【maimai】10年以上遊んでいる音楽ゲームに楽曲が収録された話 / 同人音楽との出会いについて
フリーランス作編曲家のReku Mochizukiと申します。
この度、株式会社セガ様のアーケード音楽ゲーム『maimai でらっくす』に楽曲が収録されました。
6/7(金)より全国のゲームセンターにて解禁不要で、誰でも遊ぶことができます。
maimaiとの出会い
「maimai」シリーズは、2012年7月に稼働を開始したアーケード音楽ゲームです。来月で12周年を迎えます。
稼働直後からホームのゲームセンターに設置されていたということもあり、1週間も経つ頃にはすっかりメイン機種になっていました。
当時中学生だった自分にとって、このゲームは「刺激」そのものでした。ゲーム自体のプレイ体験についてもそうですが、特に刺激的だったのが「収録楽曲」でした。
同人音楽との出会い
2012年12月に、maimai史上初となる大型アップデートが行われました。
これに伴い21曲の新曲が追加されたのですが、その中に一際異彩を放つ楽曲カテゴリが存在していました。その名も「ジョイポリス」。(現行バージョンでは「maimai」カテゴリに集約されています。)
この「ジョイポリス」カテゴリに含まれていた楽曲は、東京ジョイポリスにある人気アトラクション「ハーフパイプトーキョー」で使用されている楽曲なのですが…
アップデート当日、自分の心に衝撃が走りました。
まさしく "新感覚" でした。
当時の自分はまだ知らなかった "同人音楽との出会い" が、自分の人生を大きく変えることになりました。
同人音楽にハマるまで
それから同人音楽の文化にハマるまで、時間はかかりませんでした。
最初のうちは上述した「ジョイポリス」に楽曲を提供したコンポーザーさんや、その関連レーベルの作品をdigっていました。
徐々に "ジャンル" というものが分かり始めてきた頃には、既にインスト音楽に魅了されていました。
上述のmaimaiシリーズをはじめ、知人からの勧めで始めたCytus(無印)やDJMAXシリーズにハマったことも後押しして、気が付いたらすっかり同人音楽の虜になっていました。
そしていつしか「自分も同人音楽クリエイターになりたい」と思うようになりました。その憧れが原動力となり、今の自分があります。
「インエナ」とReku Mochizuki
今回収録いただいた楽曲「INFiNiTE ENERZY -Overdoze-」(通称インエナ) についても、少しお話したいと思います。
原曲 / 旧音源 (2019)
リマスター版 / 新音源 (2023)
本楽曲は元々「Explode Enerzy」というフリーのコンピレーションアルバムに収録する楽曲として制作しました。
その後、音楽ゲーム「Dynamix」の楽曲公募にて採用されました。
そして2020年1月に音楽ゲーム「Muse Dash」に収録されたことを皮切りに、続々と「Phigros」「TAKUMI³」「Lanota」など様々な音楽ゲームに収録される "代表作" になりました。
自身初となるアーケード音楽ゲーム進出も、このインエナが叶えてくれました。
インエナの存在がなければ、今の自分はなかったと言っても過言ではないと思います。
おまけ
自給自足に成功したので、少しだけ自慢させてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。