アルパイン登山 ー Whitman Crest in Mt. Rainier National Park
今回のアルパイン登山は、マウント・レーニア国立公園内に聳える Whitman Crest です。この山の標高は 2,842 m で、山頂付近には Fryingpan Glacier と呼ばれる氷河があります。
登山は早朝 2 時 15 分にヘッドランプの光だけを頼りにスタートし、休憩などを挟みつつ、登山口に戻ってきたのは 14 時 30 分頃でした。この約 12 時間 15 分の間に、約 21.5 キロを歩き、1,770 m の標高を上げました。
超早朝にスタートした理由は、日中は氷河の上に積もっている雪が溶け出し、一歩ごとに雪に嵌ったり、膝くらいまで踏み抜いたり、最悪の場合、隠れているクレバスに落ちる可能性があるためです。そのため、少しでも氷河の状態が良い早朝に登山するのが一般的です。今回も山頂からの下山時には、氷河の雪質が悪くなっており、何度か脛の真ん中くらいまで嵌りながら下りてきました。
前回のオリンパス山登山同様、氷河では 3 人一組のロープチームでの登山でしたが、疲れてくると注意散漫となり、アイゼンを履いているブーツでロープを踏んでしまうことがあり、まだまだ練習が必要です。
今年の氷河登山はこれにて終了です。これからは表面の雪が溶け、ガチガチの氷が剥き出しになってくるため、安全に登れる状況ではなくなるためです。
次回の記事は8月中旬か9月に行く予定にしているマルチピッチ・ロッククライミングになる予定です。
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