ADHDだと言われていた息子が偏差値70になるまでの話
初めての受験
小学校6年生になり、突然「国立の中学校に行きたい!」と突拍子のないことをいい始めました。
私には根拠はわかりませんでしたが、特に問い詰めもせず、
「そっか、じゃあどうしたらいいか調べてみるね。」といい、そこからやらなければいけない膨大な勉強の量や買わなければならない教材などがわかり、ぞぞぞ・・・。
たぶんですけど、「東大王」の学生さんたちがかっこよく見えたからかな。本人にはまだ聞いていません。
一度決めたらやってみる!
落ちてもいい、やると決めたらやる!という経験の一つだと思いました。
急いで受験に対応している塾を探しましたが、自分の住んでいる街にはありませんでした。
何とか教材は買い集め、近所の塾で見てもらうことになり、10万円もする冬期講習会にも参加しました。
結果は、不合格でした。
本人は少し自信があったようで、合格してからのことや通学のことを楽しみにしていたので、結果を聞いたときはがっかりしていました。
「やればすべて叶う」と思わなくなった
少し落ち込みました。
でも、そのあとは、そこまで頑張れた自分を誇らしそうにしていました。
「やればできる」と思ったけど、この数か月、猛勉強した日々は俺の宝だ!そう自分に言い聞かせて立派になって、小学校を卒業していきました。
そう、その過程が大事!
私思うんです。失敗や挫折を恐れて何もしないより、精いっぱいやらせた方が転んだ時にももっと大きな成長をする。
お正月も返上で取り組んだ勉強!!
目標を達成するより、そのころから、こんな未知の世界があるんだあ~と勉強の楽しさを実感するようになっていきました。
これはラッキーだったなあと思いました!
間違った問題より、速さより
できなかった問題に出会えることが自分を大きく成長させるチャンスになると、彼は気づきました。
早く問題を解くより、ゆっくり丁寧に正確に解くことを徐々に覚えていったのです。
だから言いたいのです。
「どうせ無理」
「そんなの無理に決まっている」
「やめたほうがいい」
やったことのない大人は絶対に言ってはいけないのです。
私は、たくさん勉強でき、夢をもつことができる子どもたちを大きく伸ばしてあげたいというスタンスで、ここから仕掛けていきます。