魔物の棲むところ…
本当に暑い日が続きますね。
今年は確か冷夏になるという予想でしたが、何だったんでしょうね。
団地に住んでいるんですが、毎朝6時30分に敷地内の公園でラジオ体操が流れたり、出勤する途中で小・中学生と出会わなくなると、いよいよ夏だなぁ~と感じます。
みなさんはどんな時に夏を感じますか?
そういえば『梅雨明け宣言』が後日宣言になってから、何となくしっくりこなくなりました。確かに『本日、○月○日に梅雨が明けました』と言い切るのは少しばかり勇気がいるだろうし、そんな簡単なものでもないんでしょう。それに梅雨明け宣言後、また雨が続けば、観光地などからのクレームもあったそうですから、『七月の中旬に梅雨明けした模様です。』と後日に言うようになったんだそう。
ただ、色々な事情は別としても、個人的には、『梅雨明け宣言』は好きでした。それが出た日の空は、何だか本当に夏が来たという気がしたもの。少し寂しいですね。
夏と言えば、甲子園というイメージがあります。
8月の連休中は、一日中、BGMがわりに流しているからかもしれません。
僕は野球経験者じゃないからよく分かりませんが、技術的には当然プロの方が上なんでしょ?プロなら簡単に捌ける打球に一生懸命飛びつき、力一杯投げる。そのひたむきな姿が魅力です。
しかも、以前お話ししたことがありますが、日本人の感性の中には、『儚さ』に弱い部分があって、たった一度でも負けてしまうと、今年が終わってしまう高校野球の持つ『儚さ』に惹かれてしまうのかもしれません。
『甲子園には魔物が棲んでいる』とよく言われますが、日本国中の高校生がそこを目指す執念やたった一度の負けで涙を飲んだチームの無念がこの時期の甲子園に集まってくるのですから、魔物の1匹や2匹が棲んでても当然だとは思います。
実は弟は小・中・高と野球を続けていて、決して強いチームではなかったけれど、最後の夏の地区予選まで、甲子園への夢を持ち続け、ほとんど毎日練習をしていました。そんな集団ですから、彼に言わせれば、野球部の人間ほどプライベートの遊び方を知らない人間はいないそうで、遊ぶ時でさえ、野球をして遊ぶらしいんです(?)。
ところで、大差のついた9回に代打で出てくる大きな背番号の選手は、何を考えながら打席に入るんでしょうか。逆転の事や来年の事を考えているのでしょうか。全く違うことを考えているのかもしれません。今度ビールでも飲みながら、弟に聞いてみようと思っています。
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