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英語が下手でも、グループワークに貢献する方法たち

 留学したときに、自分の英語力のなさに絶望したり、授業についていけなくて焦るひとも中にはいらっしゃると思います。わたしが留学してたときは、そんな感じでした。全然何言っているかわからなくて。

 それでも、授業についていく必要がありますし、同級生とグループワークやディスカッションがあれば、できればチームに貢献したいですよね。お荷物だけだと周りの子に悪いなあと思えてきてしまいますし、自分自身も楽しくありません。

 なので今回はそんな「英語が苦手で苦戦しているけれど、グループワークに貢献したい日本人留学生」に向けて、簡単に実践できることをまとめました。あくまでも、本当にいろいろできなかったわたしが考えたことなので、当たり前なこともありますが、苦労している人などには参考になれば幸いです。

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①ご機嫌でいる

 まずひとつ目は、ものすごく受動的で簡単なんだけれども、ご機嫌でいること。これです。ご機嫌でいるだけなら、なんのスキルもいらないので、すぐに今日から始めることがあります。

 というのも、海外で生活していると色々大変なことも多く、気づかないうちに疲れて、つまんなそうな顔をしていることもあります。また、日本ではずっと優秀で通ってきた人が、自分の英語力不足の情けなさや評価されないことに対して不満に思ったり、人によっては自分にイライラしてしまうこともあったりするのです。

 ところが、まわりから見ればそう言った状況はわかりづらいですし、怖い顔をしているとただただ話しかけづらい人、になってしまいます。それだと、貢献するどころか足を引っ張ってしまいますよね。

 なので、いろいろ思うところはあるとは思いますが、ご機嫌でいて、よくニコニコし(あまり笑いすぎるときみが悪いので気をつけつつ)、周りに溶け込めば良いのではないかと思います。大事なのはプライドではなく愛嬌!

②時間・期限・約束などは守る

 日本人としては当たり前でも、意外と良いなと思うのがこれです。当たり前に時間・期限・約束などを守りましょう。マイナスになりそうなことは出来るだけ消しとくべきです。例えみんなが遅れてくるのがわかっていても、ちょっと前にいったりしていれば、同じく時間を守る人と仲良くなれるはず。

③事前に予習をする

 これも当たり前かもしれないけれど、とても大切。むしろ予習の質がディスカッションや授業の貢献度を左右すると言っても過言ではないかもしれません。授業中にさくっとわかる自信のない人ほど大切です。聞きたい質問や論点などを考えた上で望むのも良いかもしれません。

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②他人の意見・アイデアを褒める&質問する

 次に、グループの良い感じの空気感に貢献することを目標とします。これも、そこまでスキルがなくても気持ち次第でいろいろチャレンジできますよね。要は、日本でやっていたことを英語でやれば良いのです。

 例えば、誰かの意見に対して「それいいね」とか「そんな考えはなかった」とか「〇〇さんは〇〇に強いから頼りになる」とか。相手をよくみて、いいなと思うところをいちいち声に出していきます。出来るだけ周りの良いところを探し出して、言及するようにするのです。

 また、ちょっとくらいバカに思えることでも、質問してみます。質問がバカすぎても、その場の空気が和むのに貢献できるので大丈夫。できれば周りの強み・背景などを知って、それに対して誰かに聞けると良いですよね。「〇〇は〇〇に詳しかったよね、どう思う?」みたいな。

⑤参考となる資料・ケースを見つけてくる

 ようやく、ディスカッションの中身に貢献できるようになりました。

 いちばん最初は、参考となるケースやベストプラクティスを探してくるなどは、多分自分の意見を説明したりするよりも簡単なのでおすすめ。「ここにこんな感じの使えるデータがあったよ!」という感じで言えば、うまく説明できなくても、勝手にさらっと大事なところを拾ってくれたりするので。(若干人任せですが)

⑥アイデア・意見をいう

 個人的には「自分だから言える意見」とかだと、説得力も出て、いちばんラクだと思います。例えば、自分が仕事した時はこうだったとか、こんな論文を読んで、とか参照を用いながら意見も言う感じ。

 とくに、まわりとみて相対的に自分のこれまでのどんな知識・経験が役立てるのかを考えておくと少し良いかもしれません。あなたの日本で普通にしていた経験が相手にとっては面白い内容に聞こえるかもしれません。

⑦数字の分析する・それを語る

 また、個人的にアドバンテージがあるなと思ったのは数的思考です。とくに、日本でいわゆる理系で楽しくやっている人なら、海外の文系の人と比べると結構アドバンテージなのかな、と。なので「数字で語る」を意識すると、ありがたがれることもあるように思います。あくまで体感ですが。

⑧ダイアグラム・チャートなどのデザインを提案・担当する

 他にも、語学関係なく武器になるのは、デザイン的なこと。自分たちのディスカッション内容に合わせた見やすいダイアグラムを提案したり、プレゼンのパワーポイントの資料を見やすくしたりなどです。もちろん、見やすくメッセージの通りやすいデザインを考えられるスキルは必要ですが、語学はあんまりなくてもできることのはず!

 ちなみに、チャートに関しては、下記の書籍がとても良いので、もしも見たことない人がいたら読んでみてください。

⑨グループの食事・遊びなどを企画する・参加する

 最後に、ディスカッションなどの最中ではないことをひとつ。学生としてきている人の多くが、みんなも、遊んだり集まったりするのを楽しみにきていると思います。なので、誘われてばかりというのも良いけれど、たまには自分から企画してみるのも、良いのではないでしょうか。とくに、ホームパティーとかでおもてなしするなど。こうゆう社交に前向きな姿勢も大切なように思います。

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まとめ

 以上、語学が苦手でも、留学中のグループワーク・ディスカッションで貢献する方法をまとめました。とても語学が苦手だったわたしの経験をベースにしており、多くのことが「勇気さえあればすぐにでもできること」ばかりです。

 確かに、留学先で語学ができないと、何をしていいかわからなくなってしまうことも多いと思うのですが、それができなくても、ほんの少しのできることを行動にうつしていけば状況は変わったりするので、前向きに頑張っていただければと思います。

 また、わたし自身も上に書いたことを全部できていたわけではないので、もしもできなくても、あまり自分を攻めすぎずに楽しんでいただければ幸いです。


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