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読書note No.9 心眼力 第四章 野口嘉則

人間関係を楽しむためには、まず“ベースとなる人間関係“を良好にすることが重要です。それは自分自身との関係なのです。自分自身との関係とは、自分のなかの「見つめる自分」と「見つめられる自分」の関係です。見つめる自分が、無条件に自分の存在を受け入れると、…。


今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/01/09 9日目
なんか続いてます!
今日は朝にできました。
心眼力、面白いです。


<1book>
心眼力 第四章
柔らかく燃えて生きる30の智恵
野口嘉則
サンマーク出版 2008年

<3point>
①すべての人間関係のもとになる関係
人間関係を楽しむためには、まず“ベースとなる人間関係“を良好にすることが重要です。それは自分自身との関係なのです。自分自身との関係とは、自分のなかの「見つめる自分」と「見つめられる自分」の関係です。見つめる自分が、無条件に自分の存在を受け入れると、自尊心が高まっていきます。一方、見つめる自分が「こんな自分はみっともない」などと、いつも厳しく自分をさばいてしまうと、劣等感が募ってしまいます。自己受容ができるようになること、他者受容ができるようになります。逆に「こんな自分じゃだめだ」と自分を受け入れていない人は、他人も受け入れることもできません。
 自己受容を妨げるもの。①他人との比較、②減点思考、③罪悪感。心から行動を反省したら、自分自身を許し、「自分は素晴らしい存在だ」と言うセルフイメージを持つようにすることが大切です。受容するとは、今の自分を良いも悪いもなく認めて、許すことですありのままの自分を認めて、そっくりそのまま抱きしめるのです。この自己受容をしっかりやっていくと、次第に自分のことも好きになり、自己肯定できるようになっていきます。

②人を受け入れるための大前提
人間性を高める上での重要な要素(徳目)の1つが“寛容さ”です。寛容な人は、人を責めたり咎めたりしない上に、自分と違う考え方の人を受け入れることができます。そのため、人間関係のストレスが少なく、人との交流を心から楽しめます。結果として、豊かな人間関係に恵まれることになるのです。
人を受け入れるという事は、「人は皆違う」と言う大前提に立って、相手の考え方を認めると言うことです。決して相手に同意する必要はありません。自分と違っていることを認めるのです。お互いが自分の正しさを押し付け合うのではなく、「あなたはそう思うんですね」「あなたはそういう考え方なんですね」と認め合うことができたら、戦いにはなりません。これが相手を受け入れるということなのです。

③共感力を高める方法
“思いやり”も人間性を高める上での重要な要素(徳目)の1つといえます。この“思いやり“は、あらゆる徳目の中で孔子が最も重んじたもので、『論語』では“仁“と言う言葉で表されています。
 「優しさ」の“優“という字を見ると、“人“の横に“憂い“とあります。憂えている人の横に、人が寄り添っているようです。まさに「辛いんだね」「悲しいんだね」と寄り添い共感する姿を優の字は表しているのです。共感の言葉は優しく包むとともに、相手との人間関係を愛に満ちたものにし、お互いの信頼感を高めます。表面的な言葉で伝えるのではなく、まず心から相手に共感する必要があります。この力が“共感力“です。
 共感力を高めるのにとてもシンプルで効果的な方法があります。相手の感情を推察して、「自分がその感情を持ったときにはどんな感じだったか」を思い出せばいいのです。今の自分が相手と同じ感情になる必要はありません。自分がそうだった時を思い出すだけです。

<1episode>
 胃の中の1つの細胞は独立した1つの細胞でもありますが、胃と言う臓器の1部としても機能しています。この細胞のように、それ自体が独立した全体としての機能を持ちながら、より大きな全体の1部としても機能しているものを“ホロン”と言います。胃などの臓器もホロンです。臓器から見れば、「より大きな全体」は人体です。それぞれの臓器は、人体の秩序を維持すべく働いているのです。
 私たちにとっては、全体としての社会や自然に貢献しながら、それを自らの喜びとして生きることが、ホロンとしての幸せな生き方なのだと思います。そしてそれが、本当の「自分」に戻るということです。
 もし私たちの体内の細胞が、賃貸の秩序を維持することなど考えずに、自分勝手に振る舞いながら増殖を続けるとどうなるでしょう?それはまさにガン細胞のことです。ガン細胞とは、ホロンとして昨日したくなった細胞なのです。これが増殖を続けて、人体が秩序を維持できなくなり、もし人体が死に至ってしまったら、ガン細胞も生きていけなくなるのです。

<1action>
 カウンセリングでは、よく「受容」「共感」のことが語られますが、実生活を送る上で、これほど大切なこととは思っていませんでした。自分という個の存在として、また社会の一員として、この「受容」と「共感」に向き合って行こうと思いました。



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