発達障害 自閉症スペクトラムASD ADHD SLD 特別支援

発達障害 知的障害を必ずしも伴わず障害を見過ごしやすい。定型発達とも連動し、当事者視点の理解が重要
注意欠陥・多動症 AD/HD,幼児期は4〜6:1と男児が多く成人は差無し,女性は不注意優勢傾向,DSM-5で12歳以前に症状
極限性学習障害 LSD,学習の困難として、読字,書字,算数などに著しい困難を示す
神経発達症 DSM-5では自閉症スペクトラム症,注意欠陥・多動症,極限性学習障害など
自閉症スペクトラム症 DSM-5で発達早期では年齢記載なし(DSM-IV-TRでは3歳以前)。特徴として言語発達の遅れや理解の困難さが含まれる
発達障害者支援法 自閉症,アスペルガー症候群,その他の汎用性発達障害,学習障害,注意欠陥多動性障害,類する脳機能の障害
発達障害者支援法施行規則 発達障害とは心理的発達の障害並びに行動及び情緒の障害とされる
障害者手帳 身体障害者手帳,療育手帳,精神障害者保健福祉手帳,の3種類どれでも障害者総合支援法の対象
療育手帳 知的障害者の手帳だが、発達障害者でも知的な遅れがある場合取得可。国の法律で規定はなく実施要項は都道府県による
精神障害者保健福祉手帳 うつ病,統合失調症,てんかんなどと、発達障害者が取得可能。療育手帳とのダブル取得可
発達障害者支援センター 都道府県知事が設置できる
3段階 心理教育的援助サービス 一時的:予防的,全ての生徒 二次的:問題のリスクの高い生徒 三次的:問題を抱えた生徒
選択性緘黙 学校等選択された特定の場面,DSM-IVの発達障害からDSM-5の不安症群•不安障害群に分類,18歳未満消滅
精神遅滞(知的障害) 軽度IQ50~69,中等度/重度IQ20~50,最重度IQ20未満
反応性愛着障害 反応性アタッチメント障害,5歳まで,対人関係のパターンが持続的に異常,無視,虐待,養育過誤の結果,DSM-5に認知及び言語の遅れとある
分離不安症 分離不安障害離,自宅や家族等愛着を持つ人物からの分離に過剰な恐怖や不安を抱いてしまう疾患
ノーマライゼーション 地域社会においてできるだけノーマルに近い生活を目指すこと。二次障害の予防につながる
ペアレント・トレーニング 子どもの行動を三項随伴性で分析・理解し適切な強化や罰の操作を目指すABAに基づく
プレイセラピー 遊戯療法,子供が安全な環境で遊び抑圧感情(悩み,怒り,不安,恐怖孤独感)を探求,表現,子供の心理療法
健康日本21 アルコール,自殺者減少,気分障害・不安障害に相当する心理的苦境,メンタルヘルス職場,小児科医は数値目標
自閉症スペクトラム症(障害) ASD,過敏,社会相互交渉,実行機能(計画),中枢性統合(大局),活動興味限局(同一性保持)
絵カード交換式コミュニケーションシステム PECS,応用行動分析の理論・原理が組み込まれた補助代替コミュニケーションの一種
知的障害 特別支援教育,特別支援学校で支援される DSM-5で知的能力障害は知的機能と適応機能を含む障害で18歳までとしている
特別支援教育 通級指導教室,特別支援教室,特別支援学校の他通常の学級でも障害に配慮した指導内容/指導方法で学習活動,学校教育法
適応指導教室 教育支援センター,不登校児童の社会適応と学校復帰が主,市町村の教育委員会
児童相談所 児童や保護者の福祉業務全般,虐待など家庭の問題を扱うことが多い
児童自立支援施設 家庭裁判所の決定や児童相談所から、非行少年に対する保護処分として送致されることが多い
児童家庭支援センター 発達支援の相談•助言の専門機関,児童相談所で賄いきれない子育て相談の受付業務が主
障害者・障害児 日本の法律では1身体障害 2知的障害 3精神障害や発達障害 4難病等による障害 のある人
身体障害 視覚,聴覚•平均機能,音声•言語,内部(心臓,腎臓,呼吸器,膀胱•直腸,小腸,HIVでの免疫,肝臓 の機能障害) の障害と肢体不自由に分類
全般性発達遅延 DSM-5の神経発達症郡で運動•言語の両面に顕著な遅れの見られる5歳未満の子どもに適用
ICF(国際生活機能分類) 健康の構成要素分類,健康生活,生活機能(心身機能身体構造,活動,参加),背景因子(環境因子,個人因子),ICIDH(国際障害分類)が前身
就労継続支援 A型:雇用契約有,B型:雇用契約困難か50歳以上か障害基礎年金1級受給者など
ケースアドボカシー 個人や家族がサービス利用で不利益を被らないように法的に保護された権利を代弁・擁護する

1 32 注意欠如多動症/注意欠如多動性障害<AD/HD>の診断や行動特徴として、不適切なものを1つ選べ。
1 女性は男性よりも主に不注意の行動特徴を示す傾向がある。
2 診断には、複数の状況で症状が存在することが必要である。
3 診断には、いくつかの症状が 12 歳になる以前から存在している必要がある。
4 診断には、不注意、多動及び衝動性の3タイプの行動特徴を有することが必要である。
5 DSM-5では、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDの診断に併記することができる。

4

1 45 発達障害及びその支援について、正しいものを1つ選べ。
1 療育手帳を取得することはできない。
2 精神障害者保健福祉手帳を取得することはできない。
3 発達障害者支援センターの役割に診断は含まれない。
4 発達障害者支援法では注意欠如多動症/注意欠如多動性障害AD/HDは支援の対象に含まれない。

1

1 61 10歳の女児A、小学&年生。小学校への行きしぶりがあり、母親に伴われて教育相談室に来室した。母親によると、Aは学習にも意欲的で、友達ともよく遊んでいる。母親をよく手伝い、食前に食器を並べることは必ず行うので感心している。幼児期は泣くことも要求も少ない、手のかからない子どもだった。Aに聞くと、音読が苦手であり、予習はするが授業中うまく音読ができず、緊張して瞬きが多くなり、最近では家でも頻繁に瞬きをしてしまうという。また「友達には合わせているが、本当は話題が合わない」と話す。
A の見立てと対応として、最も適切なものを1つ選べ。
1 チック症状がみられるため、専門医への受診を勧める。
2 うつ状態が考えられるため、ゆっくり休ませるよう指導する。
3 発達障害の重複が考えられるため、多面的なアセスメントを行う。
4 発達障害が考えられるため、ソーシャルスキルトレーニングSSTを行う。
5 限局性学習症/限局性学習障害SLDが考えられるため、適切な学習方法を見つける。

3

1 62 35歳の女性、会社員。ストレスがたまり気分が沈むため、産業医から企業内の心理相談室に紹介された。元来責任感の強いタイプで、融通が利かないと言われることもあった。2年前に離婚した。発達障害と診断された小学校1年生の娘が一人おり、最近は娘が問題を起こして先生に何度も呼び出されるという。仕事はこなせているが、離婚したことや、子どもの問題を考えると気分が沈む。余暇の楽しみはなく、休日は ぐったりして寝ていることが多い。食欲はあまりなく食事を楽しめない。 原家族は遠方に住んでおり、育児や経済面への援助はない。
現時点で最も適切な対応を1つ選べ。
1 病気休暇を取得することを勧める。
2 非構造化面接や簡単な心理検査を行う。
3 速やかに認知行動療法による介入を行う。
4 原家族や娘の小学校に連絡して情報を得る。
5 生命が危険な状態にあるため危機介入を行う。

2

1 68 12歳の男子A、小学6年生。Aは授業中ぼんやりしていることが多く、学習に対して意欲的な様子を見せない。指示をしない限り板書をノートに写すことはせず、学習全般に対して受動的である。常に学習内容の理解は不十分で、テストの点数も低い。一方、教師に対して反抗的な態度を示すことはなく、授業中に落ち着かなかったり立ち歩いたりという不適切な行動も見られない。クラスメイトとの人間関係にも問題があるとは思えず、休み時間などは楽しそうに過ごしている。知能指数は標準的で、言葉の遅れもなく、コミュニケーションにも支障はない。また、読み書きや計算の能力にも問題はない。
A の状態として最も適切なものを1つ選べ。
1 学業不振
2 学習障害
3 発達障害
4 学級不適応
5 モラトリアム

1

1 75 24 歳の男性A。A は大学在学中に自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDの診断を受けた。一般就労を希望し、何社もの就職試験を受けたが採用されなかった。そこで、発達障害者支援センターに来所し、障害者として就労できる会社を紹介され勤務したが、業務上の失敗が多いため再度来所した。
この時点での A への支援として、不適切なものを1つ選べ。
1 ジョブコーチをつける。
2 障害者職業センターを紹介する。
3 介護給付の1つである行動援護を行う。
4 勤務している会社に A の特性を説明する。
5 訓練等給付の1つである就労移行支援を行う。

3

1 98 学校における一次的、二次的及び三次的援助サービスについて、正しいものを1つ選べ。
1 一次的援助サービスは問題の早期発見を目的としている。
2 一次的援助サービスには発達障害の子どもへの支援を含む。
3 二次的援助サービスは問題が大きくなったときに行う。
4 三次的援助サービスは特別支援教育のことである。
5 一次的、二次的及び三次的援助サービスはそれぞれが独立して行われる。

2

1t52 DSM-5の神経発達症群/神経発達障害群について、正しいものを2つ選べ。
1 選択性緘黙が含まれる。
2 典型的には発達早期に明らかとなる。
3 知的障害を伴わない発達障害のグループである。
4 異なる神経発達症が併発することはほとんどない。
5 発達の里程標への到達の遅れだけでなく、過剰な兆候も含まれる。

2 5

1t64 3歳の女児A。Aはネグレクトで児童相談所に保護された。Aは非嫡出子として出生した。母親はAの情緒的要求に応じることが乏し く、Aを家に放置することが多かったため、一時保護に至った。保護をして1か月が過ぎた。Aは職員とはコミュニケーションはとれるものの、怪我をするなど困ったときには助けを求めることがない。就寝時に絵本を読みきかせたところ、Aは興味を示し、楽しい場面に笑顔を見せた。
A に考えられる障害として、最も適切なものを1つ選べ。
1 広汎性発達障害
2 反応性愛着障害
3 重度精神遅滞[知的障害]
4 分不安症/分離不安障害離
5 注意欠如多動症/注意欠如多動性障害<AD/HD>

2

1t70 15歳の女子 A、中学3年生。8歳で発達障害と診断されたが、Aの保護者はその診断を受け入れられず、その後Aを通院させていなかった。Aはクラスメイトとのトラブルが続き、半年前から学校への行きしぶりが続いている。Aの保護者は、学校のAに対する対応に不満を持ち、担任教師Bに協力的な姿勢ではなかった。Bの依頼を受けた公認心理師であるスクールカウンセラーが介入することになった。
A、A の保護者及び B に対する支援として、不適切なものを1つ選べ。
1 A に適した指導案を B に指示する。
2 学校に対する A の保護者の気持ちを受け止める。
3 学校全体で対応する視点を持つように B に助言する。
4 A の保護者と B に一般的な発達障害の特性について説明する。
5 A の保護者に A の医療機関への受診を検討するように勧める。

1

2 15 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDの特性のうち「中枢性統合の弱さ」として説明できるのは次のうちどれか、正しいものを1つ選べ。
1 特定の物音に過敏に反応する。
2 他者の考えを読み取ることが難しい。
3 目標に向けて計画的に行動することが難しい。
4 細部にとらわれ大局的に判断することが難しい。
5 状況の変化に応じて行動を切り替えることが難しい。

4

2 52 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律について、正しいものを2つ選べ。
1 適切な配慮を行うためには医師の意見書が必要である。
2 行政機関は合理的な配慮をするように努めなければならない。
3 対象者の性別、年齢及び障害の状態に応じた配慮が行われる。
4 対象となる障害には身体障害、知的障害、精神障害及び発達障害が含まれる。
5 事業者は、差別解消の配慮は負担の軽重にかかわらず必要があれば行わなければならない。

3 4

2 91 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDについて、 正しいものを1つ選べ。
1 男性よりも女性に多い。
2 知的障害を伴うことはない。
3 精神障害者保健福祉手帳の対象ではない。
4 放課後デイサービスの給付対象ではない。
5 感覚過敏は DSM-5の診断基準の中に含まれている。

5

2 123 知能検査を含む集団式の能力テストについて、適切なものを1つ選べ。
1 個別で実施することはできない。
2 第二次世界大戦を機に兵士の選抜のために開発された。
3 学校での成績の予測妥当性は相関係数にして 0.60 を超える。
4 学習障害や発達の遅れのスクリーニングとして使うことができる。

4

2 129 PECS の説明として、正しいものを2つ選べ。
1 質問への応答から指導を始める。
2 応用行動分析の理論に基づいている。
3 身振りを意思伝達の手段として用いる。
4 補助代替コミュニケーションの一種である。
5 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDではない子どもに、より効果的である。

2 4

3 46 合理的配慮について、適切なものを1つ選べ。
1 公平性の観点から、入学試験は合理的配慮の適用外である。
2 合理的配慮の対象は、障害者手帳を持っている人に限られる。
3 合理的配慮によって取り除かれるべき社会的障壁には、障害者に対する偏見も含まれる。
4 発達障害児がクールダウンするために部屋を確保することは、合理的配慮には含まれない。

3

3 72 8歳の男児A、小学2年生。授業についていけないという保護者からの主訴で、児童精神科クリニックを受診した。家庭生活では問題なく、勉強も家で教えればできるとのことであった。田中ビネー知能検査ではIQ69、Vineland-IIでは、各下位領域の v 評価点は9〜11 であった。
A の評価として、最も適切なものを1つ選べ。
1 知的機能が低く、適応行動の評価点も低いため、知的能力障害の可能性が高い。
2 知的機能は低いが、適応行動の評価点は平均的であるため、知的能力障害の可能性は低い。
3 保護者によると、家庭生活では問題ないとのことであるが、授業についていけないため、学習障害の可能性が高い。
4 保護者によると、勉強も家で教えればできるとのことであるが、授業についていけないため、学校の教授法に問題がある可能性が高い。

1

3 115 発達障害のある子どもの親を対象としたペアレント・トレーニングについて、不適切なものを1つ選べ。
1 育児から生じるストレスによる悪循環を改善する。
2 対象は母親に限定していないが、参加者の多くは母親である。
3 親と子どもが一緒に行うプレイセラピーを基本として発展してきた。
4 子どもへの関わり方を学ぶことで、より良い親子関係を築こうとするものである。
5 注意欠如多動症/注意欠如多動性障害AD/HDのある子どもの親に有効である。

3

3 121 発達障害者支援法について、不適切なものを1つ選べ。
1 発達支援には、医療的援助も含まれる。
2 支援対象には、18歳未満の者も含まれる。
3 支援対象には、発達障害者の家族も含まれる。
4 国の責務の他に、地方公共団体の責務も定められている。
5 支援は、個々の発達障害者の性別、年齢及び障害の状態に関係なく、一律に行う。

5

3 135 健康日本21第二次において、こころの健康として数値目標が設定されている精神障害として、適切なものを2つ選べ。
1 依存症
2 気分障害
3 適応障害
4 発達障害
5 不安障害

2 5

3 153 14歳の男子A、中学2年生。Aについて担任教師Bがスクールカウンセラーである公認心理師Cに相談した。Bによれば、Aは小学校から自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDの診断を受けているとの引継ぎがあり、通級指導も受けている。最近、授業中にAが同じ質問をしつこく何度も繰り返すことや、寝ているAを起こそうとしたクラスメイトに殴りかかることが数回あり、BはこのままではAがいじめの標的になるのではないか、と危惧している。
C の対応として適切なものを2つ選べ。
1 保護者の了解を得て主治医と連携する。
2 周囲とのトラブルや孤立経験を通して、A に正しい行動を考えさせる。
3 A から不快な言動を受けた子どもに、発達障害の特徴を伝え、我慢するように指導する。
4 A の指導に関わる教師たちに、A の行動は障害特性によるものであることを説明し、理解を促す。
5 衝動的で乱暴な行動は過去のいじめのフラッシュバックと考え、過去のことは忘れるように A に助言する。

1 4

1 27 特別支援教育について、正しいものを1つ選べ。
1 私立学校では実施されていない。
2 特別支援学校教諭免許状が必須である。
3 対象となる障害種別は発達障害と知的障害である。
4 特別支援学校及び特別支援学級の2か所で行われる。
5 就学に際して専門家及び保護者の意見聴取が義務づけられている。

5

1 97 知的障害について、正しいものを1つ選べ。
1 成人期に発症する場合もある。
2 療育手帳は法律に規定されていない。
3 療育手帳は 18 歳未満に対して発行される。
4 DSM-5では重症度を知能指数IQで定めている。
5 診断する際に生活全般への適応行動を評価する必要はない。

2

1 110 反応性アタッチメント障害について、誤っているものを1つ選べ。
1 認知と言語の発達は正常である。
2 乳幼児期のマルトリートメントと関係が深い。
3 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDと症状が一部類似する。
4 常に自分で自分を守る態勢をとらざるを得ないため、ささいなことで興奮しやすい。
5 養育者が微笑みかける、撫でるなど、それまで欠けていた情動体験を補うような関わりが心理療法として有効である。

1

1 127 特別支援教育における通級指導について、正しいものを2つ選べ。
1 中学校では行われない。
2 知的障害は対象にならない。
3 特別支援学校の教員が担当する。
4 障害者総合支援法に定められている。
5 自立活動と各教科の補充指導が行われる。
注:「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」である。

2 5

1t12 障害のある児童生徒への合理的配慮に該当する例として、最も適切なものを1つ選べ。
1 特別支援学校視覚障害の授業で点字を用いる。
2 特別支援教室において個別の取り出し指導を行う。
3 肢体不自由の児童生徒のために学校にエレベーターを設置する。
4 特別支援学校聴覚障害の授業で音声言語とともに手話も使う。
5 試験の際、書字障害の児童生徒にパーソナルコンピューターでの答案作成を許可する。

5

1t41 精神障害に対するスティグマ差別、偏見について、正しいものを &つ選べ。
1 セルフスティグマを軽減する方法はない。
2 社会的スティグマは認知的側面と感情的側面の&つから構成される。 3 社会的スティグマの強さと当事者の自尊感情との間には正の相関があ
る。
4 対象への反応時間を測定することにより潜在的なスティグマが評価で
きる。

1t88 DSM-5に記載されている知的能力障害について、正しいものを1つ選べ。
1 幼少期までの間に発症する。
2 有病率は年齢によって変動しない。
3 IQ が平均値より1標準偏差以上低い。
4 知的機能と適応機能に問題がみられる。
5 重症度は主に IQ の値によって決められる。

4

2 46 「就労継続支援 B 型」について、正しいものを1つ選べ。
1 50 歳未満であれば対象となる。
2 一般就労のために必要な訓練が行われる。
3 障害基礎年金を受給している者は対象とならない。
4 障害者のうち、雇用契約に基づく就労が可能な者が対象となる。

2

2 97 大学における合理的配慮について、最も適切なものを1つ選べ。
1 合理的配慮の妥当性の検討には、医師の診断書が必須である。
2 合理的配慮の内容は、授業担当者の個人の判断に任されている。
3 合理的配慮は学生の保護者又は保証人の申出によって検討される。
4 合理的配慮の決定手続は学内規程に沿って組織的に行うべきである。
5 意思決定が困難な学生への合理的配慮は、意思確認を行わず配慮する側の責任で行う。

4

2 132 知的障害のある子どもへの対応方針について、適切なものを2つ選べ。
1 失敗体験を積み重ねて失敗に慣れさせる。
2 スモールステップでできることを増やす。
3 得意な面よりも苦手な面を優先して指導する。
4 社会生活に必要な技能や習慣を身に付けさせる。
5 具体的な活動よりも抽象的な内容の理解を重視する。

2 4

1t143 9歳の男児A、小学3年生。Aは、入学時から学校で落ち着きがない様子が見られた。担任教師がサポートしながら学校生活を送ってい たが、学年が進むとささいなことで感情が高ぶったり教室の中で暴れたりするようになった。Aの学業成績はクラスの中で平均的であった。スクールカウンセラーとAの母親が継続面談を行い、Aには個別の指導が必要であると判断した。
A が利用する機関として、最も適切なものを1つ選べ。
1 児童相談所
2 教育支援センター
3 児童自立支援施設
4 児童家庭支援センター
5 通級指導教室通級による指導

5

3 15 ケース・アドボカシーの説明として、正しいものを1つ選べ。
1 患者が、医療側の説明を理解し、同意し、選択すること
2 医療側が、患者に対して行おうとしている治療について十分な説明を行うこと
3 障害のある子どもと障害のない子どもを分けずに、特別な教育的ニーズをもつ子どもを支援すること
4 ある個人や家族がサービスの利用に際して不利益を被らないように、法的に保障された権利を代弁・擁護すること
5 障害者が社会の中で差別を受けることなく、権利の平等性を基盤にして、一般社会の中に正当に受け入れられていくこと

3 43 口唇裂口蓋裂、皮膚血管腫、熱傷などによる可視的差違がもたらす心理社会的問題について、最も適切なものを1つ選べ。
1 家族への依存性が強くなるため、社会的ひきこもりとなることが多い。
2 可視的差違は、子どもの自尊感情の低下を招くリスク要因にはならない。
3 可視的差違を有する子どもの多くは、年齢に応じた心理社会的発達を遂げることが難しい。
4 家族や友人だけではなく、広く社会一般の反応や受容の在り方は、子どもが可視的差違に適応していくに当たり重要な要因となる。

4

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