れいわのUSCPA受験経験談(その1)
皆さん、はじめまして。れいわと名乗るものです。
一通りUSCPA受験は終わった(正確に言うと、REGはまだ結果待ち)ので、ここでれいわ流の受験経験を皆さんにシェアできればと思います。
各科目の点数
・FAR:94
・AUD:89
・BEC:99(そうです。マンテンで間違っていません)
・REG:94
勉強期間及び受験時のスペック
2019年9月末にプロアクティブ(以下P校)に入学し、単位取得、学歴審査、NTS申請等々を経て、2020年1月にNTSが発行され、2月FARを、3月AUDを、4月BECを、6月REGを受験しました。
6月REGを無事合格できれば、「9ヵ月弱でUSCPA全科目一発合格!」順調とは言えますね。
もちろん、個々人のスタートラインや事情は違いますので、「そうすれば、私みたいに合格できますよ」とは言い難いです。
一応勉強開始時、私のスペックを言いますと、
・財務経理監査経験:なし
・簿記2級:2016年合格
・簿記1級:2016年受験し、見事にFail(でも、工業簿記の得点が高かったことは、後にBECのcost accountingに寄与したと思います。)
・IT:仕事柄で基本&応用情報技術者の資格持ち
・英語:大学時代TOEFLを受けてギリ100点超え;ヨーロッパ半年留学;仕事で日常的に英語使用(BECのWCに寄与したと思います。)
・学力:中国のイイ大学出身で試験が得意な人間かも
受験戦略
USCPAって、予備校入学から全科目合格までのスパンは長いですね。手続きも面倒くさくて、NTS発行までの道のりは険しい。(都市伝説によると、USCPA予備校に入学した方の中、大半は一科目も受験されずに消え去ってしまうとか…)スピード感を持って、モチベーションの維持はすごく大事なポイントです。
受験料もバカ高いですし、一科目も落ちたくなく、とにかく全て一発で受かりたいところですね。(なぜか当たり前のことをつづっています…)
上記の特徴もあって、下記のポイントを念頭に入れてきました。
①本質でないところはとにかく早く済ませる
一科目目の受験までの手続きは鬱陶しく、単位取得、学歴審査、出願、どれもリードタイムが長く、しかもコントロール不可能です。USCPAになるぞと意気揚々に予備校に入ったところで、地味な手続きで消耗され、次第にモチベーションが下がってしまいます。
並行できること(単位取得と学歴審査)は並行し、分からないことはすぐにわかる方に聞き、メールでできることは郵送しないなど、できることは一刻も早く済ませましょう。
②学習する時は止まることなく、前に進む
最初に学習する際、新しい論点に十分理解できなくてもしかたありません。細かいところにこだわらず、とにかく前に進みます。最初は分からなくとも、次へ進むと、考え方や原理原則的なものは滲み出て、自然に理解度が高まることもありえます。
③問題を解く時は論点を理解する
問題を解く際、その問題自体を解けたか、間違えたかはさほど重要ではありません。それより、その問題で問われる論点は何かを明確にし、理解します。
テキストでカバーされていない内容もあったりしますが、グーグル先生に聞くなり、洋書の教科書を参照するなり、工夫してきました。
④論点をベースにノートを取る
試験の範囲は広く、テキストのボリュームは半端ないので、論点ベースでノートを取ります。最初の学習時に論点をまとめ、問題を解く際に順次チェック・アップデートしてきました。
論点ベースのまとめノートは後に直前対策や復習時に輝きます。
⑤練習、練習、練習
いくらしんどいとはいえ、あくまで一試験なので、基礎を身につけてから、後はひたすらの練習が肝です。
練習のボリュームは多ければ多いほど心強いのですが、同じ問題集を二周三周すると、論点自体への理解度を高める効果は乏しく、答えを覚えてしまい、モチベーションも持てませんね。できれば他の問題集で脳に新しい刺激を与えます。
⑥時間よりは質、量
よくUSCPAの勉強時間は1000時間と言われますが、本当に1000時間頑張れば受かるとどこの予備校も保証しませんし、保証できません。そもそも受験生それぞれのスペックは異なりますので、同じ1時間でAは15問を解いて、Bは30問も解いたってあります。
自分は勉強時間を数えたことがなく、勉強できるときは集中してコツコツとやってきただけです。集中できないときはお手上げで一休みします。効率悪い時も頑なに粘ると、逆に正解率が下がり、勉強自体が嫌になってしまうので注意してください。
⑦受験科目は一つずつ
FAR→AUD→BEC→REGという王道パターンですが、勉強の時期は被らないようにしていました。関連性はあるとはいえ、それぞれの個性もあり、考え方のコンフリクトは起こりえます。できるだけノイズを排除し、一点集中で確実な勝利を収めてから次の科目へ進んできました。
⑧英語でインプット
そもそも英語は苦にならないこともあり、専門用語の英語を日本語に訳すと逆にわかりにくい経験もあり、英語でインプットします。テキスト、問題はもちろんのこと、論点を調べる際も英語で行っています。USCPAに関して、日本語の資料はそもそもセカンドハンドで信ぴょう性に疑念を持ち、問題を解く際に英語→日本語→英語という回路は単純計算だと時間は倍に…特にTBS問題のExhibitsが多くなると、カウントダウンは待ってくれません。普段から英語でインプットする習慣がつくと良いでしょう。
次回の予告
なんだかんだ長文になってしまったようで、本日はここで一段落させて頂きます。
次回ですが、具体的な進め方、各科目に使用した教材、および予備校・教材の評価、各科目のポイント、準備中だけどちょっとしたグッズを共有したいと思います。
「ライバル」調査でトンデモナイ値段で販売されている方や、価格がリーズナブルだけど受験時期が少し古めの方を見ましたが、れいわのまとめノートをお手頃価格で販売する店ができました‼
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P.S. れいわのUSCPA受験経験談(その2)を公開しました。
P.P.S. れいわのUSCPA受験経験談(質疑応答)を公開しました。
P.P.P.S. REGの点数は発表されたので、㊗無事合格!
それでは。
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