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「お絵描きに疲れた」という受け入れがたい感情に絶望中のあなたへ

あれだけ絵を描くのが好きだったのに、
ある日突然楽しいと思えなくなった━━━

そんな経験ありませんか?


こんにちは。
1週間自宅から出なくても平気なReLです。
たまに外に出たくなっても、
お絵描きや記事書きをしにスタバに行くくらいですね。
見事なまでのインドアマン…🤣


不思議なことですが、ずっと絵を描いてると
突然描きたくなくなることがあるものです。

  • 描こうとしてるのになんか筆が進まない…

  • 絵を描くことが楽しいと思えなくなった…

  • なんか絵を描くことに疲れちゃった…

なんて思ってしまう瞬間が、
不意に訪れることがあるんです。

「あれ、自分のことじゃね?」
って思ったそこのあなた、ナカーマ ヽ(*・ᗜ・)人(・ᗜ・* )ノ


好きなことだったはずなのに、
なんか楽しくなくなってしまうことがあるんですよね。

いや~、不安になりますよねこれ。
なんとも受け入れがたい感情。
初めてこういう状態になると、
どうしたらいいか分からなくなるものです。

(まさか絵を描くの嫌いになっちゃった…?)
(本当はそんなに好きじゃなかったのか…?)

などと不安な気持ちが心の中で渦巻いて、
でも誰にも相談できず悶々としてしまう…。

もしあなたが今こんな状態で
不安や焦りがあるのなら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね😌



実は誰にでも起こること。
僕も当時は絶望した。


まずこれ、あなただけではなく
絵描きならみんなそうなることがあるので安心してくださいね。
人間なんだからそんなときもあります。

お絵描きが楽しくないと思ったことなら、
僕だって何度もありますよ。


少し僕の個人的な昔話をしますが、
僕は年に4冊も同人誌を出していた時期がありました。

コミケ含め、年に4回、3ヶ月に一度のペースで
同人イベントにサークル参加していたんです。
その度にフルカラーイラスト集を作って新刊として出していました。
収録したイラストは1冊あたり8~9枚くらい。
もちろんイラストはすべて新規描き下ろしです。

しかもブラック企業で社畜をしながらですよ。
連日深夜まで残業が当たり前、
3週に1回は休日出勤もしないと仕事が回らないという惨状でした。

リアルに「月月火水木金金」を経験したことも

平日は仕事から疲れて帰ってきた後
深夜に睡眠時間を削って描き、
休日もほぼ一日中イラスト制作。
仕事が終わらなくて休日出勤になれば
休日が潰れるので、その分更に睡眠時間を削る羽目に。。。

今思い返すとかなり頭おかしいことしてましたね😅😅😅

1年間だけですが、リアルに命削ってたわけですよ。
で、その後燃え尽き症候群みたいになりました。

「もうやだ…描きたくない…😩」
って感じでしたね。
描きたい絵がまったく浮かんでこないし、
ペンも持ちたくないと思ったくらいです。


他にも、2011年に東日本大震災が起こった後には
一時的に絵を描けなくなりました。
福島県を中心に津波で甚大な被害が出た、あれですよ。

幸い、僕が住んでいたところはなんの被害もありませんでした。
でも直接被災したわけではないのに、
なんかその後描けなくなってしまったんですよね。

今になって思い返せば、原因は明らかです。
連日の暗いニュースや社会全体に漂う悲壮感で
メンタルをやられたんですよ。

自分で思っていた以上に感受性が高かったらしい

当時の僕はそんなこと自覚もできなかったので、
絵を描けなくなった原因が分からず途方に暮れていました。



「好きなら飽きないでしょ」という勘違い


無理して描こうとしても筆は進まないし、
気持ち的にも辛くなります。
そんな状態では自分の実力も発揮しきれないので、
描けたとしてもどこか納得いかない絵になる可能性が高いんですよね。

そんなときは、無理せず一旦筆を置きましょう。
気分が乗らないのは「休め」というサインです。

同じことばかりやってれば
飽きたり嫌になったりして当然なんです。
いくらあなたが大のカレー好きでも
来る日も来る日も毎食カレーだったら、いつか飽きますよね?

こういうことって
たとえ好きなものであっても起こるんです。


「本当に好きなものだったら飽きることはない」
なんてのは幻想です。

僕たちは「本当に好きなもの」に救いを求めるので
そういうふうに”思い込みたい”生き物なんです。
でも現実には、好きなことであっても飽きるんですよ。

だから「本当に自分は絵が好きなのか?」
なんて自分を疑わなくていいんです。

誰にでも起こりうることですから。


気分が乗らなかったり、筆が動かなかったりするのは
自分の心が発している「ちょっと休ませて…」というサインです。

いくら好きなことでも
「やりたい」から「やるべき」になると
途端に辛くなるものですよ。

プロのイラストレーターだとそれでも描き続けられますが、
それは単純に”慣れている”ということに加えて
仕事として責任を負い、報酬をいただくからです。
やる気やモチベといった精神的な力に頼らず、
淡々と描けるからこそプロとしてやっていけるわけです。

だけどそうではない人が
「休ませて」という心からのサインを無視して
行動を続けると、ほぼ確実に病んでしまいます。

ここで無理をすると
本当に絵を描くのが嫌になってしまうので、止めてくださいね。



情熱は必ず蘇る。今は休息に専念しよう


ペンを置いて、休みましょう。
そしてお絵描き以外のことを思いっきり楽んでください。

見たいと思っていた漫画やアニメを一気見するも良し。
満足するまでひたすらゲームにのめり込むのも良し。
一日中、他の人が描いた絵を見まくるも良し。
ひたすらダラダラしたり寝まくるのも良し。

とにかく、必要なのは気分転換です。
一旦お絵描きから離れてください。


お絵描きを含む「作品を創り出す」という行為は、
ゲームで例えるならMPを消費して魔法を発動するようなものです。
連発してたら、当然MPが尽きますよね。
まさに今、あなたはそういう「MP切れ」の状態なんです。

減ってしまったMPは自然回復させるしかありません。
その具体的な方法が
何かを”消費する"(=好きなことに没頭する)ことで
自分の感性を刺激して情熱を溜めていくこと。

それが人によっては漫画だったり、
アニメだったり、ゲームだったりするわけです。

ただただ、純粋に楽しむこと

だからお絵描きから離れて、
お絵描き以外の刺激を入れる時間が必要なんです。


休息に必要な時間は人それぞれなので、
どうか他人と比べないでくださいね。

キャラによってMP量が違ったり、
使う魔法によって消費MPが違ったりするのと同じです。
人と比べても意味がありません。

何日休めば…なんて目安もありません。
自分が満足するまで休めばいいんです。

大丈夫ですよ。
そうこうしてるうちにMPが回復して
また描きたくなってきますから。

好きなことなんだから、
一時的に冷めることはあっても
完全に冷めきることはありません。

空になったコップに少しずつ水が溜まっていくように、
少しずつ自分の中に情熱が溜まっていくものです。
その情熱がいっぱいになって溢れ出す頃には、
また描きたい欲に満たされていることでしょう。
これ、僕の実体験でもあります。

他のことを楽しみながら、
自然に「描きたい」と思えるようになるのを待ちましょうよ😊



ずっと全力疾走じゃなくていい


お絵描きって、マラソンとよく似ています。
適度に余力を残しながら、
リタイアすることなく進んでいくことが大事。

僕ら絵描きは「早く上手くなりたい」という思いから、
もしくは好きだからこそ手加減ができずに
どうしても情熱に任せて全力疾走してしまいがちですよね。

けど、そんなことしたらすぐに息切れして走れなくなります。
その結果、燃え尽きたり
ある日突然絵を描くのが嫌になったりしてしまうわけです。


でも安心してください。
もしそうなってしまっても、大丈夫です。
走り続けないといけないなんてルールはありませんから。

そんなときは歩いてもいいし、
立ち止まって休んでもいい
んです。

マラソンと似てるとはいっても、レースではない。
それぞれがそれぞれのペースで走ればいい。

マラソンの途中でレストランに入って
お腹いっぱい食べてもいいし、
温泉に浸かって脚を癒やしてもいい。
別に誰にも怒られないし、失格にもなりません。

そうやってペースを緩めたり止まったりして、
また前に進んでいけるようにコンディションを整えればいいんです。

リタイアさえしなければ、
いつかはゴールにたどり着きますからね。

全力疾走で走りきれる距離じゃないことは
最初から分かってるんだから、
自分を追い込まず、休みながら
ゆるゆる続けていくことが大事ですよ。

SNSだと他人と簡単に比べられてしまうから、
調子のいい人と自分を比べて
焦ったりする気持ちも分かるんですけどね😅

だけどお絵描きって他人との競争ではありません。
強いて言うなら、リタイアするか続けるか、
自分との勝負といったところです。

自分を労りながら、自分のペースでゆるく続けていきましょう。


「お絵描きを楽しめなくなった自分はもうダメなんじゃないか?」
と、熱中して一生懸命やってきたからこそ
こんなふうに気に病んでしまう。

そんなあなたの不安や焦りを
この記事で少しでも取り除ければ幸いです٩( 'ω' )و


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