「ジャンプに作品持ち込みができる、だと…?」コミティア144に初めて行って味わった“ガチ感”
5月5日、東京ビックサイトで行われたコミティア144。
年末のコミケは何回か行ったことがあるのだが、同じ場所(規模はコミケより小さめ)で行われるコミティアには行ったことがなかった。
火丁(あかり)さんの作品を買ってみたいと思っていたので、当日朝行けそうだとわかってから、行動に移すまでさほど時間はかからなかったーー。
この記事では行ってみてわかったコミケとの違いなどを中心につらつらと書いていく。
(火丁さんの作品についての記事は→こちら)
・入場料がかかる(カタログなしでも)
コミケと違って、入場料かかるんだーと思ったら、コロナ禍の影響でコミケも人数制限のため有料チケット制になったそう。なので今はこれは同じ。
コミティアではカタログが入場チケット代わりになるとのこと。
そこで事前販売をしているメロンブックス、とらのあなに攻め入って見たのですが、なんとどちらも完売とのこと。そういうもんなんだ。よく考えたら当日買い求めるやつなんていないのかもしれません。
半べそをかきながら、ゆりかもめに乗ってビックサイトに向かうと、どうやらカタログは売り切れ。まじか。1000円を払うと、入場券代わりの緑色のリストバンドをもらい、これで入場することができました。
・コスプレはしません
場内を見渡すと、東ホールの半分ほどが使われており、屋外エリアは何もイベントがありません。
コミケだとコスプレイヤーさん&カメラの数々がいる印象ですが、屋外エリアがゆったりと春の陽に照らされているのが印象的でした。
まとめサイトなどにも記されていますが、コミティアでは二次創作ではなく、あくまでオリジナル作品の販売をしています。オリジナル作品で勝負するという気概を感じるイベントなので、既存作品を前提にしたコスプレが登場しないのもうなずけます。
・コミックのガチ感
マンガ出版社が持ち込みブースを設けているのも印象的でした。これは、自分が書いたネーム、作品を編集者が見るというもの。
それこそ漫画で描かれるのは出版社に物理的に持ち込む場面だったりしますが、出版社の担当者がわざわざここに来てブースを設けるほど、このイベントには「原作」を描けるマンガ家が集まっているんですね。ジャンプ系列媒体や竹書房、リイド社など会社、編集部もさまざま…コミケにもあるのかもしれませんが、会場内で目立っていたので、目にとまりました。
・コミック以外もあるよ
アクセサリーやちょっとしたグッズを売る出店者さんもいました。そして冊子も漫画だけでなく、文章メインの方も多く、「コミティアって名前だけど、別にコミックじゃなくてもいいんだ」と思わされました。って、よく考えたらコミケもそうか。
コミケで筆者がいつも目当てにしている評論エリアもコミティアにはあり、ニッチすぎるブースに思わず立ち寄ってしまったりしました(個人的に好きだったブース↓、ツイートはコミケ用)。
あと、コミケで以前見かけた公園遊具写真家さんもブース出したりしてました。
・立ち読みコーナーがある
各ブースの新刊本を集約して、大きなテーブルに平積みにして自由に読める立ち読みコーナーもありました。各出店者さんのブースに行くと、どうしても会話しないとなーと思えてしまう質なので、いいなと思いましたし、今回カタログがなく、地図のない旅となった自分としては、気になる冊子から立ち寄りたいブースに目星をつけることができたのでよかったです。
・穏やかな雰囲気
コスプレなどもなく、コミケに比べると人の流れが単純なのと、サークル総数も少ないため、施設内の飲食店もコミケほど馬鹿みたいに並ぶということはありませんでした(スタバもモバイルオーダーで普通にすぐ飲み物が来ました)。
コミケに比べて年齢も少し高めで、スタッフが大きな声を張り上げることもなくかったです(少なくとも自分が行った午後は)。
コミケは何日かに分けてジャンルを限定して開かれますが、コミティアでは1日で一堂に会します。
なので人混み嫌いだけど、いろんな創作に直接ふれたいという方はコミティアを初手にするのがオススメなように思いました。
では、れいすいきはどんな戦利品を手に入れたのか。それは…
<戦利品編へ続きます>