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霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「天職と適職とはどう違うのか?」です。

あなたの天職とは何でしょうか?
そして適職とは何でしょうか?

これに即答できる人は、そう多くはいないものです。

むしろ、ここに悩みを抱えている人が多いものです。

では、そもそも天職と適職とはどう違うのでしょうか?

それが分かりやすい人物がいます。

誰かというと「ムツゴロウ」さんです。

本名「畑正憲」さん。

北海道の広大な土地に「ムツゴロウの動物王国」を築き、ここで多くの動物を飼育しながら独特な生活を送っておられました。

ヒグマとの生活を描いたエッセイや動物保全の現状を描いたルポなどで、文壇での成功をおさめられています。

この活動に共鳴をした若者たちが加わり、共同生活が始まります。

その後、この共同生活がテレビ番組として取り上げられ、シリーズ化されて人氣番組になります。

もちろん「ムツゴロウ動物王国」は原則非公開です。

そのようなところもあり、北海道での「動物王国」運営のノウハウを生かし、「都会の人々に動物にふれあってもらう」というコンセプトで、2004年に東京サマーランド内に観光施設としての「東京ムツゴロウ動物王国」を開園します。

もちろん、北海道の「王国」は存続しています。

しかし、一部のスタッフや動物が残留するのみとなりました。

開園後、順調に行くと思われていましたが、集客は伸びず、赤字は膨らむ一方でした。

そして、2006年に、とうとう、その時が訪れます。

「ムツゴロウ動物王国」の運営会社であるグローカル21社が経営破綻します。

負債総額は、なんと8億円。

その後、運営の主体を、ムツゴロウさんのプロダクション「ムツプロ」に暫定的に移されますが、業績は伸びず、翌年2007年に閉園となりました。

最終的に活動発祥の地である北海道へ戻ることになります。

「東京ムツゴロウ動物王国」の運営資金を、個人保証で借り入れていた関係もあり、ムツゴロウさん個人として3億円の負債を背負うことになります。

しかし、この3億円の負債を8年間という短期間で完済しています。

その方法は、なんと「麻雀」であるという「伝説」があります。

もちろん、「伝説」なので、実際の返済方法は、執筆・講演活動が中心です。

しかし、そのような「伝説」が誕生したのにも理由があります。

実は、ムツゴロウさんの麻雀の腕前は「超プロ級」です。

「日本プロ麻雀連盟」の相談役も務めるほどです。

あくまでも麻雀は趣味だそうですが、その腕前はプロの雀士を遥かに超える腕前です。

それまで、麻雀の段位というのは9段位まででした。

当時、既に最上段位の9段位だったムツゴロウさんですが、あまりにも強すぎたので、他の9段位の人との違いを示す目的として、タイトル戦として10段位をつくる話になったそうです。

そのようにして出来た最高位の10段位ですが、その10段位に初めてなったのもムツゴロウさんでした。

その強さの秘訣をインタビューで聞かれた時、本人が言われたことが、まさに天職と適職の違いをあらわしています。

ムツゴロウさん曰く

「動物の原理に比べれば、麻雀の原理なんて大したことありません」

と語られています。

まさに、天職とは人生を賭けて挑んでいくものです。

そして、だからこそ経済的には失敗する可能性が高いといえます。

つまり、ムツゴロウさんにとっての天職とは「動物王国」です。

現在も人生を賭けて「動物王国」を運営されています。

そして、適職とは「麻雀」や「作家」としての活動になります。

この天職と適職のバランスが取れているからこそ、天職が輝くのです。

そして、天職を適職が持つ経済力で補っているのです。

これこそが、まさに天職と適職の違いであり、人生における最適なバランスのとり方といえます。

この記事をきっかけに、あなた自身の天職と適職がみつかりましたら嬉しく思います。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。


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