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ひとりぽっちのダービー

生き方には色々ある 他人の幸せは計れない
彼の背中で輝いている 子供の目を見るがいい
あのダービー 夢のダービー 彼は今も走ってる
人々の思い出の中に 彼のゴールがある

さだまさし アルバム『おもひで泥棒』ひとりぽっちのダービー

「ひとりぽっちのダービー」の一節です。

さだまさしさんのアルバム「おもひで泥棒」に収録されています。
彼の友人、的場均騎手の1000勝記念パーティに合わせて作った楽曲で、中央競馬で1勝も出来ないまま、怪我で引退し、その後、観光乗馬として、鳥取砂丘で子ども達を背中に乗せ、多くの人たちの記憶に残ったタカイサミという名の馬がモデルです。

来年は「昭和100年」だからでしょうか?
最近、昭和の出来事や懐かしい楽曲が特集番組で流れています。先日、オグリキャップの走る姿が映像で流れてきた時に、この歌を思い出しました。

ある意味、承認欲求を発信する場でもある「SNS」が定着している現在では、自分を他人と比較してしまうことも多いと思うけれど、実際、生き方は色々あります。他人の本当の幸せなんて、慮ることはできない以上、羨ましく思う必要もなく、誰だって、いつでも、どこでも活躍する舞台はあると思っています。

よく聞く「他人は他人、自分は自分」なんですよね。
それぞれに個性も価値観もあって、無理して、他人に合わせれば、結果として、自分にとって、本当に大切なものを失ってしまう。

さださんでギターを始めて、今でも聴き続けていますが、説教くさくなく、鳥取砂丘で子ども達の笑顔に囲まれて過ごした彼の姿が目に浮かぶ、イントロ部分から好きな楽曲の1つです。

もちろん、慮ることはできないけれど、静かに余生を過ごせたサラブレッド、タカイサミは幸せな馬だったと思います。

みなさんにとって、大切なものは何ですか?

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