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読書感想文(歴史)

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歴史に関する読書感想のまとめです。 対象は日本の歴史が中心になりますが、世界史も対象になります。 新刊・旧刊もふくめて広く対象になっております。
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#歴史

「駿甲相三国同盟 今川、武田、北条、覇権の攻防」 ◆読書感想文:歴史◆(0036)

戦国時代、稀有の攻守協働軍事同盟。戦国三英傑の天下統一に隠れて脇に追いやられがちな東国戦…

reki4
11日前
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「吾妻鏡 鎌倉幕府『正史』の虚実」 ◆読書感想:歴史◆(0035)

勝者によって後から描かれる「歴史」への批判の眼差しが秀逸。鎌倉幕府の正史とされる『吾妻鏡…

reki4
1か月前
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「平安王朝と源平武士」 △読書感想:歴史△(0032)

名高い武士と武門たちを幅広く取り扱いながら、それらが最終的に源氏に集約されていく流れの解…

reki4
5か月前
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「暴力とポピュリズムのアメリカ史」 △読書感想:歴史△(0031)

ときとして日本人には理解しがたいこともある米国の過激な政治のうねり、アメリカン・デモクラ…

reki4
6か月前
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「冷戦史」(上・下) △読書感想:歴史△(0027)

第2次大戦後の現代史(20世紀)の概観に便利。米ソ冷戦時代を一気通読する一冊です(上下二巻…

reki4
10か月前
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「ヒッタイト帝国 『鉄の王国』の実像」 △読書感想:歴史△(0026)

「鉄の王国」のイメージから一歩脱却してヒッタイトの実像を広く知ることができる一冊です。 …

reki4
1年前
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「江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩『江戸日記』」 △読書感想:歴史△(0024)

豊富なエピソードから武士たちの実像が垣間見えます。内側の様子を知る機会の少ない江戸の大名屋敷の裏側や様々な実情を紹介・解説する一冊です。 <趣意> 歴史に関する書籍のブックレビューです。 対象は日本の歴史が中心になりますが世界史も範囲内です。 新刊・旧刊も含めて広く取上げております。 「江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩『江戸日記』」 著 者: 久住祐一郎 出版社: 集英社インターナショナル(インターナショナル新書) 出版年: 2023年 <構成>本書は全五章の構成になって

「足利将軍たちの戦国乱世 応仁の乱後、七代の奮闘」 *読書感想:歴史*(0023)

室町時代後半・戦国時代に入った頃からの足利将軍たちの苦闘を記した一冊です。後期足利将軍た…

reki4
1年前
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「ソース焼きそばの謎」 △読書感想:歴史△(0022)

B級グルメの代表のひとつであろうソース焼きそばの起源とその歴史について考察する一冊です。…

reki4
1年前
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「新説 家康と三方ヶ原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く」 △読書感想:歴史(0021)…

戦国時代の有名な合戦、武田信玄と徳川家康の直接対決である“三方ヶ原合戦”にフォーカスした…

reki4
1年前
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「軍と兵士のローマ帝国」 △読書感想:歴史△(0020)

古代ローマ帝国についてその軍制という視点から社会的・政治的構造を読み解く一冊です。 「軍…

reki4
1年前
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「院政 天皇と上皇の日本史」 △読書感想:歴史△(0019)

摂関政治と武家政権の間に位置する「院政」という政治制度(?)の時系列とそれが実際にどう機…

reki4
2年前
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「天下統一 信長と秀吉が成し遂げた『革命』」 △読書感想:歴史△(0018)

中世・戦国時代から、天下統一そして近世の創出に至るこれまでの一般的イメージを問い直すとと…

reki4
2年前
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「三好一族 戦国最初の『天下人』」 △読書感想:歴史△(0016)

織田信長に先立って戦国時代の京都で覇権を握った三好長慶、そしてその父祖や子孫ら一族の歴史をまとめた一冊です。 「三好一族 戦国最初の『天下人』」 著 者: 天野忠幸 出版社: 中央公論新社(中公新書) 出版年: 2021年 <趣意> 歴史に関する書籍の読書感想です。 対象は日本の歴史が中心になりますが世界史も範囲内です。 新刊・旧刊も含めて広く取上げております。   ※一部、本書本旨に触れている部分があるかもしれません。ご容赦ください <概要> 三好長慶はこれまでど