感じ切るから本当のシフトが起こる
アバターインテグレイテッドコース4日目、「自分のニーズを満たすために人に本当にしていること」を自己欺瞞なく、徹底的に洞察していく。
人間関係において私の人生で繰り返し起こるように見える経験を書き連ねていくと、気付きの洪水が起こった。
十分余るだろうと思ったノート用紙もギリギリになるほど書きまくった。
高校2年生の時、短期留学したサンフランシスコからLAまでの高速バスで、隣の席に座った女性に迷惑をかけたこと。
シャスタのリトリートツアーで単独行動を取り、参加メンバーとの不協和音を奏でたこと。
職場のデスクでコーヒーを沸かし、チームメンバーからクレームが出たこと。
結婚を前提に付き合った彼からプロポーズされても断る結果になること。
こうした経験をする人はどんな信念を持っているか、感じてみる。
すると、
自分の都合を最優先し、人に迷惑をかけても気にしない
という人物像が見えてくる。
そんな人物は、
自分さえよければ他人はどうでもいい
という信念を持っているだろうことが見えてくる。
もうこれ以上は出ないだろう、と言うところまで書き出した後、トレーナーに進め方のチェックをするために質問した。
その結果、知的に答えを導き出そうとしていることを見抜かれてしまった。
書き出した気付きがいくら自分にとっての真実であっても、その気付きを感じ切らなければ本当のシフトは起こらない。
つまり、気づきが知的な理解にとどまっている限りは、同じことを繰り返すのだ。
私の場合、「あ、私は『自分さえ良ければ他人はどうでもいい』という信念を持っているな」と気づいたとしても、それを感じ切らなければ同じことを繰り返すというわけだ。
なんと恐ろしい・・・。
トレーナーに「これでいいんですか?」と質問しにいっている時点で、気付きが知的理解にとどまっている証拠だったのだ。
意識のトレーニングは学校のテスト問題のように知的な正解を出すことではなく、感じ切ることで本当の意味で意識のシフトを起こすことが目的だ。
本当に感じきることで意識のシフトが起こっていたら、質問がなくなる。
学校の勉強ばかりして頭でっかちになってしまった私は、改めて自分が「考える」から「感じる」世界に方向転換していることを認識したのだった。
今晩は魚座満月。
統合にはもってこいのタイミングだ。
「自分さえ良ければ他人はどうでもいい」
この信念を感じ切り、
そして、この信念を使って自分が人にしたことを感じ切ることで、
本当の意識のシフトを起こそうと決意した。