目標設定がカギ!看護実習記録をより良くするための具体例
こんにちは!
看護実習記録サポーターのめめこです!
看護実習記録で重要な「目標設定」。
しかし、「目標が抽象的になりすぎる」「どう書けば評価されるかわからない」と悩む看護学生も多いですよね。
本記事では、目標設定を効果的に行うための具体例とテンプレートを紹介します!さらに、ミニノートを活用した効率的な記録作成のコツもお伝えします。目標設定のスキルを磨いて、看護実習記録の質をワンランクアップさせましょう!
1. 看護実習記録における目標設定の重要性
目標設定とは、患者の問題を解決するために達成したい状態や結果を明確にすることです。適切な目標設定には、以下のような効果があります:
患者ケアの方向性が明確になる
具体的な看護計画が立てやすくなる
指導者からの評価が向上する
看護実習記録では、目標が具体的で現実的であることが高評価につながるポイントです。
2. 目標設定の書き方の基本
目標設定を書くときのポイントを押さえましょう:
ポイント1:患者の個別性を重視する
目標は、患者の状態や背景に合わせたオーダーメイドである必要があります。
例:高齢者の患者さんなら「安全な移動」、食欲がない患者さんなら「摂取量の増加」を目標に設定する。
ポイント2:SMARTの法則を活用する
目標を設定する際、以下のSMARTの法則に沿うと具体的になります:
S (Specific):具体的である
M (Measurable):測定可能である
A (Achievable):達成可能である
R (Relevant):現実的である
T (Time-bound):期限が明確である
ポイント3:短期目標と長期目標を分ける
短期目標:実習中に達成可能な目標(例:2日以内に食事摂取量を50%増加)
長期目標:退院後や生活全般に関わる目標(例:退院後、自立して食事を管理できる)
3. 実践的な目標設定の例文
ここでは、実際に目標設定の書き方を例文で紹介します:
ケース1:術後で痛みを訴える患者の場合
短期目標:術後24時間以内に痛みスコアを8から5以下に軽減する。
長期目標:痛みのコントロールを患者自身が理解し、退院後も自己管理できる。
ケース2:食事摂取量が少ない患者の場合
短期目標:3日以内に食事摂取量を70%以上に増加させる。
長期目標:1週間以内に栄養状態を改善し、体重を1kg増加させる。
ケース3:入院で不安を抱える患者の場合
短期目標:3日以内に不安スコアを10から5以下に軽減する。
長期目標:退院後も安心して自己管理を続けられるよう、患者の不安要素を解消する。
4. 記録作成に役立つテンプレート
目標設定を効率よく書くためのテンプレートを用意しました!
【看護問題】
患者が〇〇の問題を抱えている。
【短期目標】
患者が〇〇(具体的な達成状態)を×日以内に達成する。
【長期目標】
患者が〇〇(退院後の理想的な状態)になる。
【観察データと根拠】
- データ1:バイタルサイン(例:血圧150/90mmHg)
- データ2:患者の主訴(例:「めまいがする」と訴え)
- 根拠:血圧が高いと〇〇のリスクが高まるため、目標設定が必要。
【看護計画】
1. 観察:患者の〇〇をモニタリングする。
2. 行動:患者に〇〇の指導を行う。
3. 評価:目標達成状況を確認する。
このテンプレートを使用すれば、目標設定が簡単かつ明確に書けます。
5. ミニノート活用で記録作成を効率化!
実習中の時間を有効に使うために、「ミニノート」を活用しましょう。ミニノートはポケットに入るサイズのメモ帳やノートのことで、以下のような使い方ができます:
ミニノートの活用方法
観察データをすばやく記録する
バイタルサインや患者の訴えをその場でメモしておく。
目標設定のヒントをメモする
実習中に気づいた患者の状態やニーズを箇条書きで記録。
指導者のフィードバックを整理する
指導者のコメントやアドバイスを記録して、次回の目標設定に活用。
ミニノートのメリット
記録作成の時間を短縮できる。
書き漏れやデータの抜けを防げる。
目標設定のヒントが得られる。
6. まとめ:目標設定で記録の質を上げよう!
看護実習記録において、目標設定は記録全体の質を左右する重要な要素です。
本記事で紹介した書き方のポイントやテンプレート、そしてミニノートの活用を実践すれば、効率よく質の高い記録を作成できます。
実習中は忙しくて時間が足りないと感じることも多いですが、目標設定を工夫することで、記録作成の負担を減らしつつ、指導者から高評価を得ることができるでしょう。今日からぜひ試してみてください!