見出し画像

Log No.38 独学2週間で取る!消防設備士甲種4類

昼休みにぼーっとしてたらふと消防設備士の合格発表日が過ぎていることに気がついて調べてみたら無事合格してました。
今回は消防設備士の試験に合格するまでの道のりを紹介するとともに、私がいかに優秀かということを皆様に示してドヤりたいと思います。

消防設備士を取得することになった経緯

現在、初の民泊運営開始のためリフォームをしているのですが、誘導灯の設置には電気工事士の資格だけでなく、消防設備士4類の資格が必要だと言うことがわかりました。
↑取得後に不要ということが発覚しました。
業者さんにお願いすれば済む話ですが、運営開始まで時間あるし、設置自体は難しいものではなさそうなので、安く済ませるために資格取得に踏み切りました。
↑取得後に不要ということが発覚しました。

独学2週間で取ることは可能か

結論から言うと合格するだけなら2週間でなんとか間に合う。というより間に合っちゃいました。
ただ、全部をちゃんと理解して満点に近い点数を取るというよりはとりあえず合格点を上回るぐらいです。
また、2週間となると平均で1日4〜5時間くらいの勉強は必要そうです。
私の場合、プライベートの時間ほとんどを投下しました。
また、各人の素養にも依存するかと思います。

筆者の経歴

ざっくりですが資格取得に影響しそうな私の経歴は以下の通りです。
・理系大卒
・第二種電気工事士、無線通信士の資格保持者

試験の内容

マークシート4択式の筆記試験と記述式の実技試験に分かれます。
筆記試験は各科目40%以上かつ全体で60%以上の正答率が求められます。
実技試験は60%取れば合格です。

筆記試験の科目と概要はこちら
・法令:消防設備の設置基準などの問題
・基礎的知識(電気):オームの法則などを使った基礎的な計算問題
・構造、機能、工事、点検:感知器、受信機などの設備に関する問題
実技試験は
・鑑別:消防設備や試験器の写真を見て名称を記述する問題
・製図:図面に必要な消防設備とその個数などを記述する問題

詳細は他のサイトでも紹介されているのでこれ以上言及しませんが、重要なことを1点お伝えしておきます。
それは「科目免除は使わない方が良い」です。
電気工事士の資格などを持っていると電気に関連する問題の一部免除を受けられるのですが、そうすると残りの問題で科目40%以上、全体で60%以上取らないといけないので、1問当たりの比重が高くなります。
さらに、免除される問題というのは基礎問題なので簡単な問が多く、得点源になるものが多いです。
そのため、よっぽどその科目が苦手か他科目で確実に得点を取れる場合を除いて科目免除は受けない方が良いです。
試験時間も3時間くらいあるので、免除を受けなくても時間が足りなくなるということはほぼないです。
実際私が試験を受けた時も2時間過ぎたところで7、8割の受験者が途中退出してました。

使用した教材と勉強方法

さてここからは一番気になる学習方法の紹介です。

2ヶ月前に参考書を購入

狙って2週間で取得した風を装ってますが、本当は2ヶ月前ぐらいからじっくり勉強するつもりで参考書を買っていました。
しかし、いまいちやる気が出ないまま2週間ほど前に受験票が届いて慌てて勉強を始めました。
お察しの通り、夏休みの宿題はきっちり最終日まで残しておくタイプです笑

購入した書籍はこちら

最初は問題集だけで勉強してたのですが、製図は問題集だけではちょっと物足りないかなと思って、試験1週間前に製図編を追加購入しました。もっと早く買っておけばよかった…
さらに言うと、問題集だけだと全体の概要理解がなかなか進まなかったりしたので、ケチらずに下のテキストも買っておけばよかったです。

書籍以外の参考資料(サイト)

消防試験研究センターが出してる過去問でどんな問題が出るかを確認しました。

演習問題を出してくれるサイトがあったので、問題集の勉強と並行してポチポチしてました。

書籍以外の参考資料(Youtube)

今やYoutubeは資格勉強でも使える強力なツールとなりました。
プロがわかりやすく説明してくれるので、もはや資格学校に通う必要がなってしまいました。youtuberの皆さんありがとうございます。
Youtubeは食事中、運転中、リフォーム中、満員電車に揉まれ中など手が使えない時聞いていました。

まずは「WAVE1TV」「うたちゃん」を見ることをお勧めします。
この二つのチャンネルは各科目の概要や考え方を分かりやすく解説してくれていますので、まずはこちらの二つで内容の理解に取り組むのが良いです。

ある程度理解が進んでかつ問題集を解き始めたら「KIYOYU」チャンネルがお勧めです。
動画の数は少ないですが、試験でよく聞かれる問題をテンポよく流してくれるので、理解度チェックや試験前の暗記に向いています。※音量が大きいので注意

「学びの集いCHANNEL」はどこからか持ってきた問題をひたすら読み上げで解いていく動画です。

量が多いので、試験問題のかなりの部分をカバーできそうです。
ただ、多少の解説はあるものの、基本的に問題を読み上げるのがメインなので聞き流しだと退屈します。
車を運転しながら聞いてたら眠くなりました笑
居眠り運転にならないよう問題が読み上げられたら解答番号を叫びながら運転してました。完全に変人ですね。


製図問題に関しては実際に問題を図面に書き込む方が良いですが、唯一お勧めしておきたいのは「強欲な青木&消防設備士」の動画。

このチャンネルで甲種4類に関連する動画はこの1つくらいしかないのですが、遊◯戯王テイストでテンポの良さ&面白さを出しながら製図問題を解いていきます。
基本消防設備士が解説して(強欲な壺っぽい)強欲な青木は「はい強欲」とか「禁止カードやん」など全く役に立たない相槌しか打たないのですが、じわじわ来ます。
個人的にはこういうのが大好きで、無駄に10回ぐらい見てしまいました。
お陰で製図問題を解いてる間は頭の中で遊戯王のテーマ曲が流れるようになりました。
息抜きにどうぞ。

試験勉強で苦労したこと

個人的に大変だったのは当初想定していたよりも覚える用語や数値が多かったことと用語がわかりにくかったことです。
特に法令関連では消防対象物、防火対象物、特定防火対象物などなど似たような用語ばかりでそれぞれの定義を区別して覚えるのが面倒でした。また、感知器の種類によって設置できる高さが違ったり感知面積を覚えないといけないのですが、調べればすぐに出てくるのにわざわざ暗記しないといけないというのもストレスでした。こういうところは消防試験らしいですね。
まあ、文句を言っても免許はもらえないので覚えますが、もう少し実情に即した試験にしても良いんじゃないかな?とここで愚痴っておきます。
しかし、裏を返せば覚えてさえしまえば合格できるので見方によっては楽な試験なのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?これから受験される方の参考になれば幸いです。
なんとか合格までこじつけましたが、そこそこ勉強時間を取られてしまいましたので、迅速な民泊立ち上げを目指す場合は外注した方が良さそうです。
また、受験費用やテキスト代で合計1〜2万円かかってるのでコストパフォーマンスもいいのやら悪いのやら。
タイトルでは独学2週間で合格できる(実際にできた)と謳っていますが、私が理系大卒で直近2週間で勉強時間をかなり捻出できたので合格できたというのもあります。
一般的に必要な勉強時間は150〜200時間ですし、体感的にも確実に合格したいなら2ヶ月前、遅くとも1ヶ月前くらいから勉強をスタートできる方が良いと思いました。

おまけ

消防設備士甲種4類は主に感知器などの電気設備に関連する資格でしたが、民泊では消化器の設置も義務付けられており、定期点検には消防設備士乙種6類の資格が必要です。
ということで、次は乙6類の試験を受けることになりそうです。
またやることが増えた…とほほ…
資格マニアへの道が開きそう
Good day!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?