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【主婦勉!】世界の国と首都を覚えたい〜似た名前編②〜

 
名前が似ているところシリーズ第2弾。

【アルメニア共和国】
首都:エレバン

アルメニア

トルコの右上あたりに位置し、
アジアに属している国。

国名はアーリア系アルメニア人の名に由来。

前19世紀頃からハイ族が住んでいて、
ハイ族の英雄アルメナケに率いられ
分派した一族が
アルメニア族と名乗ったとか。

エレバンの意味はわからず。
英語でないと推察も難しい...

世界で初めて
キリスト教を国教として定めたり、

ノアの方舟がたどり着いたとされる
アララト山があったり、

アダムとイブが住んでいたエデンの園も
ここだったんじゃないか説があったり、

イエスが磔にされた際、
本当に絶命したのかどうかを確認するため
脇腹を刺したと言われる
「ロンギヌスの槍」(エヴァ!)
がこの地にあったりと、

日本ではあまりその名前を聞かない国だけれど、
たぶんキリスト教世界においては
重要な場所のように思える。

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アララト山

とはいえ、ロンギヌスの槍は
バチカンとか他にもいくつかあるそうで、
どれが本物、とか
そもそも?とか
本当のところはわからない。

イエス本人のDNA鑑定は出来ないとしても、
本当に人を突いたのならば
血液反応くらいは
出るような気がするんだけど
(昔すぎると無理なのかな)
そのあたりはっきりさせちゃうと
やっぱりいろいろ大変なんでしょうね。

そして、本物なのかどうかを知りたいのは
私のように想像力のない好奇心をもつ
完全に外野の人間だけで、

それを本物だと信じ
信仰し続けてきた人達にとっては、
本物かどうかなんてことはおそらくもう
たいした重要じゃないというか、

何千年間と守られ続けてきたものであり、
そこに属する人たちや、信じる人たちの
心の拠り所であり続けているものである、
というだけで十分なんだと思うし、
そう思うと、
それについて私のような外野が
とやかく言うのは
とっても野暮に感じる。

ちなみにこの槍がある
エチミアジン大聖堂(世界最古の教会らしい)
の宝物館には、
ノアの方舟の木片もあります。

むむむーん!
野暮とか言った舌の根も乾かぬうちだが、
やっぱりむむむーん!
それって本物(以下略

そしてこの地に槍を持ち込んだのは
聖タダイと言われている。
その聖なる槍を持っていたことで
異教徒たちに恐れられて
斬首されたんだとか。

タダイさんといえば
あの"忘れられたBIG WAVE"じゃないや
「忘れられた聖人」でお馴染みのあの人。
と思って以前「アトリビュート編」の時に
調べてこのnoteに書いた記事を読み返したら、
(数行上の下線引いてある"聖タダイ"から
記事に飛べます。)

たしかにアルメニアで殉教て
自分で書いてました。はははー
あとバルトロマイもアルメニアで
皮剥ぎの刑にされてた。

ちなみに旦那は
「アルメニアはエレキバン」
で覚えたそうだ。
だからアルメニアがどうエレキバンなのか、
そこが繋がらないと
覚えられないんだってば...
エストニアがエレキバンだっていいじゃないか…


【アルバニア共和国】
首都:ティラナ

アルバニア

イタリアのかかと部分の海を挟んだ対岸に立地。

アルバニアってとにかく国旗がカッコいい。

アルバニア国旗

こんな国旗だから
なんとなくヨーロッパ系の
キリスト教国家と思っていたが、

かつてこのあたりにあった
オスマン帝国支配の歴史などから、
国民の大半はイスラム教徒なんだそうだ。

そしてヨーロッパで唯一
イスラム協力機構に加盟している。

アルバニア語での国の呼び方は
「シュチパリサ」というそうで
これは「鷲の国」の意。
アルバニア人は鷲の子孫であるという
伝説に由来している。

これに対し「アルバニア」は
ラテン語の「白」が語源とされていて
この地の地質が石灰質で白いからと
いう理由だそうだ。
ちなみに化粧品の名前にもなっている
「アルビオン」ももとは白的な意味らしい。

てか、なんで”白い土地”的な呼び方に
する必要があったんだろうか。
そのまま鷲の国ではダメだったのかな。

ティラナの意味はわからないけど、
この鷲のように、
もしくはGLAYのTERU氏ばりに
目を閉じて天を仰ぎ、
思いきり両手を広げて
「ティラナ!」と叫ぶ自分を想像すると

キモいながらもなんとなく、
アルバニアの首都はティラナ以外に
ないような気がしてくるから不思議だ、
と無理やり思いこむことにする。

アルバニアとアルメニア似ているが
濁音が入ってる方がなんか強そう
→強そうな方がワシの国旗
→GLAYのTERU氏「ティラナッ!」

我ながらもう完璧に
「ちょっと何言ってるかわかんない」状態だが笑
覚え方はもうこれしかない気がする。
アルメニアはエレキバンで応戦。

覚え方はいいとして(全然よくないけど)
この国、第二次大戦後、
かなり気合いの入った共産主義国になり
西欧諸国とは距離を置いたものの、
そのうちソ連や中国あたりとも
なんか違くね?みたいな感じになった結果、
しばし鎖国状態になるという
かなり興味深い歴史がある。

で、その鎖国の間に入ってきていた
唯一の他国情報が
海を挟んだお隣の
イタリアのラジオから流れてくる
情報だったそうなので、
(大阪のラジオ聞いてる徳島的な?)
今でもかなり言葉や食べ物などが
イタリア寄りなんだそうだ。

そして先程イスラム国家と
言ってはみたものの
この鎖国時代は「無神国家政策」という
なかなかに珍しい(わけでもないのかな)
政策が取られていた影響からか、
比較的宗教についても緩いそうだ。

そして何より興味深いのが、
かつて、国民の1/3がネズミ講で全財産を失い、
国家レベルで財政破綻しかけて、
それに端を発して
アルバニア暴動が起きるという
嘘みたいな本当の話があった国で、
国として結構カオスというか、
相当パンクな印象の国だ。

無神国家政策や、ネズミ講の話の詳細は
ここでは割愛するけれど、
いろいろと根も深く、
とても勉強になるので
興味のある方は調べてみてほしい。
こちらのサイトさんが結構詳しいし、
写真も美しい。

アドリア海に面しているからなのか、
ビーチはとても美しく、
また東欧文化の影響か
手作り小物などもとにかく刺繍がかわいくて
女子受けしそうな国である。
もっと注目されてよい気がする。

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って6国やるつもりが、
これだけ長々やってまだ2国!
いやー、沼だな世界は。