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2024 フランス・スイス旅 3 — アヴィニョンとその近郊の町

エクス・アン・プロヴァンスの次に訪れたのはアヴィニョン (Avignon) で、ここでは2泊しました。残念ながら滞在中は雨に見舞われ、町の写真は一枚も撮ることができませんでした。2日目の朝からアヴィニョン近郊の町へ観光に行ってしまったこともありますが、そこでもあいにくの雨でした。

最初に訪れたのはポン・デュ・ガール (Pont du Gard)、ローマ時代に建造された水道橋です。全長は約 50 km に及ぶ水路で、この橋はなんと5ユーロ紙幣の裏側のデザインにもなっています。想像をはるかに超えるスケールの大きさに驚かされました。

ポン・デュ・ガール
長さ 275m 、高さ 50 m!
ポン・デュ・ガール

次に立ち寄ったのは、アルル (Arles) にあるヴァン・ゴッホ橋。ゴッホの代表作「アルルの跳ね橋」に描かれた橋です。ただし、オリジナルはすでに掛け替えられており、現在のものは 1960 年に「別の場所」に再建されたものです。観光スポットというほどの賑わいはありませんでしたが、キッチンカーが一台営業していました。

ヴァン・ゴッホ橋

その後、歴史を感じさせるアルルの町を訪れました。アヴィニョンよりも多くの観光客が訪れる印象で、町には教会や史跡も点在しています。しかし、雨が降ったり止んだりで観光気分も削がれ、いくつか見逃してしまいました。

アルルの町
ローマ時代に造られた円形闘技場があり、最も長い直径部分は 136 m にもなるフランス最大の規模を誇ります。現在は闘牛場として使用されているとのことです。
闘技場の最上段から町並みがよく見えますが、曇り空に負けて写真は撮りませんでした。
円形闘技場

この日の最後に立ち寄ったのは、城塞都市レ・ボー・ド・プロヴァンス (Les Baux-de-Provence) です。「フランスで最も美しい村」に選ばれたこの町は、石畳の小路や美しい街並みが広がり、雨にも関わらず多くの人々が訪れていました。鉱物ボーキサイトの名前はこの町の名前に由来しているそうです。

素敵な石畳の小路がレ・ボー・ド・プロヴァンスの町を覆っています。
レ・ボー・ド・プロヴァンスの町
城塞から見下ろすと、手入れの行き届いた美しい庭園が多く見られます。
城塞から上の写真の反対側を見下ろすと、オリーブ畑が広がり眺望も素晴らしいものでした。
麓に広がる牧歌的な眺め


次回は、アヴィニョンから次の宿泊地リオンに向かう途中で立ち寄った町々について紹介します。


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