僕達は王将デートに本気を出してドラクエ2をやらなければいけない
みなさんごきげんよう!DeepValley「AYATORI」の代表している深谷です。
Twitter @fukaya_reito
ホームページ https://www.deepvalley.co.jp/
自身のメインの仕事としてはAYATORIというアパレル業界に特化したVertical SaaSを開発/販売/運用しているのがメインの業務になります。
詳しくはコチラ
日々の中で「経験学習」を効率的に行うために、どこかでアウトプットしたいと考えたので新たにnoteに蓄積しようと思いデビューしました。
マーケター兼アーティストである「ナカヤマン。さん」
起業して1年半経ち、ありがたいことに日々色々な方から事業のフィードバックをいただいたり、ディスカッションさせていただくことが多くなりました。そんな中、最近すごく稀有な方に、事業の壁打ちをさせてもらえる機会がありました。
《出典: Wikipedia》ナカヤマン。(なかやまん、男性、1974年- )は、京都府京都市出身のマーケティングスペシャリスト兼クリエイター。SNSを用いたプロモーションの企画者として活躍し、SNS戦略のトップランナー、デジタル施策の第一人者と評される。現在のクライアントの大半が海外のラグジュアリーブランドで、広告代理店を通さずにダイレクトでコミュニケーションするスタイル。wikipedia
自分はアパレル業界に長く、もちろん存在を知っていたので少し緊張しながらも、こんな人に事業相談をさせてもらえる機会なんて滅多にないし、ちょうど事業に悩みのあった時期だったので、これはチャンス!と事業相談させてもらいました。
金持ちになるから今日王将でいい?って好きなオンナ口説くのか?
相談させてもらったのは、もちろん自社のサービス「AYATORI」です。「AYATORI」はアパレル業界の、アナログなものつくりを「デジタル」化する為のサービスで、深谷がアパレル時代あったらいいな!と思って作ったサービスです。
現状マーケティングや広報はうまくいってるものの開発がうまく行ってないが故に、営業の進みが悪い状態になっていることを悩んで、StartupにHardthingsとは理解していたつもりなんですが、精神的にも辛い状況でした。
そんなメンタルで挑んだ、壁打ちの時間は「30分間」
短いようで、濃厚だったこの時間の中に、ナカヤマン。さんの言葉が、まるで自分の心を見透かされるかのように胸にグッサグサに色々と刺さりました。
これをきっかけに自分の中のモヤがかった思考がクリアになりました。
その中で特に印象に残った3つをご紹介させてください。
⑴「便利」を売ってるのは自分だけではない
これは深谷が「AYATORI」を使って、デジタル化することにより、アパレル業界に無限の可能性や、劇的な業務効率化が見込めると。メリットの説明をしたすぐ後でした。
「需要に自覚がある相手に提案するサービスなのに、長々と需要の説明してどうするんだ」
「必需品として便利を買ってもらうのか、エモーショナルな意味含めて便利を試してもらうのか。ちゃんと自分のアプローチ決めろよ。便利と効率が余ってる世の中で、ただ便利ですって説明して”じゃあ買います”ってなるわけないだろ」
「世の中で便利を売ってるの、深谷だけじゃないって自覚しろよ」
アパレルのサプライチェーンは非常に複雑で、仕様書の管理は非常に労力がかかる。紙だからファイリングして管理しなくてはいけないし、それゆえ後から探すにも時間がかかってしまう。手書きだから単純に字が読めないかもしれないし、情報の更新にも時間がかかってしまう。
そんなアパレル業界のコミュニケーションと必要データをデジタルで一元管理でき、煩雑さに伴う業務エラーの削減も見込め、ひいては業務の効率化につながる。アパレル特化したPDM(プロダクトデータマネジメント)サービスがAYATORIです。
深谷は自分の考えるメリットを相手に伝えなければいけない。
そう思っていたんですが、確かに「アナログ」なものつくりが「デジタル」に変わることで得られるメリットなんて誰もが理解していることで、自社のサービスを説明することで相手が勝手に良いように想像してくれると勘違いしていました。
これもナカヤマン。さんの言葉ですが「便利も、効率も、人の欲も天井がない。それに対して自分はどういうアプローチを取るのかを考えなくては意味がない」
そうでした、深谷が本当に伝えなければいけなかったのは
AYATORIのメリットではなく、相手がAYATORIを使って得られる「価値(バリュー)」だったんだと気付きました。
⑵相手がある行為は「恋愛」に置き換えてみる
一通りAYATORIの説明が終わった後、再確認したのですが、自分の悩みは「営業提案後のクライアントの検討期間が長い」ということでした。たった3つの言葉で指摘されてしまったのです。
「大好きな子にお試しデートすらしてもらえない。自社のサービスのトライアルすらしてもらえないって、そういうことだよな」
「直球がダメなら変化球投げるだろ。予約の取れないお店に誘う、相手が行きたいライブのチケット取る。デート自体が付帯要素に落ちたとしても、まずは自分を知ってもらう時間を必死に作るだろ」
「自分が相手にとっていい男だと思うなら尚更、まずは良さを知ってもらう方法に悩むべきだろ。深谷のプレゼンは「オレはマジで良い奴だから付き合おう、付き合おう」って自分でゴリ推してるだけだよ」
もはや説明要らず!笑
恋愛において、誰もが経験したことあるようなアプローチです。
まさにそうでした、深谷はそもそも「アプローチ」を工夫しておらず「前誘ったデートの件なんだけど、そろそろどう?」と連絡し続けてしまっていたんだと気付きました。
(恋愛に例えると本当に気持ちが悪いですね笑)
相手のリスクを考えず、自分のことばかり話してる自慢男のようになってしまっていたんです。せめて良い意味で勘違いさせてくれ。と思われていたんだと思いました。手を変え品を変え、相手の興味を引くアプローチの手数を相手の目線で工夫すべきだと学びました。
⑶「普通の努力」では間に合わない
これは、最後に「開発が間に合ってなくて、、、」って言い訳を言ってしまった後にナカヤマン。さんから怒られた内容です。
「好きな女を口説く時に”いやマジで好きなんだけどデート、王将でいい?”って言うのか?”金持ちになったら良いとこ連れて行くから今は吉野家でいいっしょ”って言うのか?そんな余計な言い訳せずに、十分楽しい王将デート企画してやれよ。それが嫌なら友達に金借りて三ツ星連れて行けば良いだろ」
お金がないときやってた!笑、多分、多くの人リスクを追ってでも手に入れたい何かを得る為に「魔法のカード」なんかを使って、今手の届かないものを手に入れたはずなんですよね。続けてこうも言われました。
「開発間に合わないって、なに普通の理由話してるんだよ。なに普通に階段登ってんだよ。起業したんだよな?人より難しいこと目指したんだよな?5段も10段も段飛ばして登らなくて、深谷が行きたい場所に届くのか?」
「普通って平均だよ。標準じゃないよ。合格でも満足でもないよな。普通に見える深谷の努力と、深谷が見たい景色、バランス取れてるかよく考えろよ。」
まさにそうでした。深谷は自分で自分に言い訳をしてリスクや問題点を自分の中で認められていなかったのでした、つまりシンプルに成功する為の努力することを怠ってしまっていたんだと気づきました。
いまイメージできるエンディングなんて、エンディングじゃない
そして、最後に思ったのが
深谷はこの「30分間」を有効活用できたのだろうか?
長い短いの話しではなく、そもそもこの時間を有効活用しようと全力で考えきれてなかったんじゃないか?今録音を聞き直すと、どんだけ下手くそに喋ってしまったのか、、
この場で千載一遇と言っても過言では無いチャンスに、過去の自分が歩んで来た道の内省になってしまったんではないか、、、そう思いまいました
効率上げるプレゼンで効率落としてどうすんだと、、、
至極当たり前のことなんですが「人生は一回しかなく」時間に限りがあります。
そのたった一回の人生で深谷は必ず成功しなければなりません。
いや、成功する為に生まれてきました。
その自覚と思考が足りなかったと痛感しました。
ナカヤマン。さんに悩みをぶつけてみました。
「深谷にとって「成功とは?」を考え続けてしまってる気がします」
その答えは
「考えるだけ無駄だよ。いまの深谷がイメージできるエンディングなんて、エンディングじゃないから」
「ドラクエのレベル1の時に、始めに倒せって言われたボスの後にラスボスがいるなんて知ってたか?ドラクエ1の時に2,3って物語が続くって知ってたかよ」
「物語は続くんだよ。だから目の前のやりたいことを速攻でクリアする。次もまたおもしろいお題くるなーって思いながらまた急いでクリアする。ずっと楽しいじゃん。そのうち物語の終わりの伏線が見えてくる。それもまた楽しいよ」
ナカヤマン。さんは、まだ物語の前半にいるボクに「ロトの剣」を授けてくれようとしたんだと気付きました、深谷は勇者になったことに甘んじて、その剣を受け取る準備を怠ったんだと痛感しました。いやそもそも勇者になったと勘違いしていたのかもしれません。
深谷の成功するたったひとつのこの人生はまだプロローグで、書籍で言うところの15Pくらいのもんで、これからもっと楽しくなるんだ、そういう覚悟を持って、一挙手一投足に思考を加えて、少しでも早く、遠くを目指す為に「効率」が必要で、それを積み重ねて積み重ねて、まだ見ぬエンディングを見る為に今しっかりとレベル上げしなければいけないんだ。
それをナカヤマン。さんは、深谷の心がちゃんと動くように伝えてくれました。
そもそもこの壁打ちの切っ掛けを頂けたのはナカヤマン。さんのオンラインサロン「SALON no SALON」でした。今回したプレゼンテーションも本来、そのサロンの中の「ソフトバンクアカデミア」とのコラボレーション企画で披露したかった、でも出来なかったものです。深谷は応募のスタートダッシュに遅れてそのチャンスを逃したのです。
その後、個別にナカヤマン。さんから連絡をいただきました。30分あげるからプレゼンしてみなと。しかも「絶対30分リアルタイムで拾いきれないから録音していいよ。帰ってから聞き直せよ」と言っていただいたのです。
ナカヤマン。さんのサロン「SALON no SALON」
※追記:2020年3月に「FACiliTY」に改名されました
ナカヤマン。さんは、ルイ・ヴィトン、シャネル、グッチ、ディオールなどラグジュアリーブランドから、ファーストリテイリングのブランドGUまでを手掛けるトップランナー。そのナカヤマン。さんが立ち上げたサロンが「SALON no SALON (略記: 5n5)」(現:FACiliTY)です。
私自身このサロンに入ってまだ3ヶ月くらいなんですが、知り合いが複数名入ってて紹介を受けたのが入会のきっかけでした。
Stylepicks深地さん、ニューロープ酒井さん、KITEKU保坂さん、maketh岡さん、MODALAVAのじゃすさん、などなど、多くの人から推薦を受け、月々500円という単価、さらにあのナカヤマン。さん、いまやファッションテック系若手起業家の学び場となっているサロンであれば、これは間違いなくコスパ良いだろうと思い入会しました。
しかし入ってみて思ったのは、ちょっと変わったスタイルだな。
というイメージを持ちました。
何が変わってるかと言うと、良くある『〇〇さんのサロン。』みたいな、その有名人から、直接何かを学ぶことを目的としたサロンだと思っていたんですが
ナカヤマン。さんが自然とメンバー全員を動かして、学校にOJTやワークショップが組み合わさったようなサロンで、いつもナカヤマン。さん以外の人やチームが主役となるコミュニティです。
このスタイルのサロンだと良くあるサロンと何が一番違うかって、自分が自発的に動いた量に比例して、経験や情報を多く得ることのできる部分だと思います。
サロンの中には「意図的な余白」ができるように様々なコンテンツが用意されているので、学習や実験を限られたメンバーだけではなく、全員が積極的に動くことができます、実は今回のナカヤマン。さんとの壁打ちも深谷なりに動いた結果得ることのできた機会でした。
自分から発信しないと勿体無いって思える思考レベルの高いメンバーが集まっていて、誰もが主役になりえるサロンです。なぜなら参加してるメンバーの多くが「何者かを目指す人」だからです。
正直ただの有名人から座学的なインプットを得るだけのサロンだったら続けていなかったと思います。
CAMPFIRE Communityで運営してるので少しでも興味ある人こちらのサイトを読んでみてください。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/85911
(もちろん深谷に質問してもらっても答えますのでお気軽にどうぞ!)
さいごに
いかがでしたでしょうか?
こちらを借りて壁打ちや、サロンを通じ様々な機会で勉強させていただいているナカヤマン。さんありがとうございました!
そして相談させてもらったサロンのみなさんも本当にありがとうございます、おかげで自分の思ったことをしっかり言語化できたと思います!
そして、これを機に、2020年改めてより良いエンディングをみる為に、A(当たり前のことを)B(バカにせず)C(ちゃんとやる)をしていくことにしました。
現在記事としてはいくつか執筆させていただいてはいるものの、今後は今回の記事のように「内省」を目的に書いてみたいと思います。
2019年はお付き合いありがとうございました。
2020年もよろしくお願いいたします。
ナカヤマン。のオンラインサロン『FACiliTY』関連記事紹介
・「自分の学ぶべきこと」に気づける、アート思考のオンラインサロンが経営者にも人気
http://thefrontier.site/?p=197
・そのニュース、本当に正しいですか?
https://note.com/fukaji/n/n389475e3fcf3
・記事に含まれるバイアスや隠された前提条件を文殊の知恵でどこまで炙り出せるか? #FAC171 on Twitter Fwd:そのニュース、本当に正しいですか?
https://note.com/fium/n/n1dd28fdb8f07