奇跡の1日を振り返る「静岡県掛川世界平和、地震・噴火鎮め祈願祭」
令和4年9月3日、朝10時
広島駅から掛川に出発した
のぞみ16号で名古屋へ、そこからこだまにに乗り換えて掛川へのルート
大きなスーツケースを持っているため、一番後ろの3席シートの窓側指定席に座りAirPodsをして音楽を聴きながらkindleで「22世紀の民主主義」という本を読んでいた
岡山に到着すると、通路側に50代くらいの女性が腰を掛けた
神戸のあたりでその隣の女性が話しかけてきた
音楽を聴いていたためよくききとれず、耳からAirPodsを取り
「どうしました?」
と聞くと
「この新幹線は東京まで行きますか?」
とカタコトの日本語で不安そうに話しかけてきた
「東京まで行きますよ、最後が東京だから乗っていれば大丈夫です」
と答えると安心した表情をした
その後、その女性が大きなタブレットを出し、
「これ見てください」
と家族の写真を見せながら家族の紹介し始めた
急なことだったので、女性の顔をみて目があうと
「私だれかと話していないと不安なんです、話しても大丈夫ですか?」
と、不安そうな表情をしていた
なんとか少しでも不安が和らげばと思い
「お話しましょう」
と笑顔で答えた
娘さんが東京で働いており、レディガガのコンサートを一緒に見に行くこと
安室ちゃんやマイケルジャクソンが好きなんですとPVを一緒に見たりして
小一時間ほど会話を楽しんで名古屋で別れた
祈願祭のスタートはそんな光景から始まった
13時半
掛川駅に到着し、掛川グランドホテルに到着しチェックイン15時からチェックインのため、荷物を預かってもらおうとしたがすでにお部屋を準備していただいており、早めにチェックインができた
14時
この度の主催者とホテルのロビーで待ち合わせ、車に乗って明日の祈願祭の場所を決めるため、ホテルから30分ほど走った海岸へ下見に行った
道中、細い道、草だらけの道を突き進み、主催者さんの実家近くの海岸へ到着した
晴れているが沖縄に来ている台風の影響もあり、波は高く風も強い
明日祭壇に備える榊などが飛ばされるのではないかというほどの風で、禊も体まで浸かることは難しいだろうと感じた
1箇所だけでなく、他の場所も見てみようとここから少し西に行った場所にも下見に行った
その場所は車を止めてから海岸までが遠く、また波や風も変わらず強かったため、主催者さんが慣れている場所で行うことが良いだろうと感じ、最初の場所でお祭をすることに決定してホテルに戻った
16時30分
趣意説明のため10分前にホテルの会議室に入った
今回参加される10名の方々がこられ、初めましての方もおり、挨拶を交わした
16時30分となり、主催者の方に地震鎮めの趣意説明、私からは地震鎮め祈願祭の歴史や地震のメカニズムについてお話をした
趣意説明
約50年前から、新しい時代への移行の前に、巨大なクラッシュが予想されていました。2011年3月の東日本大震災をきっかけに、天災と原子力発電所の事故を含む政治、経済の混乱などの人災によって、日本は最大の国難に遭遇しております。10年たった現在もなお、放射能や核物質がたれ流しの状態で、復旧の目途はたっておりません。この大難を目のあたりにし、その上巨大地震の襲来が予測される中、何もせずに手をこまねいているわけにはいきません。
日本は「砂山列島」と呼ばれ、海底の4枚のプレートがぶつかり合い隆起してできた地層の弱い島国です。そこに住む私たちはいつも天災の脅威に晒されています。特に、南海トラフ地震は大地震となる可能性が高く、50年以内に発生する確率は90%以上と言われております。
地震をはじめとする自然災害は人々の争氣争因に呼応する形で起こります。人々が個人主義に陥り、他を思う心を忘れることが争氣争因となり、大難を引き起こします。
まずは私たち一人一人の心の中から争氣争因を取り除くこと、そして心の豊かさと自然な生活をすること、安全、安心、平和な世の中を真に願う人々が増えることで、地震をはじめとする自然災害による大難が中難、中難が小難となっていきます。
そのため、この祈願祭により心をひとつにし、祈り力をもって、争氣争因を鎮め、静岡県掛川の地に月晶を奉納し、自然と調和することにより、南海トラフ地震が鎮まるようお祈りいたします。
「地震鎮め」の活動に参加している人々は、何かの役に立ちたい、誰かのために何かをしたいという純粋な善意と真心から立ち上がった人達で、特定な宗教、政治結社、思想団体とは一切関係はありません。費用はすべて自己負担で賄われています。
「地震鎮めの活動」のメンバーを見かけた方はぜひお手助けをお願いいたします。
最後に、日本は雛形の国と言われており、日本で起こることは世界で起こると言われており、日本の安定は世界の平安、そして恒久平和へと繋がっていきます。静岡県掛川平和、地震・噴火鎮め祈願祭にて祈り力を合わせることにより、日本を目覚めさせ、世界中の目覚めを起こし、万華静謐となるようお祈りいたします。
地震鎮め祈願祭の歴史
地震鎮め祈願祭とは、和氣先生が27歳の時に伊豆半島にて行った今井浜群発地震の鎮静化の祈りから始まった
2011年11月には、東日本大震災の後、その地震と同規模の余震が予測されていたことに対し、インドにて48名の有志とともに祈願を行い、その後日本全国75か所に七星陣を奉納した
2016年には富士山にて127名の有志が集い、地震、噴火鎮めの祈願祭を執り行った
その後は
2017年 知多半島
2018年 高知県桂浜
2019年 南紀白浜
2020年 鎌倉材木座海岸
2021年 宮崎県日向灘
と続いている
そして今回は和氣先生が50年以上毎年続けているこのお祭を、新しい世代で引きついでいかなければならない
今回のお祭はその第一歩として、和氣流開明学を学んだ有志を中心に、新しいエネルギーでのお祭が始まる
新たな歴史の1ページが開かれる予感がした
地震は天災か?人災か?
地震、噴火は天災のように見えるが、人の争氣争因が災害を引き起こすこと、そして人間がいかに自然と共栄共存することが大切かを話した
宮城県仙台市に浪分神社という神社がある
名前の通り、波を分ける神社であり、過去の大津波を伝える伝承が残っている。その伝承は自然と先祖からの教えであり、そこにある神社の存在を紐解いてみれば、それ以上海岸に建物を建てては危険だという教えであると解される。
それを人の欲でもって自然を侵し海岸を埋め立て、家や工場を建てた結果、そこに津波が押し寄せたことは天災なのか?人災なのか?
人が自然と対話すること、先祖と対話することがいかに大切であり、生かされるのか、今を生き、次の世代につなぐものとして改めて考えなければならない
地震のメカニズム
地震がどのようにして起きているのか?
これはインターネットで調べるとたくさんの情報がでてくるため、詳細は各自調べていただきたいが、日本という国は世界有数の地震大国である
日本列島のまわりでは北米プレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートの4つのプレートがぶつかりあっている特殊な場所で、このような場所は世界のどこにもない
地震のメカニズムを知ると、日本という国はここに存在しているだけでも実は奇跡的なことなのだ、地球に生かされているのだと知ることができる
地震・噴火鎮め祈願祭の祈りで地震・噴火は止まるのか
祈りにより地震は止まるのか?
私の答えはノーである
地球は生きている
地震は自然現象であり、地震が止まることは地球が止まることと同意
地球が止まることは全ての生命が止まることである
私たちはその地球自体の生命活動に生かされている
では、何のために祈るのか?
地震・噴火鎮め祈願祭とは、地震を止める祈りではなく、地震・噴火のエネルギーが分散化することを祈願する祭である
大難を中難に、中難を小難に、小難を無難にしていく祈り
地震のメカニズムを知り、エネルギーを分散化させるという話をするのは、意識を合わせてお祈りすることであり
意識を集合させ祈ることが奇跡の仕掛けとする
1時間半程度、このような話をさせていただき、趣意説明の会は終了した
その後、夕食を済ませ祭主さんとスタッフと、祝詞の振り分けの最終打ち合わせを私たちの部屋で行った
和氣流のお祭りは、神主のみが祝詞を奏上するのではなく、ひとりひとりお役目をいただき、祝詞の奏上をする全員参加のお祭りを執り行っている
祝詞の振り分けを考えながら、なぜこの3人と一緒に話しているのかを意識していると、普段は私と妻がさせていただいているお祭の司会(司祭)と先導をスタッフにやっていただいてはどうかと提案した
2人は少し緊張した面持ちだったが快く引き受けてくださり
「部屋に戻ったら予行演習します」
と張り切っていた
今回のお祭は今までと違い若い世代での初めての祈願祭
祭主を中心とした新しい祭りの形が整ったように感じた
全体の割り振りと、一通りの流れを確認して解散した
その後お風呂に入って10時すぎだったと思うがすぐに就寝した
奇跡のはじまり
9月4日早朝3時15分
自然と目が覚めた
あたりは暗く、まだ集合までは時間があるが、何かのメッセージが来るかもしれないと少しボーとした意識で瞑想していると、小さな女性らしい龍が見えてきた
そこに、
「この龍を大切に育てなさい」
というメッセージが降りてきた
今回の祭主さん(女性)を始め、参加させる方々はそれぞれが小さな龍で、これから育ち大きな流通をもたらすのではないか
この祭りがそのきっかけになっていくのではないかと感じた
4時25分
ロビーに集合し、皆無事に起きられたようで時間通りにバスで出発した
あたりはまだ真っ暗だったが、30分くらい先の海岸に走っている道中で少しずつあたりが明るくなっていった
バスの移動中に司祭より祝詞の割り振りが皆さんに伝えられた
私はその間、今日の祈願祭が無事滞りなく終わり、祈りが届きますようにと、「顕彰大神通力」という真言を唱え続けた
5時
海岸に到着して海岸に降り立つと、上下白の服装をした若者を発見した
祭主の息子さんが一緒に参加するため待っていた
5月に広島で会って以来の久しぶりの再会
上下白の服装の若者の姿は、何にも染められていない純粋な、そして大きな可能性を秘めている龍のように感じた
海辺に向かって歩いていくと、昨日の暴風はどこへやら、驚くほどに風が穏やかなのに気がついた
波も昨日よりは穏やかになっており、この日を祈願祭の日と定め、自然が祈りの場を準備してくださっているかのようだ
その若者が、
「今日は海がいつもよりきれいで澄んでいます、いつもはもっと濁っています」
と海を見ながら話してくれた
すでに何か不思議なことが起きているのを感じていたようだった
5時20分
予定通りお祭りに準備が整い司祭の「只今より…」と気合の入ったずばらしい声でお祭りは始まった
朝日が昇り始め、少しずつ明るくなってきた
祝詞は進み、真大神の祈りを終え、真大神へのお願いを奏上した時、奇跡が起こり始めた
南の空から虹が出始めた
昨日も今日も雨は全く降っておらず、想像もしていなかった虹の出現
(自然が祈りに呼応している)
その虹を見ながら、思わず涙がこぼれた
祭主が日の神の祈りを奏上した時にさらに虹がはっきりと姿を現した
日の神の祈りを祭壇の前で奏上していた祭主さんも虹に氣がついたようで、胸に手をあてて涙を流しながら奏上している姿は、女神が天からの祝福を受けているようなら神秘的な姿たった
虹と朝日に見守られながら祈願祭は順調に進み、禊及び月晶奉納の儀となった
昨日よりは波が高くないとはいえ、通常よりも台風の影響で高いこともあり、足を浄める禊とした
天の鳥船運動を行い、お神酒で足を浄め、海岸手前までいく
氣合いをいれて
「顕彰大神通力」
と唱えながら海へ入っていく
海の中では皆が無事に禊を終えられるように祈った
波の引く力は足首まででも相当な強く感じる
波と共に足が地中にうまり、安定させ、足の裏から地球のエネルギーが湧き上がってくるのを感じた
そのエネルギーが全身に駆け巡り、地球と一体化し、地球の一部となったように感じ、何とも言えない心地よさを感じた
各人が3つの月晶(げっしょう)を持ち、3~5分くらい海の中で「顕彰大神通力」を唱え
1,世界が平和でありますように
2,日本列島の地震のエネルギーが分散化されますように
3,富士山の噴火のエネルギーが分散化されますように
この3つの願いをかけて海に奉納した
※月晶とは水晶に月の氣を宇氣比(うけひ)をした御神器
禊を終え、天の鳥船運動を行った後、神前にもどり祈願祭は無事、滞りなく終了した
終了後、皆さんの顔を見渡すと、一様に満面の笑み
その笑顔に癒されるように涙が出てきた
祭主さんに一言お願いすると、涙を流していた
感動と感謝の祭り、虹が出た奇跡
ご自身がされている事業の屋号に「イリス」(ギリシャ神話の虹の女神)とつけていて、虹にご縁があるを話してくださった
このお祭りで虹が出現したのは、祭り主さんの器に反応したのだと確信した
参加者一同が心を合わせ、発心(ほっしん)で行われたお祭り
それだけでも奇跡だが、自然は本当に粋な知らせをしてくれる
あらためて
人は大自然に生かされている
その感覚に触れると、本当の自分とは全体であり
また、全体をつくる一部である
この感覚の中に大いなる自由を感じた
「集団聖者」
まさに今回集まった11人にふさわしい言葉
ひとつの意識を構築し、宇宙根元に届ける
この意識と体験は参加した皆の心に種として宿り、祈りによってやがて芽が出て大きな花が咲く
それが世界平和、地震・噴火鎮静化の道となる
そう思わせてくださった有志に感謝を送りたい
世界平和、地震、噴火鎮めの祈りはこれからも続いていく
この奇跡の体験をひとりでも多くの人にしていただきたい
この記事を読んでくださった方とのご縁が繋がることを願っている
山名令修