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『Detroit: Become Human』をプレイしてみました(1周目終了)

『Detroit: Become Human』をプレイしてみました(1周目終了)

前々からやってみたいと思っていた『Detroit: Become Human(以下、デトロイト)』をようやくプレイする事ができたので、1周目終了記念にちょっとプレイ感想を書いてみようと思い、筆を執りました。

整骨院帰りに、駅前のゲームショップ(中古店)を覗いてみたら、GWセールって事で安売りをしているのを見かけてしまい、思わず買ってしまったデトロイト。
対面にいた『Ghost of Tsushima』もめっちゃ気になったのですが(こっちもやりたいゲームの1つで、同じようにGWセールって事で安く売られていた)、迷った末にデトロイトを買う事にしました。

一応このゲームを知らない方ように、Amazonに記載されてあったあらすじをこちらに引用して記載しておこうと思います。こんなあらすじのゲームです。↓↓↓↓

2038年、デトロイト。人工知能やロボット工学が高度に発展を遂げた、アンドロイド産業の都。 人間と同等の外見、知性を兼ね備え、様々な労働や作業を人間に代わって担うようになったアンドロイドは、社会にとって不可欠な存在となり、人類はかつてない豊かさを手にいれた。 しかし、その一方で、職を奪われた人々による反アンドロイド感情が高まるなど、社会には新たな軋轢と緊張が生まれはじめる。 そんな中、奇妙な個体が発見される。「変異体」と名付けられたそのアンドロイドたちは、あたかも自らの意志を持つかのように行動しはじめたのだった。(引用元:Amazon商品の説明)

なお、一緒に暮らしてるシェアメイト(友人)も気になってるゲームだったという事で、ひとまず1周目は友人と一緒にプレイしています。
とは言っても、操作するのは私1人だったんですけどね。友人は横で眺めてるor選択肢に悩み唸り声をあげる私の背中を押すって感じで、一緒にプレイしていきました。

てなわけで、早速1周目プレイの感想(下手なイラスト付きな点だけ、ご了承下さい)スタートです!


■『Detroit: Become Human』1週目プレイ、感想

感想に入るちょっと前に、私と友人のデトロイトに対する認知具合(プレイ前)をメモしておきます。
大体、こんな感じの認知具合でプレイを開始しました。

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アリスに関しては、本当、ネタバレ踏んじゃってたのだけ、ちょっと失敗だったなぁって思ってます。
まぁでも、最後はどうなるとか、そういう大事なところは全く知らない状態でのプレイだったので。

ほぼほぼ初見プレイと言っても過言ではないっ……はず……(そらし目)

まぁ実際、プレイしてみたら冒頭のコナーチャプター『人質』に関しては、魚を助ける事以外は一切覚えてなくって焦りまくりましたしね(むしろ、なんで魚のことだけ覚えていた)。
とりあえず魚は助けないとって思った。

???「私は〇〇、魚ゼッタイ助ケルマンデス」

とにかくプレイして思ったのは、「選択肢」や「戦闘時」の緊張が凄い。

上記メモにも記載したように、私自身は少しだけゲーム実況を通してデトロイトがどんなゲームで、どんなシステムなのかを知っている状態にありました。
なので、特段緊張せずに挑めるだろう、選択肢来ても心構えができてるから、まぁなんとかなるなる、時間制限? まぁそれもなんとかなるっしょ、って余裕ぶっこいてプレイをスタートさせたのですが……。

いや、いざ選択肢が来ると凄い、困った。

特にマーカス編は凄い困りました。
1周目は暴力的な解決ではなく、平和的な解決で行くと決めていたので(私自身ができれば殺戮は起こしたくないタイプだったのでこのルートを選びました。なお横で見ていた友人は殺戮に行くタイプの人間な模様。「皆で殴れば怖くない」)、ジェリコの仲間達から「これから、どうするの」と迫られた時にはどういう行動を取るかを決めてはいました。

ただそれでも、いざその場面になった時、本当にこの選択肢でいいのか、本当にこれで悔いはないのか、と凄い悩まされる羽目になりました。
特に最初の平和デモの時。武装した人間達がマーカス達ジェリコの前に現れ、彼らと戦うか、逃げるか、それとも自分の身を犠牲にするか、の3択を選ぶ時は凄い悩まされた。

でも戦ったら、それじゃあ暴力だし、逃げ出したらここまで歩いてきた意味がきっとなくなってしまう、自分の身を犠牲にすればジェリコの指導者はいなくなってしまう、今マーカスを信じて集まってくれたアンドロイド達を全員路頭に迷わせる事になるかもしれない。
でも自分が犠牲になるルートなら、まだ皆が逃げ切れる可能性がある。オレ(マーカス)がいなくなっても代わりの指導者が生まれてくれる可能性もあるし(でもノース、お前だけはお願いだからやめてくれよ)、わんちゃん自分がどうにか助かる可能性もあるかもしれない。犠牲=死とは決まってない、よし、犠牲を選ぶぞ、と悩んで決めた形になります。

こんな感じで「選択肢」が選べる制限時間ギリギリまでいつも悩んでいたので、マーカスにはめっちゃ迷惑かけてたかもしれないなぁって思ってます。たまに選び損ねる時あったし……。

ちなみに犠牲ルートの結果、サイモンがマーカスを守って亡くなりました。
サイモン、タワー襲撃からなんとか生還してきてくれたばかりだったというのに……。どうして出てきちゃったの、お前……。
サイモンの最期の顔が忘れられなくって、以降、サイモンと同じ型のアンドロイドと出会う度に「サイモン……。どうして……」と打ちひしがれて、友人に「引きずりすぎじゃね」とツッコまれるようになったのは、ちょっとしたオマケ話です。

はあ、サイモン……。なぜ……。
守りたかったあの金髪……。

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あと選択肢といえば、私はカーラ編でもやらかしました。
どこでやらかしたかと言われたら、『旅立ち』のチャートです。対岸に渡り切る前にルーサが亡くなり、対岸に渡りきったところでアリスが亡くなりました。

えぇ、そうです、プレイした方ならわかるかもしれませんが、警備隊に追いかけられた時に乗っていたボートのスピードをあげてしまいました。
本当は一旦川に飛び込んで警備隊をやり過ごすかどうかで悩んだんですが、ボートに乗る前に水温が-1℃で、ルーサーから「入ったら(自分達の)部品が凍ってしまう」という話をされていたので、入っちゃいけない、というかアリスの体温センサー切ってないからアリスいれたら死んじゃうんじゃね!? って思って、スピードをあげる方を選んじゃって……。そしたら、悲惨な結果に……(涙)

あ、ルーサーを盾にする選択肢とかできないから。
なんの為にルーサーとここまで来たと思ってるんだよ。一緒に生きる為だよっ!!!!!(クソデカボイス)

もうアリスがカーラの腕の中で「眠たい」と言う度にこっちの心が死ぬかと思いました。「私達やっと家族になれるの?」とか、いやもう家族だから、最初からずっと家族だからってずっと言い続けてました(私はプレイ中に独り言を普通に言ってしまうタイプの人間です)。
隣で友人がいなかったらボロ泣きしてた自信あります。

一人ぼっちになってしまったカーラを、その場で自決させるか、生きるか決めるのも辛かった。
辛かったけど、生きていれば何か2人の命を助ける手立てがあるかもしれないと思って、生きるを選択しました。ルーサーがボートで亡くなった後、その重さに耐えきれずに壊れたボートが沈みかけてる時もルーサーの身体を捨てなかったのは、対岸に行けば何か手立てがあるかもしれないって、そんな希望があったからだったりしたし……。

こういう時にこういう言い方をするのは、今までの物語の展開的に皮肉かもしれないけど、だってアンドロイドなんだもん……。
何か部品とか交換すれば、もしかしたら、もしかしたらさぁって……。

こんな終わり方、ないよ……。
ただ、最後に車(たぶん、ローズ達かな……)が来てくれた事にだけはすごい安心しました。
ボートに乗る前に約束したもんね。「また対岸で会いましょう」って。

あと、このカーラのエンドは車がきた所で画面が暗転して終わってしまったので、この後の展開はご想像におまかせしますパターンなのかなって思ってます。
ご想像におまかせしますパターンなら、アリスとルーサーがどうにかこうにかして助かったって流れにするのはダメですかね。ダメですかね!!!!!!!!(クソデカボイス)

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唯一、救いのある展開を迎えてくれたのは、コナーかな。
コナーに関しては、本当にハッピーエンドだった。

彼に関して言えば、最初から変異体にさせるつもりで1周目は進んでいました。
なので、変異体にさせる気満々で、ソフトウェアの異常値をあげまくってしました。
ハンクの好感度? ソイツならコナーの横でガンガン上昇しているよ?(ニコォ…

最後のアマンダのくだりは、ゾッとしましたね。
カムスキー宅で見た写真や彼の「非常口」発言、さらにアマンダの「この空間(アマンダとコナーがいつも会っていた仮想空間)はカムスキーが作った」というセリフから、たぶんここにいるアマンダはガチでデータ上の存在で本物はもう亡くなっているんだなって事は想像がついていたのですが、コナーの意識を乗っ取るという展開は予想外で「は!? あんのクソババァッ!やりやがったな!?」ってなりました。

まぁ、先に変異体になってアマンダを裏切ったのは、コナーの方なんですけどね。
でもそれも計算した上でって感じのセリフだったんで、最初から裏切らせるつもりだったのかなって思うと、やっぱりアマンダの方が先ですね。2周目以降、覚えとけよ、アマンダ……。

なんだかんだ、アマンダ乗っ取り作戦は阻止する事ができたので、そこは「やってやったぜ」感でした。
でも無意識(というかアマンダに操られて?)でコナーが拳銃をマーカスに向けて撃とうとしていた事に気づいた時は、ここ一番ゾッとしましたね。

マーカス編の感想でも言いましたが、1周目のマーカスは平和主義者で行っていたので。
平和的な行動の末に、一時的な勝利を得、アンドロイド達をわき立たせる発言をしている最中のマーカスを撃つとか、いやもう、そんな事したら阿鼻叫喚の地獄になる事は確実でしょう。

こわっ、本当、こわかった、よかった意識取り戻せて。
アマンダてめぇ、2周目以降覚え(ry

最後は、青空の下、相棒(ハンク)と抱き合って終了。
晴れ渡るような青空の演出もそうですが、チキンフィードの前って演出が最高にエモかったです。
あそこって多分、作中で初めてハンクとコナーが仕事とか抜いて、ちゃんと「自分」という個で会話しあった場所なんですよね。

そんな場所で再会した相棒同士が無言で抱き合って、その再会を喜び、お互いの無事を確認しあう流れ、最高にエモエモです。ブロマンス好きにはたまりませんでした、ありがとございます。

正直、自身が所属する社を裏切ったコナーと、警官でありながら人間側ではなくアンドロイド(コナー)の味方をして、色々やらかしちゃったハンクのこの先がどうなるのか考えると怖いんですが、まぁジェフリーがきっとどうにかしてくれることでしょう。なんせ、ハンクの優秀な上司兼友人の筆頭だろうからね!
きっと、ハンクの分厚い懲戒ファイルを増やすだけにしてくれる筈。
信じてるぞ、ジェフリー!(ニコッ!)

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マーカス編も正直、未来の事を考えるとちょっと怖いんですけどね……。
今後もたぶん、人間とアンドロイドの共生の為の交渉は続いていきそうな予感がするし……(なんせ、エンドのところに書いてある説明が「一時的に自由を手に入れた」だったんで……)。

それになにより、アンドロイド達が皆、マーカスに頼りすぎ(ジェリコの初期メンバー以外)。
コナー編で登場した、殺人を犯してしまったアンドロイドくんが「自由なのはわかったけど、どうすればいいかわからなかった」「命令されないなんて初めてで」「だから屋根裏に隠れてしまった」って発言をしてた為、たぶん、他のアンドロイド達は全員そんな感じなのかなって……。

そんな事を言ったら友人から「従う相手を人間からマーカスに変えただけじゃん」って的確な事を言ってくれたので、「それだ!」ってなりました。

彼らアンドロイドが、本当の意味での自由を手にするのは、「人間との共生」という名の「自由」を手に入れた後の行動にかかってくるのかもしれないなって思いました。
頑張れ、1周目マーカス。君の苦労は、たぶんきっとこれからも続いていくぞ。


■2周目以降の話

1周目が終わったのなら、やっぱり2周目も行くのがマルチエンドのデフォだよね! って事で、当然2周目以降もやります。

一応、最低限4周ぐらいはプレイしようかなと思ってはいます。
ちまちま見れなかった分岐を見つつ、4周目は全員生存ルート(があると聞いたので)を目指して、そこで一旦プレイを終了しようかなって思ってます。
そのあとは、忘れた頃にまたやりたいなって感じです。記憶を失ってからやる方が、たぶん緊張感もまたひとしおの筈なので! 分岐集めで緊張感だしてたら捗らないから、4周目までは定期的にプレイを行っていく予定ですが。

なお、2周目は友人と話した結果、修羅の道を行く事になりました(流れるようにして、2周目も見るつもりの友人が草です←)

予定としては、

・マーカス、暴力走る
・カーラ、盗み殺人お手のもの
・コナー、ハンク大好き、でも僕機械(変異体にならない)

の3本立で行くつもりです。
コナーに関しては、ハンクの好感度もソフトウェアの異常値もあげない方向で行くかどうかって話も出たんですが、人間的感情を抱きながら、それでも機械になりきる事を選ぶ方が修羅(地獄)っぽいよね! って事で、こうなりました。
ごめんね、コナー。

なお、絶対自分の精神が死ぬ未来が見えてるので、3周目は「ポンコツコナーくん」でプレイさせてくれ、と友人に頼んであります。
ひたすらにコナーくんをポンコツにして、遊ぶだけのコーナーです(おい)。
コナーくん可愛いから、可愛いところいっぱい見たいの。

相反して、マーカスは頑張って完璧人間プレイをこなそうかなって思ってます。3周目となれば、きっともう操作にも慣れまくってるでしょうしね。
がんばろうね、マーカス!

カーラは物騒になっても平和的であっても、アリスとルーサー(できればラルフもいれたい……)と一緒に幸せゴールを目指して頑張るつもりです。
絶対生きて、幸せになろうな……!(フラグ)

そんな感じでデトロイト、1周目プレイの感想でした。

ここまで読んでくださった方々へ。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。


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勝哉道花|創作家(小説)
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