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今ある憲法を守れ。話はそれから。（れいわ新選組）

#れいわmemo

2023年5月3日、東京・有明防災防災公園で開かれた【あらたな戦前にさせない！2023憲法大集会】には、れいわ新選組の支持者を含む25000人（主催者発表）もの市民が参加しました。今回は、この集会でれいわ新選組を代表してくしぶち万里共同代表が行ったスピーチを文字起こししました。

くしぶち万里：
皆さんこんにちは。れいわ新選組共同代表を務めております、衆議院議員のくしぶち万里でございます。（中略）

さて最初に申し上げます。
今ある憲法を守れ。話はそれからです。
皆さん、そうじゃありませんか？

今、子どもたちの貧困は7人に1人。生活に苦しいと声を上げてる人たちは、コロナになる前から54%以上。母子家庭に至っては86%以上。その上に、今、物価高がここまで国民生活に押し寄せています。昨年自ら命を絶った人たちは全国で21,881名。男性が67%以上ですが、女性は3年連続増加しており、特筆すべきは小学生、中学生、高校生、こうした子どもたちが過去を最多の人数であるということです。憲法25条にある健康で文化的な最低限度の社会さえ何十年も叶えられていません。そして憲法13条で規定されている一人一人の国民が尊重され幸せを追求できるそんな社会になっていないじゃありませんか。

そして憲法15条2項には、全ての公務員は全ての国民に奉仕をし一部の人たちに奉仕をしてはならない、こう書いてありますけれども、今、実際に皆さん現実はどうですか。皆さん、ここの公務員というのは国会議員も入るんです。今、政権を担っている国会議員たちは、一部の大企業や金持ちに減税を続ける。そして一方で国民に逆進性の高い消費税を押し付けて、経済不況だろうが、物価高だろうが、お構いなしにコンスタントに増税をしている。国を壊し続けているじゃありませんか。加えて、雇用環境の破壊、安い賃金で働く不安定雇用を増やし続け、一方で大企業は過去最高益を上げています。国民だけが負担が増えて、今や税と社会保険料に占める給料の中に割合、48%にも及んで、このような状況を放置したまま改憲や緊急事態条項など絶対に許してはならない。皆さん、そうじゃありませんか。

30年も所得が減らされ、国家が衰退し続ける。日本だけ、先進国で日本だけがこのような状況になっているのはなんでなんでしょうか。先ほど申し上げたように、一部の人たちだけに奉仕する、こうした政治が何十年も続いているから。だから国が壊れています。明らかに憲法15条違反であるんじゃないでしょうか。

憲法審査会、今までにないペース進んでいますけれども、皆さん、ここには2つの役割があるんです。1つは、憲法に照らして政策やそして行政がしっかりと国民のために機能しているのか、このようなことをチェックする機能。そして2つ目が憲法改正や手続きを議論する。このようなものが憲法審査会であるはずですけれども、明らかに1つ目の役割が後回しになって、2つ目だけが先行し、緊急事態条項だけが議論されるような中身になっています。このような30年、国を壊し続けた人たちに、内閣で全てを決めることができるようなルールを憲法に盛り込ませる、究極的なフリーハンドを絶対に渡してはなりません。ぜひとも力を合わせて緊急事態条項は止める。

そして皆さん、私たちが国の最高権力者であるわけです。憲法12条。ここには国民の権利とそして自由これを不断の努力で保持しなければならないと規定されてます。国の最高権力者である私たちが、国家権力の暴走を縛る鎖である憲法を、間違った政治家から（守り、改憲を）なんとしても止めていく歴史的な局面。岸田総理は歴史的な転換点と言いますが、総理が歴史を作るのではありません。国のオーナーである私たち、国民主権者である私たち一人ひとりが歴史を共に作っていきましょう。

今ある憲法を守れ。話はそれから。
れいわ新選組は改憲よりも経済。このことを強く掲げ、皆さんとともに連帯していきたいと思います。ありがとうございます。


党公式サイトに掲載された代表談話も併せてお読みください。

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