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2024 フランス・スイス旅 1 — エクス・アン・プロヴァンスとその近郊の町

昨年、ラグビーW杯観戦を兼ねてフランスとスイスを駆け足で巡りましたが、今年も少し事情があり、再びフランスとスイスへ旅することにしました。今回訪れた町の中には昨年と同じ場所や同じ地域もあり、ちょっとした懐かしさと新鮮さが混ざった旅となりました。ただこの旅行中、雨に見舞われる日が多かったのが少し残念です。なお、昨年の旅行記へのリンクは一番下に貼っておきますので、ぜひそちらもご覧ください。

最初に滞在したのはエクス・アン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)で、10月11日から3泊しました。ちなみに利用した空港はエクス・アン・プロヴァンスから車で40分ほどに位置するマルセイユ空港です。

エクス・アン・プロヴァンスは中世の趣を残しながらも近代的な雰囲気を併せ持つ町です。大学があり、多くの学生が住んでいると事前に知っていましたが、実際には思っていたよりも規模が大きく活気のある町でした。特に(エルメスを筆頭とした)ブランド店やセレクトショップ、ブティックも数多く立ち並んでいます。また、この町には画家セザンヌに縁のある美術館もあり、彼の作品が多く展示されています。セザンヌの代表作「ビクトワール山」も、エクス・アン・プロヴァンスからすぐ近くでその姿を望むことができます。

そしてこの町に滞在中、近郊の中世の城塞都市ル・カステレ(Le Castellet)、地中海に面したカシ(Cassis)、そしてプロヴァンス地方最大の都市マルセイユ(Marseille)にも足を伸ばしました。もう2、3の町にも立ち寄る予定でしたが、小さな村でも立ち止まるとあっという間に1時間が経ってしまい、いくつかの場所をパスすることに。時間が限られる中での選択でしたが、その分、訪れた町や村をしっかりと楽しむことができました。

エクス・アン・プロヴァンスのシンボルの1つであるサン・ソヴール大聖堂。諸説あるものの、建造されたのは5世紀頃とされています。ガイドブックには、聖堂の外に小さな庭園を囲むように回廊があると書かれていたのですが、残念ながらその回廊を見つけることができませんでした。いったいどこにあったのか、不思議に思います。
サン・ソヴール大聖堂の美しいステンドガラス。
エクス・アン・プロヴァンスの通り。
秋晴れを楽しんでいるのかオープンカフェは賑わっていましたし、夜もレストランの外で食事を楽しんでいる人たちを多く見ました。ただ根っからの嫌煙家にとって、オープンカフェやレストランの外での食事は喫煙家との戦いであったりもします。
こちらがグラネ美術館です。もともとは教会だった建物を美術館として改築したそうで、名前はこの地を代表する画家であるグラネにちなんでいます。館内には、セザンヌの作品をはじめ、レンブラントやピカソの作品も展示されておりました。特にレンブラントの描いた2枚の肖像画が本当に素晴らしかった、とは個人的感想です。
中世城塞都市のル・カステレからの眺めです。
ル・カステレの教会です。ステンドグラスが1枚しかない珍しい教会でした。しかし、曲面をした天井も石で組まれていて、素晴らしいの一言です。
ル・カステレの教会
まだ午前中の早い時間だったためお客さんはいませんでした。
ル・カステレの裏通り
ル・カステレで見かけたおしゃれなお店。
ル・カステレにて
ル・カステレにて
地中海に面したカシの町。昨年訪れた(映画祭で有名な)カンヌの町を小さくした佇まいでした。通りの右手にはレストランが並んでいて、多くの人が昼食を楽しんでいました。
カシの港。上の写真の通り左側にあたります。この後、本格的に雨が降り始めかなり残念でした。太陽が出ていたらば海が青く輝いていたことでしょう。
昨年も訪れたマルセイユの旧市街。こちらは旧市街での一枚ですが、スプレーアートが町のあちらこちらに描かれています。
マルセイユにて
こんな感じに描かれていくのですね。ちなみに壁の下に2人、上にも2人のアシスタントらしい人たちがいて、なかなか大掛かりだと思いました。
マルセイユの通り
マルセイユで見かけた絵になるワン公。この後、雨が本降りとなりこの日の観光は終了。


次回は、エクス・アン・プロヴァンスを出発し、2つ目の宿泊地であるアヴィニョンに向かう道中で立ち寄った町々を紹介します。


昨年の旅行雑記


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