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「マイペースは悪だ」と言う呪縛からの解放

アバターウィザードコース最終日は、盛りだくさんの内容だったが、一番印象が濃かったものは、多観点化の練習だった。

多観点化の目的は、あらゆるものをどんな観点からも見られる能力を開発すること。

期待される成果は、固定された視点からの解放だった。

読んだだけでは「何のこっちゃ?」という感じだったが、とにかく練習してみた。


「マイペースは悪だ」と言う呪縛からの解放

面白かったのは、「人」と「出来事」を扱った時。

人は、兄を取り上げてみた。

私とは真逆の性格だと思っていた兄家族に対し、いつの間にか嫌悪感を抱き、疎遠になっていたからだった。

身内に嫌悪感を抱いている状態は決して心地いいものではなく、何かしらエネルギーが漏れているのを感じていたからだ。

やり方は、私が兄に対して持っている意見と、他の人が兄に対して持っているかも知れない意見と、兄自身が自分に対して持っている意見について考えてみる、というものだった。

実際にやってみると、意外な発見があった。

兄に対してあらゆる観点から見た時の共通点として、「マイペース」という言葉がキーワードとして浮上したのだった。

興味深かったのは、自分自身に対してはネガティブに働く「マイペース」という言葉が、兄に対しては全くネガティブに働かず、ニュートラルだったということだ。

むしろ、自分のペースを大切にすることは、ありのままの自分を慈しむことだから、いいことだ、とポジティブにとらえている自分がいた。

「あれ?マイペースって、別に悪いものじゃないんだっけ?」

一瞬、私の脳が混乱したのがわかった。

人のことならニュートラルに見られるのに、自分のことになるとネガティブに働く「マイペース」という言葉は、私にとっては呪いのような言葉になっていたのだ。

すぐに思い当たる節としては、物心ついた時から、母の父に対する愚痴が「マイペース」だったがために、私の中で「マイペース=人に迷惑をかける=悪」という方程式が出来上がってしまったのだな、と気付きを得ることができた。

「マイペースは悪じゃない」

これに気づいただけでも、ホッとした安堵感に包まれた。

「マイペースは悪」という固定した視点から解放されたのだ。

早速、ワークの期待された成果である「固定された視点からの解放」が起こったのだが、何やら気持ち悪さが残る。

この気持ち悪さは、まだエネルギーチャージが残っているという何よりの証拠。

もしかしたら、この他にも幼少期や、もっと遡ると過去生にも「マイペース」が原因で何か嫌な思いをしたのかも知れない。

もっと言うと、自分の本心よりも人に合わせて自分の行動を決めたり、人を気遣うことで自分を犠牲にすることを美徳とするような学校教育(洗脳)から、「マイペース=悪」だと勝手に自分で思い込んだのかも知れない。

これは、そのまま放置するのではなく、「しつこいアイデンティティ処理」できちんと統合したいと思った。

そんな時に同志の仲間がいるのは本当に心強い。

アバターマスターコースの仲間が、ちょうど10分後からzoomでワークをやるというではないか。

これぞ渡りに船、ハイヤーセルフからの思し召しだ。

早速申し込んだ。

「マイペースは悪だ」の根っこは過去生からのいじめにあった

zoomに入ると、アカシックリーディングのセッションをしている仲間とペアになった。

早速、「マイペースは悪だ」と言う「感じ」を感じて、その方向性に意識を向ける。

そうすると、急にみぞおちの所が痛くなり、そこに意識を向けると、すぐにあるビジョンが思い浮かんだ。

時代は中世で、土の地面に仰向けになって寝っ転がり、鎧を着た騎士から
剣でみぞおちを刺されているのだ。

その時の心の叫びは「悲しい」だった。

その感覚と一体化し、外して消去する。

次に現れたビジョンは、同じく中世で、今度は村人たちのような五人くらいの集団から棒のようなもので頭をガンガン叩かれている光景だった。

「俺は悪くない」と繰り返し叫んで頭を抱えて守ろうとしている男性は、黒髪の短髪だった。

その感覚と一体化し、外して消去する。

その次に現れたビジョンも、中世で、今度は城の広場に丸まってうずくまり、2人の大男から木製のハンマーのようなもので頭を叩かれている。

どうやら、体罰のようなものらしい。

ここでも、頭を抱えている私は、「俺は悪くない」と叫んでいた。

その感覚と一体化し、外して消去する。

その次は、橋の上から身投げしようとしている女性のビジョンで、「お手上げ」という感覚と一体化し、外して消去する。

だいぶ軽くなったものの、今度は今世にビジョンが移った。

母が父を「マイペースだ」と言っていじめている光景が蘇り、その光景を見た時の感覚と一体化して消す。

その次は、保育園の運動会で逆走して先生から怒られた時の感覚、その次は、小学校の時にいじめられた時の光景、その次は、中学校に入っていじめられた時の光景が蘇るたびに、一体化して消していった。

どれだけの光景を消しただろう。

中世の過去生から今世に遡ってエネルギーチャージを消していったが、驚いたのは、マイペースで体罰を受けたり殺されたりした過去生があったことだ。

そして、今生ではマイペースが理由でいじめにあったことが見えてきた。

過去生から今世まで蓄積されたエネルギーチャージを全て消した今、「マイペースは悪だ」というフレーズを聞いても、何も自分の中で反応するものがなく、スッキリしている。

プロのセラピストに頼らなくても自分で処理できる

思考では決してたどり着かなかった原因が見つかってびっくりしているが、同時に、ヒプノセラピーなどのセラピーを受けなくても、仲間同士でわずか30分ほどでしつこいアイデンティティを処理できてしまうことがすごいな、と感じている。

もうセラピストに頼らずとも仲間さえいればサクッと消すことができるなんて、
素晴らしいではないか。

アバターを学んで本当に良かったな、一生涯使えるツールと仲間と巡り会えて本当に良かったな、と思う。

学んで終わり、ではなく、学んだ後、いかにツールを使いこなすか、が大事。

来週も定期的にzoomミーティングをする機会があるので、積極的に使いこなしたい。


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