看護実習で迷わない!毎日の目標設定のコツと具体例
こんにちは!
看護実習記録書き方サポーター、めめこです!
看護実習では、毎日の目標設定が大切だとよく言われますが、「具体的にどう立てればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、患者を主語にした目標設定の方法と、実習で使える具体的な例を場面や疾患別に挙げて解説します。これを読めば、目標設定がもっと簡単になりますよ!
目標設定のコツ:患者を中心に考える
実習の目標は、自分の成長だけでなく「患者のケアにどう貢献するか」を軸に考えるのがポイントです。以下の3つのステップで目標を立てましょう:
状況を把握する:患者の疾患、状態、ニーズを明確にする
例:「術後の患者が痛みを訴えている」「高齢の患者が食欲低下している」など。達成可能な具体的な目標を設定する:小さなステップで考える
例:「患者が痛みを訴える頻度を減らすために、看護師と連携して痛みの少ない体位を探る」。振り返りやすい内容にする:数値や行動で評価できるものにする
例:「1日1回、患者に栄養についての声掛けを行う」など。
実際の目標設定の具体例:場面別
1. 術後の患者のケア
目標例1:
患者が術後の痛みを軽減できるように、痛みスケールを使用して評価し、医療チームに報告する。目標例2:
患者が術後に安楽な体位を取れるよう、体位調整の介助を1回以上実施する。目標例3:
患者が自己排尿を促進できるよう、排泄のタイミングを観察し、声掛けを行う。
2. 認知症患者のケア
目標例1:
患者が安心して過ごせるよう、1日1回以上、生活歴に基づいた話題でコミュニケーションを取る。目標例2:
患者が混乱せずに食事を摂れるよう、食事時の環境を整え、サポートを行う。目標例3:
患者が転倒リスクを減らせるように、ベッド周辺の環境を観察し、適切な安全対策を行う。
3. 呼吸器疾患の患者のケア
目標例1:
患者が効果的に痰を排出できるよう、呼吸リハビリの方法を1つ実践し、その反応を記録する。目標例2:
患者が呼吸苦を軽減できるよう、呼吸状態を5時間ごとに観察し、異常を報告する。目標例3:
患者が酸素療法に安心感を持てるよう、器具の使用方法について説明し、理解度を確認する。
4. 高齢患者の日常生活援助
目標例1:
患者がスムーズに更衣できるよう、必要な衣服を準備し、介助を行う。目標例2:
患者が適切な水分摂取を行えるよう、1日1回、飲水状況を観察し、声掛けを行う。目標例3:
患者が自立した生活を送る一歩を踏み出せるよう、食事の場面で残存能力を活用する支援を行う。
5. 精神疾患の患者のケア
目標例1:
患者が安心して日中を過ごせるように、決まった時間に1回以上、声掛けを行い表情を観察する。目標例2:
患者が自身の気持ちを表現できるように、1日の中で1回、傾聴の時間を設ける。目標例3:
患者が興味を持てる活動に参加できるように、過去の趣味や関心を確認し、提案する。
目標達成後の振り返りが成長の鍵!
目標を立てた後は、以下のポイントを基に振り返りを行いましょう:
達成できたか?
何がうまくいったのか?
改善点は何か?
具体的には、こんな振り返りができます:
「患者の痛みスケールの評価はできたが、声掛けが不十分だった。次回は患者の表情の変化にも注意したい」。
まとめ
毎日の目標設定は、患者を中心に考えることでより具体的かつ実践的になります。疾患や場面に応じた目標を設定し、実習を通して自分のスキルを磨きましょう。そして、目標達成後の振り返りを習慣にすることで、大きな成長を実感できるはずです!
看護実習の目標設定で悩んだときは、この記事を参考にしてくださいね。あなたの実習が実りあるものになりますように!