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Alpine Scrambling #3 - Lightning Peak

Alpine Scrambling No. 3 の目的地は Lightning Peak です。下の地図には名前が表示されない、つまるところ、周囲の山々に比べて標高が高いとか、人気のある山ではありませんし、Olympic National Park からもギリギリ外れています。Seattle からだと3時間くらいかかる場所にあります。

赤のラインが Lightning Peak へのトレイルです。
青のセクションは整備されたトレイル、赤はオフトレイル、そして黄がスマホGPSの足跡です。

標高:      1,343 m (4,406 フィート)
標高差:     約1,189 m
距離(往復):             約14.2 km
時間(休憩込み):  約11時間15分
参加人数:    4人 

トレイルの至る所に直径 1 m を越す巨木が倒れいましたが、きれいに整備されていました。この箇所は地滑りがあったようです。
オフトレイルを少し進んだところで仰ぎ見た Lightning Peak (右側の頂)。
谷底は霧が深く立ち込めいました。
標高の低い山でしたが、北側を向いているため雪がかなり残っていました。
人生初のアイゼン装着!
アイゼンを使用しての登攀は本当に楽でした。ただ雪が溶けてしまっていた場所では厄介でした。必要以上に土にめり込みますし、岩や石の上では不安定になります(アイゼンの爪による引っ掻き音と感覚も不快)。それとアイゼンの取り回しに慣れていないため、注意を払わずに足を上げたり、交差させたとき、爪でゲイター(スパッツのよう足に着ける装備)を引っ掻いて 2 cm ほど裂いてしまいました。
ピッケルも大活躍
手前が Lightning Peak、奥は false peak (偽の頂上)
メンバーの一人が Lightning Peak 頂上到着
Lightning Peak から見た Olympic National Park の山々
Lightning Peak から見た false peak。”偽の頂上”と呼ばれていますが、標高は Lightning Peak と本当に同じくらいにしか思えませんでした。
Lightning Peak からの眺め。遠くに見える湖は (登山口すぐ右手にある) Lake Cushman
Lightning Peak から false peak へのトラバースをすることになり、この scrambling のリーダー(左)とサブリーダー(右)が下降用ロープの準備中。
Lightning Peak、1,343 m!
false peak へのトラバース開始
正直、難易度の高い岩では無かったのですが、左に滑落すると骨折、(この写真ではそんな感じでありませんが) 右に滑落すると死のみ、ということでリーダーがロープの使用を決定。私にとっては良い練習。
最後の一人が下降開始
false peak までもう少し
false peak 直前の急登攀。下山時は安全確保のため簡易的にロープを使用しています。
false peak から見た Lightning Peak
false peak から見た Lightning Peak と Lake Cushman
false peak 山頂で咲いていた高山植物
false peak から再び Lightning Peak へ

false peak での昼飯休憩中は登山靴を脱いでいたのですが、再び下山を始めると、すぐに右足の人差し指、中指、薬指の下が異様に痛みます。何度か紐を締め直したりしましたが、痛みは最後まで消えず、最悪の下山を余儀なくされました。私の足は形が変なのか、踵はもちろん親指や小指の外側にも靴擦れをよく作るため、『この登山靴も合わないのか』と本当にイライラしました。しかし、翌日、登山靴の手入れをする際にソールを外してみると、靴底から長さ5cm、厚さ8mmほどの平たい小石が入っていることが判明しました。どうやら、その小石を踏み締めながら歩いていたようです。登山用の厚手のソックスを履いていたため、まさかそんな石が入っているとは気づきませんでしたが、マヌケ過ぎです。

次回の Alpine Scrambling は7月中旬の予定です。

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