会社が倒産する経営者の特徴
霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。
今回は「会社が倒産する経営者の特徴」というお話です。
これまでに様々な経営者とお会いする機会がありました。
業績好調で成功されている経営者はもちろん、倒産寸前や倒産した経営者など、何人もの経営者とお会いしてきました。
だからこそ分かるのですが、経営者のエネルギーは、会社のエネルギーそのものであるということです。
つまり、成功されている経営者には、成功するだけのエネルギーがあります。
よく「あの人はオーラがある」という言葉がありますが、まさに、この表現がピッタリなエネルギーを持っています。
その逆に倒産してしまう経営者には、倒産するような暗いエネルギーがあるということでもあります。
灰色の煙のようなエネルギーで覆われているようなイメージです。
そして、会社が倒産する経営者には、ある共通した特徴があるものです。
では、その特徴とは何でしょうか?
そうならないためには、氣をつけるべきものとは何でしょうか?
今回は、そのあたりについてお話をしてまいります。
結論から申し上げます。
会社が倒産する経営者は「自己中心的」です。
しかし、この「自己中心的」のすべてが悪い訳ではありません。
むしろ、「自己中心的」というのは、経営者には絶対的に必要な要素でもあります。
「うーん、よく分からない」
「悪いの?良いの?どっち?」
「自己中心的じゃない経営者なんているのかな?」
もしかしたら、あなたは、こんな疑問を感じているかもしれません。
では、こんな経営者がいたとしたら、あなたはどう感じるでしょうか?
・社員の意見には耳を傾けない
・イエスマンばかりを集めたがる
・自分は常に正しいと思っている
・うまくいったら自分の手柄
・うまくいかないのは社員の所為
・方針がコロコロ変わる
・優柔不断で自分で決めることができない
など
あなたはどう感じられましたか?
「ブラック企業の典型だな」
「あー、いるかも、こういう経営者」
「子どもみたいだな」
そうなのです。
つまり、悪い意味で「自己中心的」ということです。
そして、これが会社を倒産させる経営者の特徴なのです。
自己中心なのに、自分で決めることができない優柔不断さがあり、手柄は自分のものにして、ミスやトラブルはすべて社員の所為にするような経営者です。
これでは、そこで働く社員はたまったものではありません。
そして、優秀でよい社員ほど離れていきます。
最終的に待っているのは「倒産」です。
これが悪い意味で「自己中心的」な経営者の特徴です。
では、よい意味で「自己中心的」な経営者とは、どうなのでしょうか?
それは、この一言あらわすことができます。
「揺るぎない自信を持っている」
これです。
経営者は絶対的に自信を持っている必要があります。
そして、自信があるからこそ、氣持ちに余裕が生まれ、たとえ自身に対して批判的な意見や苦言であったとしても、聞き入れることができるものなのです。
そのうえで冷静な判断ができるのが、よい意味での「自己中心的」な経営者です。
そして、そのような、よい意味で「自己中心的」な経営者は、ビジョンを持っているものです。
逆にビジョンを持っていない社長というのが、悪い意味で「自己中心的」な経営者であるという事でもあります。
では、そもそもビジョンとは何でしょうか?
私が考えるビジョンという定義は「軸」です。
つまり、その経営者が事業をしている「目的」になります。
「自分がこの事業をやっているのは、こんな世界を見たいからだ」
これがビジョンです。
ビジョンというと難しく考える人が多いものです。
しかし、簡潔に言うと、上記の言葉になるはずなのです。
「自分がこの事業をやっているのは、こんな世界を見たいからだ」
つまり、このビジョンを達成することが、事業の目的であり、「軸」であるということです。
このビジョンを実現するために会社をつくり、そのビジョンに共感して集ったのが社員ということになります。
しかし、このビジョンが無いと、どうなるでしょうか?
社員から、このような言葉が出てきます。
「うちの社長が考えていることが分からない・・・」
これです。
だからこそ、ビジョンが必要なのです。
ビジョンがあることで、会社が一丸となって、目標に向かって突き進むことができるようになります。
しかしながら、だんだんと経営者自身が、そのビジョンを崩してしまうケースが出てくることがあります。
そうなると、どうなるのか?
「社長、このビジョンを実現するために会社を創ったんですよね?」
という感じで社員が疑問を持ち始めます。
分かりやすいのが、金儲けだけに走ってしまう経営者です。
「ビジョンなんていいんだ!儲かるかどうかが重要だ!文句あるか!」
このような状態になると、どうなるでしょうか?
実は、そのような経営者の会社は、最終的に倒産しています。
実際に、このようなケースで倒産した経営者にお会いしたことがあります。
ものすごく意氣消沈していましたし、氣の毒だなと感じました。
しかしながら、その状況になっても、まだ分かっていないのです。
「いや、悪いのは俺じゃないんだ」
このように、倒産したことを人の所為にします。
このような経営者は、なかなか再起できないものです。
そして、再起して大復活を遂げる経営者は、必ずこう言われます。
「あの時、悪かったのは自分だ。だから、これからは人の話をもっときちんと聴こうと思う」
これこそが、エネルギーの違いなのです。
繰り返しますが、会社を潰す経営者は、悪い意味で「自己中心的」です。
人の話は聞かない。
自分の掲げたビジョンを無視する。
自分さえよければそれでいい。
これです。
そうはなりたくはないものです。
「自己中心的」であることは、経営者には必要な要素ではありますが、そこは、やはり良い意味で持ちたいものです。
それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。
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