三軒茶屋のシンナー中毒者(仮)
まえがき
大阪からこの東京のボロアパートに引っ越してきてから6年、ついに退去の日を迎えた。
三軒茶屋駅から徒歩6分、家賃5万8千円、
5.5畳のボロアパートには、多様な人間が存在する。
常に窓を開け、よだれを垂らしてスプレー缶を吸引するシンナー中毒者、
低層アパートの2階のベランダで人目を気にせずSEXをする男女同棲カップル
夜中に大声で母国の親に電話しているバングラディシュ人
など、アブノーマルである事が入居条件なのか疑うくらいの様々な人種が入り混じったアパートでの6年間の記録をこのnoteに記そうと思う。
まずは6年間我慢し続けたシンナー中毒者の奇行から綴ることにしよう。