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基礎看護実習の目標がスラスラ書ける!マジで役立つテンプレート付き

基礎看護実習での目標設定に苦戦している看護学生の皆さんへ。 今回は、全身清拭や陰部洗浄、シャワー浴などの具体的な看護技術に基づいた目標設定のコツを解説します。さらに、すぐに使えるテンプレートも用意しました!



1.目標設定のポイント

  1. SMARTの原則を意識する

    • Specific(具体的): 実践する看護技術を明確に。

    • Measurable(測定可能): 成果を数値や状態で表現。

    • Achievable(達成可能): 現実的な範囲で。

    • Relevant(関連性): 実習の目的や学びに沿った内容に。

    • Time-bound(期限を明示): 実習期間内で達成可能に。

  2. 患者中心の視点を持つ

    • 技術の習得だけでなく、患者の状態改善やQOL向上を目指す。

  3. 段階的な目標設定

    • 初めて挑戦する技術には基本的な目標を設定。

    • 慣れてきたら応用的な目標を追加。


2.各技術別の目標例とテンプレート

1. 全身清拭

  • 目標例:

    • 清潔を保ち、皮膚の観察を行いながら、患者の快適性を向上させる。

    • 時間内に清拭を完了し、患者に負担をかけない。

  • テンプレート:

    • "患者の清潔保持と皮膚状態の観察を目的として、全身清拭を30分以内に転落、熱傷せず快適に実施する。"

2. 陰部洗浄

  • 目標例:

    • 感染予防のために陰部を清潔に保ち、羞恥心に配慮した声かけを行う。

  • テンプレート:

    • "感染予防を目的として、患者の羞恥心に配慮しつつ、陰部洗浄を計画通りに実施する。"

3. シャワー浴

  • 目標例:

    • 患者の自立を促進するために、シャワー浴を援助しながら安全確認を行う。

  • テンプレート:

    • "患者の自立促進を目的として、シャワー浴の準備から後片付けまでを転倒転落せず実施する。"

4. 手浴・足浴

  • 目標例:

    • 血行促進とリラクゼーション効果を目指し、患者の希望に沿った手浴・足浴を実施する。

  • テンプレート:

    • "患者のリラクゼーションを目的として、患者にとって適切な湯温と手技で手浴または足浴を行う。"

5. シーツ交換

  • 目標例:

    • 患者の安楽を確保しながら、安全かつ効率的にシーツ交換を行う。

  • テンプレート:

    • "患者の安楽を保ちながら、シーツ交換を5分以内に実施する。"

6. バイタルサイン測定

  • 目標例:

    • 正確な測定技術を身につけ、患者の状態変化を的確に捉える。

  • テンプレート:

    • "患者の体調変化を把握するため、バイタルサインを正確に測定し記録する。"

7. 聴診

  • 目標例:

    • 呼吸音や心音の異常を確認し、患者の状態をアセスメントする。

  • テンプレート:

    • "患者の呼吸状態を把握するために、正確な聴診技術で観察を行う。"

8. コミュニケーション

  • 目標例:

    • 患者との信頼関係を築き、必要な情報を引き出す。

  • テンプレート:

    • "患者の不安を軽減するため、傾聴を中心にしたコミュニケーションを実践する。"


3.テンプレート活用のコツ

  • 実習前に目標を考える際、テンプレートをアレンジして自分の言葉で書き換えましょう。

  • 患者の状態や実習環境に応じて柔軟に対応できるように心がけましょう。

  • 実習後には振り返りを行い、達成度を評価してください。

学校や引率教員、指導者さんのクセに合わせて作成したい場合には、こちらをオススメします!

目標事例集もあるので、作成の参考になります!
更に目標だけではなく、アセスメント、看護計画の事例集もあります!


4.まとめ


基礎看護実習の目標設定は、練習次第でどんどん上達します。 テンプレートを使えば時間短縮にもつながり、効率的に準備ができます。ぜひ活用して、充実した実習を送りましょう!


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