バドの事を僕のザックリした感覚でいえば、ジャズピアノを「楽しい」から「カッコいい」にアップデートした天才って感じがします。 スイング以前のジャズピアノはどんなテクニシャンでも聴こえてくる印象はどこか可愛らしいものが中心だった気がします。それはそれで大好き

    • エリントンのスロー&ミディアムがたまらない

      前回「リラクシンとぬるま湯 ♪」というnoteを書きましたが、書き忘れていました!この方を。そうデューク・エリントンです。私はエリントンのスローからミディアムテンポの曲の大ファンで、長年超いい湯加減的快楽に浸っているのでした。以下は以前noteではないブログ『珈琲とジャズ』に書いた文章です。よかったら読んで下さいね☕️ 「moon mist」(なんて素敵なタイトルでしょう)を聴きながら、丁寧に焙煎されたコーヒー豆をミルで挽けば、たまらない香りがエリントン・ミュージックととも

      • リラクシンとぬるま湯 ♪

        とにかくリラックスできるジャズが好きだ。アグレッシブでハードなジャズもカッコいいとは思うけど、生まれつきのゆる〜な性格だからか、やっぱりリラクシンなジャズが一番しっくりくるな〜。 しかしジャズ通は、いい具合にリラックスした演奏と、ぬるま湯的なダラ〜っとした演奏があるといいます。でも正直私にはその辺の境界線はいまいちわからないんだよね。まーいいか、私が楽しんで身をゆだねられるなら。ぬるま湯で長風呂もたまにはいいもんだよね♨️ ということで私的極上リラクシンなジャズをいくつか

        • プーマブルーの心地よい深み

          古いジャズについてばかり書いていたのでたまには、現在進行形なものを 。 今活躍している若い男性ボーカルで一番好きなプーマブルーの、昨年2023年リリースの『Holy Waters』を紹介します。もうすぐ来日だしね。東京も大阪もチケットはすでにソールドアウトらしいですが。祝。 プーマブルーことジェイコブ・アレンはカテゴリー分けの難しい人。ロンドンのシーンから出てきた人だけど、ジャズ色は割と控えめだし、個性的な発声だし(デビュー当時はチェットベイカーに例えられたりもしてたけど

          神棚の上のチャーリーパーカー

          時折、無性にチャーリー・パーカーが聴きたくなる。ということは、そうです、つまりは日常的にはあまり聴いていないということです。パーカーは普段は神棚に祀りっぱなしですが、時々神棚から下ろしてきては、ありがたくパーカー様の演奏に浸るのであります(大げさ)。 日常的には穏やかなジャズや、ほのぼのハッピーなジャズなど、リラックスできるものを聴くことが多いので、そういうジャズばかり続けて聴いていると、たまには緊張感のあるパーカーが聴きたくなってくるのです。 じゃあ別にパーカーじゃなく

          神棚の上のチャーリーパーカー

          真夜中のセロニアス

          「セロニアスモンクの『セロニアス・ヒムセルフ』を子守唄代わりに聴いています」とこの前初めて話したある男性は言った。 私もこのアルバムは大好きで時々聴いています。モンクのソロはどれも好きですが『ヒムセルフ』はその中でも一番静かな作品で確かに落ちつくから、ウンウン、大人用の子守唄代わりにも最適だわなと納得しました。 訥々、トツトツ、凸凸、と静かに。 個性的なのだけど、これだけゆっくり弾かれると、案外聴きやすい。 でももちろんコクはしっかりあって、モンクはモンク。 一曲だ

          真夜中のセロニアス

          マイルスの静謐な美

          ジャズの大名盤マイルス・デイビス『カインド・オブ・ブルー』。私も大好きな一枚です。なにより一曲目の「ソー・ホワット」のカッコ良さといったらありません。その他のミディアムテンポの曲ももちろんいいですね。 しかしこのアルバムに2曲収録されているスローナンバー「ブルー・イン・グリーン」と「フラメンコ・スケッチズ」が何ともいえず好きだ、という方も世界中に大勢みえるのではないでしょうか?私もその一人です。 ゆったりとしたテンポで音数少なく奏でられるジャズジャイアンツ達のソロ。品良く

          マイルスの静謐な美

          サッチモのホット5&7が本当に最高

          Louis Armstrong 『Hot Five & Seven』 ジャズ評論家の油井正一さんが「サッチモのすごさというのは、1週間くらいずっとサッチモをどっぷりと聴いているとわかるようになる」といってみえたそうです。 私も実は偶然ですがこの4枚組CDを一週間程聴きこんでルイアームストロングの魅力にガツーンとやられたのです。そういうパッと聴きではハマらなくても、しばらくの時間、大名盤を聴き込んでみるのって案外大事なことかもな、と思います。 サブスク時代はパッと聴きが多

          サッチモのホット5&7が本当に最高

          何を今さら、されど今さら

          前々回書いたビル・エヴァンスも、何を今さらといわれてもグーの音も出ないといったところですが、あまりにも有名過ぎるから「説明不用」と、誰もその作品について語らなくなっていってしったまま時代が流れてしまうことにより、その文化の濃度みたいなものが薄れていってしまうこともあるのではないか?と少し思ったりします。 ジャズの世界だとアーリージャズなどその最もたるものではないでしょうか?ビル・エヴァンスやマイルス・デイビスなどのモダン以降の人については、最近書かれたものもまだまだ沢山出て

          何を今さら、されど今さら

          一番という袋小路

          前回ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』が結局リリカルなピアノトリオでは一番好き、と書きました。それは紛れもなく私の丸出しの本当の気持ちでした。しかしその文章を書いていて、何事も一番を決めるのってどうなのかな?という疑問がうっすら湧いてきました。 私は何かに順位を付けたり、誰かに順位や点数を付けられたり(昔は食べログが怖かった)するのが元々好きではないんじゃなかったか?と。アレよりコレが好き、という遊び?みたいなことはちょっと浅く単純すぎて、広がりのない袋小路的な場

          一番という袋小路

          リリカルなピアノトリオでは結局これが一番好き♪

          ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』について何を今さら書けばよいのか分からないくらい有名な作品ですが、好きなものは好きなので、臆せずに書いちゃうことにしました。 1961年6月25日 ライブ録音 ニューヨーク ヴィレッジヴァンガード ビル・エヴァンス(p),スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)  モダンジャズ・ピアノトリオの金字塔。三人の織りなす音楽が、非の打ち所なく「美しいジャズ」を奏でています。 同日録音の『Sunday At The Villa

          リリカルなピアノトリオでは結局これが一番好き♪

          優しく寄り添ってくれるチェットベイカー

          稀にだけれど憂鬱な気持ちになることもある。ま〜大人になれば生きてるとそんな気持ちに時々なるのは当たり前だとはもちろん知ってはいるけれど、幾つになっても憂鬱な気分は嫌なものだ。だから大人は大人なのだからこそ自分なりの外さない対処法を持たなくてはならないよな、と思う。若い頃は対処法を間違えてさらに憂鬱になったりするものだけど。 私はそんな時には音楽を聴く。やはり静かで優しい音楽がいい。淹れたてのコーヒーがあればもっといいけど、元気がないなら無理はしない。 1番よく聴くのはチェ

          優しく寄り添ってくれるチェットベイカー

          1952年のスタンゲッツ

          1952年頃のスタン・ゲッツが大好きです。もう少し細かくいえば1951年後半から53年末頃までのスタン・ゲッツがとにかく好きです。元々は村上春樹さんの著書で知った『Jazz at storyvill』(51年10月)を聴いたのがきっかけだったと思います。 その後それなりにゲッツの録音を色々と聴いてみましたが、やはり私は1952年前後の録音が好きだと分かりました。 もちろん他のどの時代の録音にも違った魅力があり、人それぞれの好きな時期があるだろうし、もうゲッツならなんでも好

          1952年のスタンゲッツ

          レスター派サックス万歳

          私は初期のレスター・ヤングを溺愛しているのですが、そうなると必然的にレスター派と呼ばれるレスターの影響下にあるサックス奏者も気になってきました。  レスター派をざっくり紹介しますと、まずレスターと同じ黒人ではポール・クイニシェット。彼はレスターのニックネームがプレズ(大統領の略)に対してヴァイスプレズ(副大統領)と呼ばれたくらいレスターにそっくりな演奏家ですが、個人的にはどちらかというと後期のレスターに近いのが少しだけ残念です。他には?と聞かれると・・・レスターのスタイル自

          レスター派サックス万歳

          ジャズファンとしての自己紹介

           私はジャズを聴き始めて20年位になりますが、一口にジャズ好きといっても無数のタイプがあると思います。ジャンル内ジャンルとしての好みの違いは、年齢や世代的な要素が大きいのかな?周りの環境や他の音楽鑑賞遍歴の違いかな?はたまた好きな生き方や人柄なども、どういう演奏が好きなのかに現れてくるかもしれませんね(ある意味怖いな)。  ジャズファンでも、本人も演奏したり歌ったりする(した)人、ジャズ喫茶的な人(モダンorフリー)、クラブジャズ的な流れの人、オーディオ的な人、ボーカルオン

          ジャズファンとしての自己紹介

          ジャズが1番心地いい

          とにかく物心ついた頃から音楽を聴くのが好きだった。それは今も変わらない。若い頃のように熱中して聴いてるわけではないけれど、無音は息がつまりそうで苦手だし、テレビやラジオやYouTubeは大体1時間位で疲れちゃう(映画は別ね)。 でも音楽なら一日中ずっと聴いてられる。というか聴くというよりは身体に馴染ませているといった感じ。そんな大人になった、なってしまった私が一番聴いていて心地よい音楽はーーージャズ!! 初投稿の今回はジャズミュージシャンの中でも特に好きなレスター・ヤング

          ジャズが1番心地いい