Mountaineers - Basic Alpine Climbing コース ‐ ロッククライミング演習
先日、Basic Alpine Climbing コースのロッククライミング実習に参加してきました。大雑把に分けると、ロッククライミングには以下の3種類があります(正確なクライミングの種類や定義については、適宜調べてください)。
ボルダリング:ロープを使用しないタイプ。
スポーツクライミング:事前に設定されたルートに沿って登るタイプ。
トラッドクライミング:登りながらプロテクションと呼ばれる器具を設置しつつ進むタイプ。
Mountaineersでは、主に3つ目のトラッドクライミングが行われており、今回の実習もこのスタイルに基づいて実施されました。実習の様子を写真に収めたかったのですが、安全なポイントでの撮影が難しかったため、ネットからお借りした写真を使って説明します。
まず、クライミングは、リードクライマーとビレイヤーの二人一組で行います。リードクライマーはプロテクションを設置しながら登る役割を担い、ビレイヤーは下でロープ(つまり命綱)の操作を行います。また、Mountaineers ではマルチピッチクライミングを行う岩が主となります。マルチピッチとは、ロープの長さには限りがあるので、中継点を作りながら頂上を目指すスタイルです。
リードクライマーが中継点に達したらば、今度は下にいるビレイヤーがプロテクションを回収しながら中継点を目指して登ります。一般的には、この地点でリードクライマーとビレイヤーが役割を交代します。しかし、私が受講しているのは基礎コースなので、リードクライマーになることはありません。次のレベルを受講すると、プロテクションの設置方法などを習得できるようになります(来年受講するか、友人と思案中)。今回の実習は仮想マルチピッチ・トラッドクライミングだったため、中継点での作業を学ぶだけで終了しました。
下の写真は懸垂下降の演習です。頂上に到達後、麓まで降りる練習をしています。クライミングではバックアップがすごく大事になるので、この懸垂下降も万が一ブレーキが効かなくても大丈夫なように、もう一つのブレーキシステムを用意しています。ちなみに右側にいるインストラクターは演習なので第3のバックアップをしてくれています。つまり、実際のクライミングではこの役割を担う人はいません。
今夏、実際のマルチピッチ・トラッドクライミングに参加する予定なので、その時、もう少し全体図が分かるような写真を撮ってきたいと思っています。
それとトップの写真は、生徒とインストラクターの集合写真です。生徒が25名くらい、インストラクターは15名くらいです。いつもながら、ボランティアで教えに来てくれているインストラクターの方々には感謝、感謝です。
おまけ写真。