#7 Rugby World Cup ‐ モナコ編
モナコ公国 (Principality of Monaco) にて2泊し、ヨーロッパの老舗お金持ちリゾート国を満喫しました。最初に残念なことを書くのですが、それは8割、いや9割くらいの部屋が空室だったことです。写真を見ていただくと分かると思いますが、殆どの高層ビルは、(多分) リゾート・マンション(あるいはコンドミニアムとか別荘とも呼ばれる代物) だと思われ、私の訪れた10月はモナコの観光シーズンでは無かったのでないですかね。夜も明かりの点かない部屋だらけでした。きっとそのマンションのオーナーが遊びに来る観光シーズンは、眩い夜景を期待できるかと思います。そして、もう一つ残念だったのは、お金持ちが不在であった=スーパーカーが余り走っていなかったことです。
モナコはカジノで有名な国でありますから、どんな感じなのか期待したのですが、なんか大したことは無かったです。実際、カジノは2軒しか無かったと思います(3軒だったかも)。一軒は旅行者が気軽に入れるカジュアルなカジノ。もう一軒はカジノ・ド・モンテカルロ (Casino de Monte-Carlo) という1800年代中頃から続く歴史あるカジノで、日中は旅行者のラフな服装で入れますが、夜はジャケットくらい羽織らないと入れないそうです。ただ、私のような一般人が遊べる部屋は本当に大したことはなく、映画007カジノ・ロワイヤルでジェームズ・ボンドが勝負をしたようなVIPルームは見ることすらできませんでした (そもそもVIPルームがどこにあったのかすら不明) 。それでもラスベガスと違い、建物には歴史を感じる趣きがあったのですが、デジタル式スロットマシーンはその雰囲気には全く合っていませんでした。手動で ”ガッチャン” と動かすアナログ式が見たかったですね。念のためですが、スロットマシーン以外に、ブラックジャックやポーカー、ルーレットで遊ぶこともできます。私はギャンブル向きの性格ではないので、中を見学しただけですが、中を見るために入場料として18ユーロを払っています (ギャンブルをする人も18ユーロを払って入場する)。
カジノ以外では、F1のモナコ・グランプリで有名なヘアピンカーブを見れたのは良かったですし、港には何億円するんだ?という超豪華ヨットやクルーザーが多数停泊しているのを見て観光を堪能しました。そして、モナコの町中で目にしたレストランもイタリアンが圧倒的に多かったと思います。モナコでも、フランス料理を楽しむには三ツ星ホテルに入っているようなレストランで食事をする必要があったのかもしれません。次回、行くことがあればブレザーくらい持っていこうかと思います(今回の旅行にはジーパン、Tシャツ、フリースしか持っていかなかった)。それと、トップ(見出し)に載せた写真から、町の上に広がる丘が分かるかと思いますが、そこには海を見渡しながら楽しめるゴルフコースもあります。
最後に、世界のお金持ちが集う観光大国モナコの通りは、それが裏路地でもゴミ一つ無いようなキレイな町でした。なにしろ驚いたのは、清掃業者の人たちは外側だけでは無く『ゴミ箱の中』も雑巾で拭いておりました。ゴミが無いことで有名なシンガポールにも負けないのではないですかね。
余談: 道中とかその他
ムスティエ=サント=マリーを発ち、モナコ公国 (Principality of Monaco) へと車を走らせたわけなのですが、本当に走り始めてすぐに青々とした水を湛えたきれいな湖の脇を通り抜けた後、丘陵地帯のてっぺんを10キロ近くに渡ってドライブです。その丘陵地帯一体が広葉樹の森のようになっており、この数日走ってきた風景とは全然違った感じで不思議でした。ちなみにですが、深い森を想像するかもしれませんが、背丈が 15~20 m ほどの木々だったので、薄暗い感じの無い明るい森でした。
モナコ到着後にレンタカーを返すことにしていたのですが、ムスティエ=サント=マリーを予定時間以上楽しんでしまったのと、途中道が混んでいるところがあり、到着したのはレンタカー会社の営業時間が終わる30分くらい前でした。レンタカーを利用しても、けっこう時間配分は上手くいかないものです。ちなみにですが、パリのような大都市空港にある営業所は 夜中まで対応しているかもしれませんが、ちょっと地方に行ってしまうと営業所は8〜17時が普通でした (パリ市中にあった殆のレンタカー会社の営業所ですら7〜18時が営業時間でした。但し、鍵の返却箱を用意している場合もあり) 。
次回はニースになります。
Rugby World Cup の過去記事。