7月下旬 おいでやす思想家の森

風俗店受付のバイトを辞めたった^^
最近かなりモチベが低く、ブルシットジョブだと感じてしまってからは早かった。風俗嬢としての本業の調子が良いのもあり、ここらで覚悟を決めようという感じ。時給制の仕事ってやってみたらわかるけど駆け出しにはかなり助かる。一時間で確実に1000円稼げる仕事って実はすごいよね。休学してすぐの困窮した時期に救ってくれてありがとう社長。僕は旅立ちます。4月末に家政婦の仕事もやめちゃってたので、自営一本気でシノギを削ることになった自分は、いったいこれからどうなっちゃうの!?どこまで経費で落ちるの!?教えておくれ~。


思想家になろうプロジェクト

 自己紹介で「思想家です」という掴みをしたい!でもそのあとの説明を面白くしたい!という話。
 そもそもなぜ思想家という結論に至ったのか、思考の流れを整理する。前提として、自分が何者かみたいな話題に全然興味がない。しかし興味のあるなしにかかわらず、職業の話題は避けられない。近年はフリーランスが増えてきたとはいえ、業種によって人を測るという価値観は根強い。自分にだって、本業というものがある。確定申告時に業種として申請する項目名は接客業だ。しかしそれは一番収入割合が大きいというだけで、他にも収入源はある。どれを答えてもしっくりこない。そして職業を聞く魂胆が、私の価値観を探ることなのだとしたら、職業をこたえたところで本質を突いていない
 ひととなりを知るうえで、仕事と趣味の話が大きいだろう。もうすこし年をとると家族構成が加わるだろうが、まだ23歳なのであまり聞かれることはない。自分は趣味も一貫しない。いろいろと手を出して物を作ってみる、勉強するのが好きだ。読書という大枠であれば言及ができるが、最近は乱読気味なので好きなジャンルの話題も難しい。こんなつかみどころのない人間だが、思想家というワードなら網羅できる。
 ここまで考えた結果、やはり思想家というワードの情報量はほぼ0だとわかった。これに対して考えられるレスポンスは「最近は何を考えているのですか?」これへの返しを用意するなら、「恐怖という感情について考えています」だ。これしかない。ホラー表現の分析こそがやりたいことだ。

三体3 死神永生 上 劉慈欣

 ずっと読み続けてきた三体も、とうとう3部。2部のラストがかなりスッキリしていたので、どういうストーリーなのかと思ったが、いきなり面食らった。急に中世に逆戻りしたかと思ったら、魔法やらなんやら、訳が分からない。話は危機紀元にもどり、面壁計画と同時期に進められた階梯計画にフォーカスされる。3部で主人公が全然違うのも面白い。今回の主人公は西暦時代の女性”程心”だ。大学時代の同級生”雲天明”との関係性を軸に、長い時間を掛けた大スケールで展開する。次の下巻でどう完結するのか、楽しみだ。

世界の一流は雑談で何を話しているのか ピョートル・フェリクス・グジバチ

 急に思いついて啓発本を買ってしまった。そもそも自分は会話がかなり苦手で、風俗嬢を始めてからやっと会話に慣れたような気がする。それでも、初対面だと話題が尽きないのに2回目以降は話すことがなくなってしまう。結局慣れただけで会話能力は全く上がっていないのかもしれない。美容室に行くと、美容師さんが会話のペースをとってくれるのでずっと話題が尽きない。これは明らかにテクニックの問題な気がする!とうとう会話術を勉強するときが来た。
 この本は主にビジネスシーンの雑談にフォーカスを当てている。最近は仕事を一緒にする可能性のある大人たちとの雑談が多いため、かなり参考になった。啓発本あるあるとして、書いている内容自体は結構あたりまえに感じる。以下にまとめる
・まずはアイスブレイクのために自己開示から始める。
・開示するには知る必要がある。お互いの価値観・信念・希望を意識する。
・雑談の最終目的は仕事の締結。そのためにお互いの尊敬と信用を構築する必要がある。
・異業種について聞くときは、今のトレンド、大きなトレンドサイクル、商売形式のパターンがいい。これは自己開示でも興味をひきやすい。
・相手の価値観・信念・希望を知るための質問は、仕事を通じて得たいもの・それが必要な理由・いい仕事の定義・なぜ今の仕事にしたのか・去年と比べた変化・あなたの強みは・今欲しいものは

ひとつひとつの内容は、そりゃそうかって感じなのだが、やはり立場のある著者が書くと説得力がある。既に知っているようなことでも、復習による定着に意味がある。ビジネスシーンの雑談という狭いジャンルだが、黄金律を学べた気がする。


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