何のために仕事をしていますか？【利益は空気】

何のために仕事をしているのか？

就活の頃はよく目的を考えていたのに、いざ仕事を始めてみると目の前の売上にばかり目を向けてしまう。なんてことありますよね。

売上ばかりに執着しているとお客様は離れていきますし、
一時的に売上は上がっても長続きすることなく衰退していってしまいます。

よく考えてみれば、
実際にお客様を施術している時、
今日の売上目標まであと1,000円だから延長してもらう様に提案してみよう！と考えている時よりも、
このお客様はあと10分あればもっと身体楽になりそうだから延長してもらう様に提案してみよう！と考えている時の方が承認してもらえる、なんていう経験をしたことがあります。

これはリラクゼーションなどといったサービス業だけではなく、どの業態のビジネスにおいても同じことが言えると思います。

特に営業。
以前、親しい友人から保険の営業マンの方を紹介されたことがありました。
保険業界についてよく知らない私でも名前を知っている有名保険会社だっただけに、一度話を聞いてみようかなと思い連絡をとってみました。

ところが、、
私の話を一切聞くことなく30分以上保険の商材の説明をされ、最後に「実際に会ってお話ししませんか？」と。

「結構です。」の一言しか出ませんでした。
この人は私のことではなく、自分の会社や自分のノルマのために営業をしているのだろうというのがとても伝わってきていました。

どんなにいい商材とはいえ、そんな人から購入するわけがありません。
もしその人が保険の営業という仕事に対して、
将来安心な生活を送ってほしい！だったり
人生の計画の大切さを伝えたい！という思いがあれば、
きっと私の今の悩みや現状について聞いてくれるはずですし、
私も彼の話をよく聞いて商材の購入の検討をしただろうと感じます。
（友人は信頼できる方だと紹介してきたので、もしかしたらその時はノルマで焦っていたのかもしれません、、）

さて、以前こんな言葉を聞いたことがあります。

会社にとって利益は「空気」。ゴールじゃない。
シリコンヴァレーの大物VC・ベン・ホロウィッツ
引用元：WIRED

空気がなくては死んでしまうが、人は空気を吸うために生きているわけではない。会社にとっても同じことだ。という意味合いです。

当時この言葉を見た時、売上を上げることが目的になっていた店長である私に向けて言っているように感じました。
実は私も1年目の頃は先ほどの営業マンの様な売上を目的に店舗運営をしている店長の一人でした。

そんな店舗の元からはお客様は離れていきますし、何しろセラピストがついてきてくれません。

for meな目的（例えば、お金持ちになる）には同感してついてきてくれる仲間はいません。何しろ自分一人のためですから。
逆にfor youな目的（例えば、誰かを幸せにしたい）には同感して一緒にやりたいと思ってくれる仲間が必ずいます。

仕事の目的も、店舗を運営する目的も、for youな目的を持てることこそが、
たくさんの仲間とお客様に囲まれる秘訣であると思います。

私は自分の大切な人を健康にして、夢や目標を持ってもらうために仕事をしています。
大切な人というのは、家族や友人、恋人、同僚、そしてお客様など、私を支えてくれる人たちです。

これをセラピストに伝え続けてた時には、ちゃんと協力してくれましたし、お客様にも伝わっていたと思っています。
もちろん売上も大きく伸ばすことができました。

お金を稼ぐことは非常に大切なことだと思いますが、長期的に成功し続けるにはfor youな目的を掲げ続けることが最優先であるといえます。

もし売上が上がらない、利益が出ないと苦しんでいる方がいましたら、
一度立ち返って仕事の目的（なんでその仕事をしているのか？）を考えてみてはいかがでしょうか？

たくさんの仲間に囲まれ、お客様に囲まれ、楽しく仕事ができる人が増えることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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