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『絶対的存在…』

『アザラシ』(よしこさんからのリクエスト)

いよいよ今年も残すところ僅かになってきましたね。
それに、ようやく冬らしい寒さも感じるようになりました。11月の初めの陽気だと、このまま四季がなくなるのではないかって心配したほどでした。

1999年7の月のあの予言がとても昔の話のような気がしますが、最近になって本当に世紀末的な事件が多いですね。新幹線の事故や大規模火災なども、僕たちが当たり前と思っていたものが否定されているようです。

それに宗教的な事件が多いのも特徴ですね。
出口の見えない閉塞感の強い時代では目標や生き方みたいなものを求める人たちがそれだけ多いのかもしれません。

でも、誰かに背中を押されないと、歩き出せない気持ちもよくわかります。

自己中心的だと誤解されると困るのですが、僕はこの世で絶対に存在しているものは『自分自身だけ』といつも思っています。つまり、自分以外のものは自分が存在しなければ、同時に存在できないということです。

家族や友人、大好きな人も大嫌いな人、喜びや悲しみ、少し話が大きいのですが、この地球や宇宙の存在も同じです。この世から僕が消滅した瞬間に、そんな全てのものは(僕にとっては)消滅してしまいます。

そう考えると「自分は生きている」という、肩に力を入れた意識から「生かされている」という気分にさえなります。
「命も体も借り物。全うした後、返さなければならない。」
と知り合いの住職が言っておられたけど、同じ根っこでつながっている気がします。

だから、どうぞ『自分』を大事にして下さい。
自分が存在していれば(生きていれば)、嫌なことがあるのも当然だけど、必ず、待っている人や暖かい場所もきっとありますから…。

ところで、ニュースで台風被害で流された下関水族館のアザラシが大阪の海を泳いでいたと流れていました。生きていくこと自体は、水族館にいた頃よりもきっと厳しいだろうけど、自分の生きる場所を探して、自由に泳げる姿は羨ましくもあります。

最近、社内報がお休みで、ブログでも書いていないので、『読みたいから、何か書いてよ』と言われた。『お題をもらえば、何でも書くよ』って言った流れからの今回のエッセイでした。お題にあってるかな…。

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