若菜 怜

京都の大学生

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最近の記事

ネット投票断固反対

 衆議院選挙2024も開票作業へと移行しました。  今回も投票率はかなり低いです。  よく投票率の話になると、ネットで投票できるようにしろという声があがります。しかし、本当にネット投票は日本を救うのでしょうか。  私はネット投票はむしろ日本を悪くすると考えています。理由は二つあります。  一つは選挙の公正性への懸念  一つはネット投票をする層  です。  まず、選挙の公正性から  もし、選挙がネットで投票できるようになったらどうでしょうか。スマホ片手にポチッと、わざわざ投票

    • 宗教、野球、政治の話

      「宗教、野球、政治の話はするな」  日本人なら生きていて一度は聞いたことがある台詞だが、なぜこれらの話をしてはならないのだろうか。  まず宗教は、日本は無宗教国家(と言われてるけど、本当は漠然とした神への信仰は厚いよね)だからだと考える。陸続きの海外に比べ、キリスト教やイスラム教などに詳しい人はごく僅かだ。身近に何らかの宗教を信仰している人が少なく、宗教のタブーについて知る必要がない。かくいう私も宗教のことはよくわからない。とりあえず神の目に留まらぬよう心がけなければという

      • 小学校教師のジレンマ

         小学生の頃の授業。「話」という漢字について、送り仮名のない"話"と送り仮名のある"話し"の使い分けは文章の中にあるか最後にあるかで変わると教わった。  今ならその教えは間違いで、名詞か動詞かで使い分けるものだとわかる。けれど小学生がそれを理解するのは難しい。名詞とか動詞とか言ってもその区別を明確にすることは困難だろう。単純にリンゴとかライオンとか。それとも遊ぶとか寝るとか。そういう1つの単語だけなら理解できるはずだ。しかし「彼はリンゴを手に持ちながら"はなし"た」という文章

        • 思想強いよなお前

           私が何かものを話していると度々言われる言葉「思想が強い」。  おそらく言っている本人は少なくともそれをプラスの言葉としては発していないと思う。日本人という控えめな性格の民族観にも由来すると思うのだが、周りと比べて尖っている。それは良くないことだと。そう言いたいのであろう。しかし、私はこの言葉は褒め言葉として受け取ることにしている。  ロシアはウクライナへの侵攻をやめないし、台湾は中国の危機に瀕している。欧米諸国では移民問題により政策の転換もしている。きな臭い世の中だ。第三次

          推し活

          推し活という行為は、自分の人生または自分に納得のいっていない人が、自分よりも生き生きとしている理想の自分像を見て、応援という形でそこに自己を投影し、現実逃避する行為だ。 こういったら炎上しそうなものだが、自分はこれが推し活という概念への正しい理解だと考えている。

          無知の喜び

          電車の中で身を揺られているとふと考えることがある。現代人の大半はスマホをいじったり、寝ていたり、勉強をする勤勉な者もいるだろう。では、昔の人は電車の中で何をしていたのだろう。外を眺めて物思いにふけっていたのか。それとも読書をしていたのだろうか。現代人と同じように寝ていたのかもしれない。こういった教科書に載らないような日常の疑問というのは時代とともにその答えが失われていくのだろう。この場合、まだその答えを知る術はある。親族でも知らない通行人でも、その時代を生きた人に尋ねればいい

          無知の喜び

          社会人になったら丸くなった。という現象について思うこと。

          社会に出ていない人はこの先に待ち受ける不確定なものを過剰に警戒していろいろ武器を探して尖っているが、社会人は未来の輪郭がわかってくるので武器を捨て始める。社会人になったら丸くなったというのはこういうことなのだろう。元の自然な状態というのは社会に出た後のキャラクターなんだと思 う。

          社会人になったら丸くなった。という現象について思うこと。