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留学を延期せざるを得なかった時、どうやって自分を納得させたかのお話
コロナの影響で留学や就職などが延期になってしまったりなくなってしまった方もいらっしゃると思います。とても辛いですよね。
なので、私が新卒で大学院留学しようとしていて、延期になってしまった時にしたこととその時の気持ちの折り合いの付け方を話そうと思います。
ちなみにこれは99%わたしが自分のせいでなったことなので、コロナという他の原因のせいで人生を狂わされている方の方がもっと大変かと思いますが、参考になれば幸いです。
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大学院留学が延期になった理由について
大学院留学が延期になった理由は、「合格」を勘違いしてたからです。(バカですよね、すみません)
ドイツの大学が第一志望だったのですが、そこは「コース」と「大学」から2つ合格をもらわなくてはいけませんでした。しかしわたしはなぜか(ちゃんと出願及び合格プロセスを読んでいなかったから)、1つだけもらって、行けると思っていたのです。その後、もうひとつから英語力がないからだめと言われ、行けなくなりました。
そのドイツの大学は、来年来るならもう一度願書を全てを出し直してほしいとのことでした。一方、他のに合格をもらっていたイギリスの大学が、「君は英語力がないから、来年くるのもありだよ」とメールをくれたので、1年後にイギリスの大学院に進学することにしました。
すなわり、丸々1年の空白期間がいきなりできたことになります。
その後は、もともと留学前に予定していた1カ月のインターンをした後、オーストラリアに半年間ワーキングホリデー、戻ってきて半年間ほぼニート生活を送りました。
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留学が延期になった時の心境としたこと
当時は、ドイツの大学院にいけないとわかったとき、「人生終わった」と思ったのです。大げさかもしれません。でも、新卒で、周りはみんな立派に働いている中、ひとりだけニートが確定しているのは、すごく怖かったのです。それまではいわゆるレールの上を歩む人生でしたし。
なので、オーストラリアにワーホリに行ったのは、「日本に残って痛くない」「逃げ出したい」みたいな感情が大きかったです。もちろん英語の勉強という面目もありましたが。ワーホリに行ってからは、「英語力をあげなきゃ」と自分で自分にプレッシャーをかけていた仕様に思います。なので余裕がありませんでした。
それで結局半年後に帰ってきて、週3日3時間程度働く、ほぼニート生活をはじめます。その間にブログを開設して書いたり、図書館で買ってきた本を貪るように読みました。この時期はわりと楽しかったです。もちろん、ニートを快く受け入れてくれた家族のおかげです。
今思う、1年の空白期間について
そんな半年を過ごし、その後留学することになりました。留学中も、この間の1年間は「恥ずかしいもの」みたいに思っていたのですが、最近になってようやくそうゆう思いが、ようやく消えてきました。
理由としては、人生の中の1年くらいニートしても、別にどうってことないな、と思えるようになったからだと思います。
わたしはその後、25歳で新入社員になりましたが、同い年の子も年上の子もいました。当時も歳については気にしていましが、今思えば「そんなことより、自分のできることに集中しなよ」とアドバイスしたいです。なぜなら、「歳がー」と言っている間にも時間は過ぎていくからです。それでは、さらに何もせず歳を取るだけです。(とは言え、大人になっていくごとに歳の誤差はどんどん広がっていくように思います、本当に気にしなくて良いです)
そして今はワーホリ及びニート期も良いものだったな、と考えています。確かに120%良いものではないけれど、あってもよかったものです。少なくとも、わたしの”人間としての”幅を広げてくれたように思います。
例えば、ワーホリをすることで、海外移住の大変さと道のりの長さをなんとなく体感しました。また、様々なライフパスを持っている方と出会って、人生プランの選択肢が増えたように思います。他にも、お金がない中で楽しむ方法とか、お金を稼げるスキルを身につける大切さとか、自分の弱さもたくさんわかりました。
ニート生活では、圧倒的に本をたくさん読めたことが大きかったです。よく考えたら、好きなだけ好きな本を読むまとまった時間って、人生において、そんなにたくさんありません。(大学ではその分野の勉強をすることが多いのでs)
その時のおかげで、視野が広がったように思います、また、圧倒的な読書習慣もできました。わたしは本が早く読める、新書くらいならパラパラしたら概要がわかったりするのですが(日本語のみ)、その時の基礎はこの時にできたと思っています。そして、勉強する楽しさをしりました。あと、お金の勉強もめちゃくちゃしました。
また、ニート生活で学んだのは、「ニートも意外と大変なこと」です。わたしの家はとても居心地が良かったのですが、それでも、そこまでハッピーじゃないのです。なんだか社会に貢献してない寂しさみたいなものをずっと感じていました。「働きたいなあ」とよく思っていたのです。
だからこそ、個人的にはアーリーリタイヤや若い時にお金を稼いで働かなくて良いという状況よりも、のんびりずっと働き続けられる人生計画を持っています。ニートを思いっきりしたからこそ、「仕事をしないでいいのも、意外と辛いんだな」と思えて良かったと思うのです。
(ちなみに、当時はじめたブログは今でも一応続けており、唯一と言って良いくらい長く続いているもののひとつになります。これについては、文章をかける場を見つけて良かった言えます。一方でわたしにとっては中毒性が高く、書くことをはじめていなかったら、もっと英語が上手くなっていたり社交的だったとも思うというマイナス面も感じています。これは、今後どう考えが変わるか変わりません。)
もし今の自分がその時の自分にアドバイスをするとしたら、「あんまり社会の目とか気にせず、自分がしたいことを楽しめば良いんじゃない?」です。なぜなら、今から見ればとって素敵な1年なのに、当時のわたしは、「恥ずかしい」とか「こんなの嫌だ」と思っていたからです。今は、え?全然楽しそうじゃん。楽しまなきゃもったいないよ!と思います。
あとは、例えその年月がとても地味なものに見えても、その後の活躍の土台になっていることもよくあります。例えば、わたしの大好きなゲド戦記という話では、魔法使いになるために、長い間図書館みたいなところに籠もってひたすら言葉を覚える期間があるのです。確かにそれは、すごくすごく地味な期間です。でも、ゲドがその後魔法を使って旅をできるのは、その期間があったからなのです。蓄えの時間って、あると思います。
なので、うまくいかなくなってしまった人も、焦らず、蓄えの期間と思ってみてはどうでしょうか。
特に当時のわたしのように若い時は往々にして短期的視野になりがちですが、長期的にみたら誤差に見えたり、回り回って良いことだったりします。
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とは言え、わたしもこの自分のミスのせいで、大学院留学が延期してしまった経験を肯定するのに、3年くらいかかっています。自分のせいで起こったことなのに、です。だからこそ、コロナのせいで人生プランが狂ってしまった人が、気持ちを抑えられないのは、当たり前のことように思います。
ただ、3年たってみたら、考え方が変わっていて、「まあ悪くはない経験だったよな」と思えるかもしれません。特
そして、3年後にそう思うためにも、みんながそう思えるためにも、大変ではありますが、お互いひきこもりを頑張りましょう。
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今考えられる、いくつかのアイデア
「ワーホリ」と「ニート」というのは、当時のわたしなりの回答だったのですが、今の状況だったら、以下のようなアイデアがあるので、上げておきます。
・ネット系の仕事を探して、はじめる
この前ネットフリックスの利益がすごく上がっているというニュースを見ましたが、今ネットコンテンつの需要はとても増えていると思います。なので、こんな時増えている、かつ、将来性のあるインターネット関連のお仕事に挑戦するのも良いかもしれません。
・(ちょっと落ち着いたら)ワーホリにゆく
今では、コロナを抑えることにせいこうしている台湾・韓国・NZ等にはそのうち行けるようになるかもしれません。2週間ほど隔離はされるとは思いますし、リスクも少しはありますが。国を選び、きちんと彼らのとっている方法を学んで、「絶対に持ち込まない」対策をとって、でいくのであればアリかもしれません。
・農業をする
・電話でおじいちゃん・おばあちゃん訪問
などなど。オンラインを覚悟しつつ留学するのも良いですし、留学できそうな地域・国に変更するのも良いと思います。不確実な要素が増え、不安は募りますが、3年後くらいには、「そんなこともあったよね」となっていることを想像しつつ、長期的視野で、日々を頑張りましょう。
読んでくれてありがとうございました。
おやすみなさい🌙